しのさんのレビュー一覧

毎日晴天!(3) 子供の言い分 小説

菅野彰  二宮悦巳 

勇太と秀の、親子の絆

勇太の過去が、想像以上に殺伐としていました。
寂しい幼少時代だったことはなんとなく想像していたんですが、こんなに荒んでいたとは…。

他に選択肢のない、逃げ場のない環境。
子供にとっては岸和田の町だけでもあまりに大きくて、外の世界に憧れる気力すら生まれないんですよね。

そんな中から引っ張り出してくれた秀との絆がキッチリと描かれるのはまだずっと先のお話なんですが、私は随分前に先に全部読…

0

クリムゾン・スペル 1 コミック

やまねあやの 

ファンタジーのBL初めてよんだ!

なんだこれ、面白いっ><
ファンタジーのBLって初めて読みました!

けどよく考えてみたら、BLという言葉を知らない中学生くらいのころから、綺麗な魔道師やカッコいい剣士が出てくるファンタジー世界には常にドキドキキュンキュンしていたものです。
あのころはなかった言葉ですが、きっとあの時の気持ちを今の言葉で表現すると「萌え~」だったなと思います(笑)

とにかくハヴィが素敵すぎる><
な…

3

真夜中クロニクル 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

凄い…としか言いようのない物語


また、なんちゅーもんを読ましてくれるんですか、凪良さん…。
言葉にできない読後感に、しばらくレビューもできませんでした。
本当に本当に、間違いなく、心に響く名作でした。

2人の子供時代から始まり、成功、挫折、痛み、そういうものすべてに対して、寄り添い合いながら向き合う2人のお話。

「相手に寄り掛かる」ことと「相手の存在を心の支えにする」ことは、似ているようでいて全然別物なのだと…

4

花扇 小説

剛しいら  山田ユギ 

神以上の評価はないですか、ちるちるさん!

と言いたくなったのは読後ずっと経ってで、読み終わった直後はただただ呆然としてしまいました。
言葉がでない…。本当に、ただただ呆然としてしまいました。

山九亭感謝の元に、師匠であり「座布団」で亡くなった山九亭初助についての本を書きたいという男が現れたのをきっかけに、お話は過去へと掘り下げられます。

初助の人生は、それはそれは壮絶です。
初助は感情の起伏を表に出さないというより、起伏が…

16

座布団 小説

剛しいら  山田ユギ 

すごい…としか言い様のない

ず~っとず~っと読みたくて仕方なくて、どうやっても手に入らなかった本です。
白泉社さんありがとうっ!ホントにホントにっ!!!

お話は、山九亭感謝の師匠、山九亭初助の訃報を知らせる電話から始まります。
だから、すべてが回想。
これが凄い。
もちろん普通に読んでも間違いなく神級の作品なんですが、物語がすべて過去のお話で、それを経て今の語り部たちがある、今の語り部たちはこんな経験を経て今過…

6

12時の鐘が鳴る前に(新装版) 小説

ひちわゆか  円陣闇丸 

強いシンデレラとヘタレな王子でした

私はこのお話はもう、朋也のまっすぐな強さにすべて持って行かれました!

可愛いんだよっ!
素直なくせに負けず嫌いで、何事にもいちいち真剣で、そのくせ時々突拍子も無いんだもの。
お中元の車海老を飼うとか、どんだけ可愛いんだっ!
食われたからってこれ見よがしに、庭にお墓を作るとか、その報復の仕方が妙に子供っぽくって愛しいよ~><

なんか沢山、萌えどころも好きなところもあったんだけどなぁ…

1

最悪 小説

ひちわゆか  石原理 

意地の張り合いもここまでくると天晴れ!

大人気ないにもほどがある(笑)
喧嘩の内容はまるっきりガキ!
「絶対こっちから連絡なんてしてやるもんか!」な意地の張り方もガキ丸出しなんだけど、何せ奴らは経済力のある大人なので、キレてやることには金がかかってるんですよね。
いきなり引っ越したりとか夜逃げしたりとかね。
けどもやっぱり、ガキの癇癪にしか見えないんだなぁ…(笑)

そもそも「仕返ししてやる」って発想が、既に小学生っ!
さ…

4

六本木心中 2 小説

ひちわゆか  新田祐克 

救いはあるんだろうか…。

ラストで呆然としました。

高見の転落が苦しくて、それを放置する結城が憎くて、ずっとずっと苦しい気持ちで読んでいくんです。
で、どう仕様も無くなったところで登場する宗にふっと癒される。
本当は結城と上手くいってほしいんだけど、宗と居る時間が穏やかで、そういうのこれまで高見は感じたことなかったんだろうなぁ…って思うと切なくて、もう幸せになれるんなら宗でもイイよ!と思ってしまう。
そしたらあ…

3

雫 花びら 林檎の香り(2) コミック

川唯東子 

やった~!

続くと思っていなかったから嬉しいww
エッチ増量で更に幸せ~~~!!!

今回はくっついた後の2人です。
相変わらず中川が大好きでラブラブしたい榛名なんですが、相変わらず中川はそっけない。
それでもめげないところが榛名のいいところでホント愛すべき男です。

こんだけ大好きだから中川さえ居ればいいのかというと全然そうじゃなく、蔵元ともちゃんと将棋友達やってるところが榛名の素敵なところで…

2

僕はすべてを知っている コミック

高久尚子 

チンコ万歳!

大真面目にバカをやると、こんなに面白い!

こんなに大爆笑しながら漫画読んだの久しぶりな気がします。
とにかくあっちもこっちもいちいち面白いです!

チンコチンコ絶世の美チンととんでもない回数連呼してますが、ちっとも下品じゃありません。だって大真面目なんだもんっ!(笑)

とにかく思考がチンコ中心(爆笑!)
ライバルが現れたら「僕以外にも彼の美チンに気付く奴が現れた」。
カルテを…

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