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134/202(合計:2013件)
池玲文
ふばば
ネタバレ
いや〜マジに「媚の凶刃」カッコいい! まずヤクザの抗争ものとして、スピード感も迫力も満点。 そこにプラスしてあんなに甘くてエロいカブニラの恋愛模様が読めてしまう。これは読み応えが2倍にも3倍にもなります。 本作「媚の凶刃2」では、ついに邵堅(シャオチェン)・佐川との直接対決のド迫力シーンが続くので、ページをめくる手が止まらない。 その分、かなり血生臭いので苦手な人は注意。 邵堅がいかにも…
…というのは、元々「媚の椅子」は読んでて、その後単発でポツポツ読んでいたから、シリーズ通して知ったつもりになっていたのですが。 今回本作「媚の凶刃1」を改めて読んでみたら…なんと加賦と韮沢の本当の始まりである「番外編」を読んでなかった事がわかった… …この衝撃。この2人のこんな始まりを知らずして、私は「媚」を知ったつもりになっていたのか⁉︎ いや、今からでも読めてよかった。そこを今知って、ま…
2008年発表か… この「媚の椅子」という短編が、加賦と韮沢の物語の始まり。 いきなりの拷問椅子で、ヤクザの抗争で口を割るの割らないの、のリンチシーン。 だが、責めている加賦と、リンチされている韮沢は… 死ぬことなど何も恐れていない韮沢の恋心に恐れを抱きながらも、もう手放すことなど考えられないほど自分も執着してしまっている加賦。この2人の閉じた関係性がこの短編の短さで描き尽くされている。 …
寿たらこ
うーーん、謎が全然解けないですね… 私は「不気味」な話が好きなので、謎が謎を呼ぶストーリー展開は悪くないと感じています。 9巻から出てきた棟蛇壱星x金森のカップリングは、この2人がどうこうというより「巻尾」の謎につながっていたわけで、7巻・8巻あたりで巻尾に感じていた違和感がここにきてその意味を現し始めたのか?とゾクゾクする感覚を味わいました。 が、問題はその謎が複雑に絡みすぎていて、本当に…
剛しいら 小山田あみ
「エリート警部x犯罪心理分析官のセクシャル・スリリングLOVE」の帯通りの、2時間TVサスペンス的なお話。 私は元々こういうの好きなので非常に面白かったです。 攻めの陵(みささぎ)は、絵に描いたような3高のイケメンエリート。 一方独特なのが、受けの犯罪心理分析官・空也(くうや)の造形。 BLの多くでこういうカップリングの場合、分析官はクールビューティなツンデレ眼鏡のイメージ。 だけど、ア…
小野塚カホリ
4作品プラス超SS1編の収録。 「らしゃめん」 貧しい農家の四男坊が横浜の商家に養子に出され、イギリス人の貿易商と出会って身を持ち崩していく…という話。 話が進むにつれ、どんどん彼の境遇は落ちていく。 M趣味のエドワードに引きずられるようにアヘンをやり、エドワードと共にSMパーティに出て… しかし賞味期限の切れた彼の行く末は。 少年の転落物語なのか、異国趣味の耽美系ともいえるバッド…
BLどうこうというより、マンガとして面白い1冊。 そして装丁が素晴らしい。今こういう表紙って全く見ませんが、色合いといい字のぼかしといい、何か怖く甘さのない雰囲気が好みです。 「夏が来れば思い出す」 「深夜少年」収録の「息もすんじゃねえよ」の続編。 修二の仕事仲間、漫画家の沓澤が主人公。 沓澤の憧れの漫画家・池谷さんは、生まれつき心臓が悪く、時に発作も起こしていた。5年前アシをしてい…
今市子
久々に読み返して、やっぱり笑いました。 本作は「BL」というよりもゲイのいる家族の風景、というかファミリーヒストリーというか… 家族、をコメディタッチに描いた作品です。 主人公は20才の原嶋直人。 両親は5才の時に離婚。原因はパパがゲイに目覚めたから。 そして今、離れて生活していた父親が「再婚」するという。相手は勿論男性。養子縁組を決意したのである… …という冒頭。 そしてそのお…
雲田はるこ
(2)はレビューしたけど、こちらは書いてなかったので。 読み返してみれば、こちらも随分とシリアスだった… 苦味とサクマさんの出会いと愛の始まりを描く「陽当たりの悪い部屋」は、昭和の文芸映画でも見てるような感覚を覚える。 親に売られて。 ヤクザにカラダを仕込まれて。 ゲイAVに強要。 だが2人きりの時間の中で情がうつっていく… 何より「苦味」って名前がすごい。逆キラキラネーム。地獄ネー…
語シスコ
4人のゲイ友たちそれぞれの恋物語オムニバス、プラス真面目な先生とおバカ生徒の恋のお話の2編収録。 表題作。 比較的ディープさは薄く、おかしみもあってシスコ作品として非常に読みやすい。 表紙の4人は年も職業もまちまち。しかしなんでも話せる一生のゲイ友で、たまにカフェで集まってはガールズトークならぬゲイトークを楽しんでいます。 30過ぎて俺はもうイケてない、なんて悩む医者の駿。 運命の出…