文房具さんのレビュー一覧

カラーレシピ 1 コミック

はらだ 

はらだ先生が鬼才と言われる意味が分かる・・・

私は本編未読の状態でネタバレを読んでもあまり気にしないタイプなのですが、この作品はストーリー展開を知らずに読む方が楽しめる作品のひとつだと思います。

序盤は中盤ストーリー展開で惹きつけ、油断した終盤でネタバレが投下されるという読者を飽きさせない展開がすばらしいです!

「正しい事より、常識や空気感や慣習の方が重要なのか?」
はらだ先生の作品は、普段みんなやってる事だけど、でもそれちょっ…

7

にいちゃん コミック

はらだ 

問題提起が深かったです。

読む前は抵抗があったのですが・・・

「どうして子供の恋は恋と認めてもらえないのか」
「大人の男性が男の子が好きだという事は矯正されないといけない事なのか」
読んでみたら、問題提起がナチュラルにストーリーに組み込まれていてすごいと思いました。

また、主体的な悪という感じがなく、過去の経験からそうなってしまうしかなかった。と言う雰囲気も独特で感銘を受けました。

にいちゃん、ゆい、…

6

恋するインテリジェンス 1 コミック

丹下道 

一度は挫折したものの改めて読んでみたら神でした

この作品、買ってみたもののセリフが多すぎて一度挫折しました。

ですが、ネットカフェのマンガ棚に「このBLがすごい」コーナーがあって、そこで再度チャレンジしたところ・・・見事にハマりました。ここで読み直さなかったら永遠に面白さが分からなかったかもしれない。改めてプロモーションの大切さを知りました。

この作品に対して挫折した時の印象は、単なるエロなのでは・・・。だったのですが、よくよく読ん…

3

スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B コミック

永井三郎 

神作品

上巻は個人の努力でどうにかなるものに対してストーリーが展開し、下巻では同じ悩みを抱えていたそれぞれが、置かれていた環境によって運命の方向性が決まってゆく過程が描かれているように感じます。

ハッピーエンド。妥協した末に決心した幸福。行方不明など。それぞれの結論が出ていました。

三島、夢野、桐田先生は自分で選んだ方向にそのまま進んでいる印象でした。特に番外編も良かったので柳田先生が好きにな…

3

スメルズライクグリーンスピリット SIDE:A コミック

永井三郎 

絶句しかない

柳田先生以外の行動が全てが予想の斜め上を行くエピソードで、始終唖然としながら読みました。

主人公の三島は女装好き。
要所要所で三島の事を助けてくれる桐野と三島が恋愛するのかと思いきや、そんな事はなく三島と同士だったとは!
そして、実は夢野の方が三島の事が気になってたとか・・・。

結果、柳田先生は三島の事が気になってるって事以外すべてが予想外という展開でした。

名作だと思います…

4

花鳥風月 7 コミック

志水ゆき 

純粋な友情から始まる過去編は必見でした。

「オレと結婚してくれないか?」と書いてあるコミックスの帯を見て、「帯で、いきなりコレ!?」と思ったのですが、まさに単行本の前半でいきなりでした。

もしかしてこのプロポーズのきっかけは、財前の親代わりとも言える星川先生の先が短いかもしれないから、「俺がお前の家族になってやる。だからお前も俺の家族になってくれ。」という思いもあるのかな。

中盤からは吉利谷、財前、一見の過去の話になるのですが…

7

女体化した僕を騎士様達がねらってます ~男に戻る為には抱かれるしかありません! コミック

祈みさき  やかん 

続きが気になる三角関係。

電子で少し読んでみて気になっていました。

女体化だけがメインというわけでもなく、男に戻った後でもBがLしているので、新しいなと思いました(呪いのせいで主人公が男になったり女になったりします)。

女に手が早かったロイドが主人公アルトに恋をしてしまったようで、アルトが女体化しても男に戻っても、どちらでも変わらず好きなようです。もっとも女体化する前からアルトの事は気になっていたようでした。

3

ロマンティック上等 コミック

森世 

オメガバース初期の作品とは思えない。

オメガバースって『運命の番』という言葉に振り回される展開が一般的だと思うのですが、こちら、運命とかもうどうでも良くなる展開がすごいと思いました。

打算的な愛、純愛、恋愛・・・全ての要素が一冊に詰め込まれている感じで圧倒されます。

そして一見嫌なヤツだった駅人ですが・・・読み終えるとそうでもなく、またカバー裏の「もしも計がαで駅人がΩだったら」という話を読んで、駅人の事も大好きになってし…

3

手中に落としていいですか コミック

くれの又秋 

手中に落とされました(私が)

あらすじを読んでもあまり惹かれなかったのですが、おもしろいと聞いて読んでみました→見事にハマりました。続編があると聞いて大喜びです。

ゲイビデオのスカウトマン巳鹿島が、スカウトするはずだった新田に恋に落とされてしまう話なのですが、細かい設定がうまく生かされている感じがします。

新田の方が巳鹿島より身長も高いし体格も良いところとか、職業などの意外性が斬新で、二人の共通の趣味である同じ小説…

5

テンカウント 6 コミック

宝井理人 

連載当初から最終巻までずっとおもしろかったです。

連載開始から、こういうのが読みたかったと思っていました。途中、追いかけていると予想外にビックリし、エロがメインになったのかなと思ってガッカリした時期もあったのですが、よくよく読んでみるとエロと言っても思っていたよりもずっと深いお話でした。

とにかく中だるみせずに綺麗に終わっていて良かったです・・・良かったですが、新しい10項目のリストが登場したこともあって、新テンカウントの連載が始まらないか…

7
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