ayaayacさんのレビュー一覧

雨雫 コミック

碗島子 

閉鎖的な土地の風習をダークにせずホノボノまとめる新鮮さ!

碗先生の閉鎖的な田舎を舞台に、その土地ならではの風習をモチーフにした不思議なストーリーが大好きです。

●「雨雫」
祖父が死んで田舎に引っ越してきたサダオは、村人からは遠巻きに見られ、クラスメートも近寄ってこない。
でも灯だけは「サダオだけは特別なんだ」と近づいてくる。
その村になにが隠されているのか、これからサダオに何が起こるのか、なんだかワクワクするはじまり!

雨が少ないその土…

5

ラムスプリンガの情景 コミック

吾妻香夜 

事前情報ゼロで、まずは作品を読んでください!

「ラムスプリンガ」って言葉を知ってる人はわずかだと思います。
その意味、それが何を人にもたらすのかは、作者さんが紡いだ物語から感じてください。
あらすじもレビューも読まずに、まずは作品を読んでください。

作者の振り幅がすごいと話題の本作、それはeBookJapanで『モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦』の試読みを1クリックするだけでわかります。表紙と口絵の違い、ストーリーもその…

33

エリートの理性も限界だ コミック

 

好みな男が、好みな男へ、これまた好みなシチュエーションで♪

BLキャラに惚れこむ時って、攻めか受けのどちらかが好きな場合が多くないですか?
私は傍観者視点でBLを読んでいるので、キャラに惚れこんでも、その相手役には「頼むから幸せにしてやってくれ」くらいしか思わないのですが、この作品は攻めも受けも好みど真ん中でテンションあがります!

マルチリンガルな出来るホテルのドアマン・河南と、年上のフロントクラーク・二上。
河南はゲイで二上がタイプ。二上はお客…

3

現代色里艶小噺 コミック

里西立樺(サトニシ) 

淫靡な色街に咲いた純情少年!

サトニシ先生はリブレの18禁アンソロジーで濃いエロを描く作家さんって印象が強いです。
本作もイメージ通りエロは濃ゆいですが、表題作も同時収録も、設定のひねりや、キャラの特異性がオリジナリティーいっぱいで、かーなり読み応えがありました!

●「現代色里艶小噺」
戦後GHQに廃止されるまで存在していた公的売春地域を”赤線”と言うそうです。
遊郭まで派手ではないけれど、レトロでどことなく淫靡さ…

5

十二支色恋草子 3 コミック

待緒イサミ 

十二支勢ぞろいは圧巻!

現在は続編の1巻も出て、お話は続いていますが、3巻発売時には完結巻であり、正隆の内面にも触れられ、十二支が一堂に会すシーンは圧巻としか言いようがなく、シリーズの〆に相応しい3巻です!

3巻は、巳午未申の巻

巳の巻では、正隆の過去が明らかになります。
十二支の依り代である正隆と、猫憑きのコタが番になり、十二支と猫が縁を結んだ一大ニュースは神使に知れ渡り、お祝いの品が続々と届く。
猫か…

3

十二支色恋草子 2 コミック

待緒イサミ 

十二支憑きのエッチのヴァリエーションが…♥

神様にお仕えする動物(神使)たちのお休み処を舞台に、毎月代わる代わる十二支に憑かれる宮司の正隆と、訳あってお休み処でお世話になってる猫憑きのコタのお話。

2巻は丑寅卯辰の巻です。

丑の巻では、焼けてしまったコタの神社に繰り出し、正隆はコタの父に結婚のご挨拶!
お許しをもらえて、二人はとーっても幸せそうです。
そして牛の楓が、ご神木だった切り株を撫でると、新しい枝が芽吹いて、コマが瞳…

4

十二支色恋草子 1 コミック

待緒イサミ 

動物に癒され、絆にジーンとし、恋心にキュンとして…エロも見応えあり!

神様にお仕えする動物(神使)たちが一息つくお休み処。
そこの宮司を勤める正隆と、猫憑きの鼓太朗(コタ)のお話。

2017年に全3巻が立て続けに発売され、2018年に続編~蜜月の章~が出ました。
最初の3巻は、十二支を3分割した構成になっています。

1巻:酉戌亥子
2巻:丑寅卯辰
3巻:巳午未申

(干支漢字だとピンと来ないので、一般的な動物漢字を用います)

正隆は一月…

4

偏愛君主 コミック

藤村綾生 

狡猾ストーカーによるエリートのダーク堕ち!

綾生先生の描く高慢な美人って、めちゃめちゃタイプなんです!
しかも本作の蒼は高慢も高慢!学生の頃から王様のように崇められ続け、いまはテレビにも出演してしまうほどの有名人。
横文字いっぱい並べて何言ってんのかわかんないプレゼンしちゃうような奴ですよ。
しかも女のことも「抱いてくださいって泣いてすがってくるんだから仕方ないだろ」って、撰民意識で凝り固まったいけすかないエリート!

そんな蒼が…

1

Pour la vie『TOMOI』商業番外編 コミック

秋里和国 

「ずっと笑っていてくれ ずっと愛しているから」が代わりに叶うような…

TOMOIシリーズから12年後に描かれた同人誌。
祖父(友井にとっては父)から、叔父と同じ名前をつけられた久嗣の話です。
友井がリヒャルトに振られて帰国した時に、赤ん坊だった久嗣と会ってます。

入手困難だと思うので、あらすじも結末も全部書きます。

成長した久嗣は髭を生やして、叔父の友井にソックリ。
12年も経つと絵柄が違うから、友井そのものには見えないけど、周りをうるさがったり、…

7
非BL作品

TOMOI コミック

秋里和国 

長年の悲しみを昇華してくれた、みみみ。さんの言葉に最大限の感謝を。

10代の頃はなんにもわかってなかったから読めたTOMOIシリーズ。
でも大人になるにつれ、手に取ることができなくなりました。

友井人生の時系列を再掲します。

「眠れる森の美男」…N.Yで年上の渋い医師・リヒャルトと恋に落ち捨てられる
「気分はもう正方形」…捨てられた腹いせに、日本で後輩の雪弘と周りの人間を引っかきまわして楽しむ
「マンハッタン症候群」…N.Yに戻って運命の人・マー…

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