ふばばさんのレビュー一覧

東京戦慄奇譚 コミック

夏の夜にどうぞ

夏にぴったりのホラーアンソロジー。
6作品収録。

以下、ざっと収録順に。(作者様敬称略)

「きみが待つ部屋で」加藤スス
主人公はフードデリバリーの青年。
お得意様の部屋で、届けた商品が宙に浮くのを見てしまい…
仲良くなっていく2人。霊は「部屋」に憑いているから、と自分の家に招くけれど。
私これよくわからなかった。
はじめは部屋だったけど次第に本人に憑いたってこと?ただの霊じ…

6

クワイエットライフクライシス コミック

由元千子 

流されて…

ノンケなのに。
おねえちゃんのいる風俗店だったのに。
なぜかキャッチの男に前立腺を弄られて。
そのままその男に懐かれて。
…というお話。

主人公はお疲れのリーマン・千央(ちひろ)。
グイグイ距離感を詰めてくる大慈があまりにも人懐っこいせいか、断るタイミングが全く掴めずにズルズルとペースに飲み込まれていきます。
まあ大慈も単にノリが軽いという感じなので千央ともども「まあいいか…」的…

0

よそはよそ、ウチはウチ 2 コミック

北上れん 

ありがとう。おめでとう。

ぐわ〜‼︎
諦めてた「2」が来てくれたぜよ!ありがと〜‼︎
ついでに前巻も電子で買い直しました!

さて勇んで実読!
ブランク全く感じず、一気に2人の空気感を思い出し、浸りました。
イチャイチャはしてたけどそれでもギリギリの線はあった、しかしいざ本気のチューをされてしまえば、そりゃーギクシャクしますよね。
…という感じで、「2」の中心は2人とも自分たちの新たなフェーズにアタフタ/ジタ…

2

運命だけどあいいれない コミック

永条エイ 

素晴らしい萌えとキュン

これは大良作でした。
表紙とサンプルで絵がとても綺麗なので購入したのですが、グイグイ引き込まれました!そして何度も読み返してしまった。
ストーリーとしては正直それほど目新しくはないのです。
また、攻めも受けも仕事が出来てイケメンで、オレがオレがのケンカップルの攻め攻め攻防になってもおかしくない。
まあそうだとしても絵柄の美麗さで十分良作として読めると思うわけですが、本作は際どいところで嫌味…

6

心霊メイト コミック

鹿乃しうこ 

心霊詐欺から始まる怖い話

タイトルの「心霊メイト」からもわかる通り、ちょっとホラー/オカルト系の作品。

冒頭は、死んで霊になってしまった双子の弟と組んで「除霊詐欺」をしてる設定で、なんだコミカル系か…と思って読んでたんです。
しかし。
読み進めるとこれが思いの外本当に怖い話に変貌していく。
主人公としては、弟・ユウの霊だけ見える陰キャ兄のレン。
詐欺の時に本当に霊感を持つ朔という青年に出会って、ユウが悪霊にな…

3

玉の輿ご用意しました 4 コミック

栗城偲  高緒拾 

愛と信頼が溢れる4巻目

4巻目。

冒頭からいきなり甘々な恋人同士の熱烈Hシーンから。
内容は完全に3巻からの続きで、青依が本社の秘書選抜のための研修を頑張っているところです。
が、物語の「転」的な波乱展開が!
…という感じで、なんと印南と青依の関係が週刊誌に載ってしまう!
当然社内では色眼鏡。特に秘書研修に抜擢されたのは愛人だから?と思われるのはまあ当然ですよね。
青依への風当たりは強い。でも青依は心を強…

1

特務刑事オメガパンチ オルガスムスの幻肢痛(3)(合本版) コミック

りーるー 

フェロモン犯罪の解決は…⁉︎

電子合本版の(3)です。
電子分冊版の11〜16話を収録。そして、ここにて完結!

ベータのバディ・三好が、オメガの魔女・白木を味方にして遂に特務課に戻ってきた!
引きこもりの「メガネ」として「薬/ゼロブルー」に接近する高森!
危険に取り込まれていく麗を救えるのか⁉︎

…と、いよいよ事件の核心を暴く最終巻です。
全ての「犯人」・アオの正体。
関連する超支配階級の四門家と久生家の…

3

アルファ戦隊 アルレンジャー コミック

蛭塚タウン 

ブッ飛びオメガ戦士登場!

あるアンソロジーで「発見」した蛭塚タウン先生。
オメガバースものの2作品が収録されてるんだけど、2つとも超〜〜面白い!
誰のどのオメガバースよりも個性爆発です。

「アルファ戦隊 アルレンジャー」
子供の時に自分たちの村を襲った悲劇。その生き残りの幼馴染Ω3人組が、世の中のαに復讐するためにエロ・テロを企てる…
これがまあ抱腹絶倒なんだけど、そこに至るそれまでの悲しみや孤立感みたいなも…

1

獣王陛下と砂かぶりの花嫁 コミック

小石川あお 

愛情豊かなのに言葉足らずなんだから

おとぎ話と獣人という内容は、前作の「食べないの?おおかみさん。」の路線を踏襲しているようです。

物語はある国の獣人の国王陛下が、一見見すぼらしいキツネの少年を「番」として城に。
しかしキツネの子は贅沢に馴染めず、また王が言葉足らずで不安が拭えず、自分が王の「運命の番」ということを信じられない…
…というストーリー。
このキツネの子がも〜う不憫で健気で。
「砂かぶり」という名前からもわ…

1

食べないの? おおかみさん。 コミック

小石川あお 

潜んでいる切なさは

先生の代表作。さすがに素晴らしい。
内容は、森の狼男に捧げられた小さな男の子の「生贄生活」。

口減しで生贄になった太郎。
あまりにも小さくあまりにも痩せて。
狼男は太郎があまりにも不憫で「大きくなったら食べるよ」と言いくるめて、献身的に「育児」する。慈しむ。
太郎は屈託なく「いつ食べてくれるの?」
でも読者にはわかります。
おおかみさんは太郎を食べる気なんて全く無いこと。
優し…

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