みざきさんのレビュー一覧

抱いてくれてもいいのに 小説

渡海奈穂  山田ノノノ 

理性を試される攻めっておいしい

誤解と思い込みから始まる、14歳の年の差がある赤の他人2人の同居生活が楽しい作品。
クズな従兄弟のせいで、知らず知らずの内に揉め事に巻き込まれそうになっていた奏汰を救ってくれたのは、ちょっぴり強面ながら世話焼き気質で包容力が強めな門原。
ストーリー展開的には王道めなもので、ガツンと来るパンチのあるお話かというとどうかな…といったところでしたが、書き下ろしの後半部分と攻め&受けのキャラク…

0

幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

真面目で地道なお仕事BL

あらすじを読んで、パッと華やかな業界のお話なのかなと想像をしていたのですが、予想とは少々異なるお話でした。
アイドルとマネージャーものというよりは、駆け出しの俳優の卵とマネージャーが手を取り合って地道に頑張るお仕事ものといった印象の方が強いです。
じっくりしっかり一歩ずつ。全部が全部簡単に上手くいくわけではなくて、時に辛酸をなめ、時に挫折も経験しながら少しずつ階段を登っていく現実的なお話で読み…

0

Borderline 小説

木原音瀬  小野浜こわし 

淡白な人たらし雄受けがたまらん

どちらの視点を見てみても、攻めも受けも厄介な人なのだけれど、なんだかんだで上手くはまっているようないないようなな2人のお話でした。
死とすぐ隣り合わせの戦場+とある事情からふたなりになってしまった雄々しい雄受け…と、なかなかにハードな世界観と読む人を選ぶ題材だと思うのですが、するするっと読みやすいのだから流石です。

今作の魅力はやはり受けのジャックのキャラクターかなと。
いやあもう、色気…

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おれの初夜は何度あってもいい 上 コミック

今井ささる 

理想の初夜を求める旅人

こちらのレーベルらしい1冊でした。
えっちな本は数あれど、理想の初夜をメイキング出来ちゃう…なんて設定はなかなか見かけませんよね。
タイトル通り何度も初夜を繰り返すタイムリープ系えっちブックです。
切り口の新しさに惹かれて読み始めたのですが、さすがピアス。どこを開いてもえっちなんです。
なんですけど、それだけではなくて…いやあ〜、なんだろうか。すごく面白かったんですよね。
ちょっと前にい…

1

三ツ矢先生の計画的な餌付け。 1 コミック

松本あやか 

いっぱい食べるきみ

なめらかに京都弁を操るゲイの料理研究家・三ツ矢先生(54歳男性)が色っぽい。これは魅力的すぎる…
彼が作るおいしそうな料理の数々に思わず餌付けされてしまいそうになっていると、あまりのかわいらしい笑顔にサクッととどめを刺されました。
こんな顔で微笑まれたら好きになっちゃうなあ。

んー!面白かったです!
かわいい!おいしい!微笑ましい!が揃った作品でした。
非BLレーベルから出版されてい…

7

自惚れミイラとり 下 コミック

中川カネ子 

個性が強くないやつがいない

厚みのある本を手に取り、小綺麗な顔で真剣に読んでいる攻めの図から始まるストーリー。
――しかしこの攻め、実のところ読んでいるのはすべて臀部と肛門結腸の仕組みについての本である…

冒頭から攻めの脳内の勢いの良さに笑いました。
真剣に悩んでいるのがじわじわ笑わせてきます。
上巻から引き続き、陽久のキャラクターが面白愛くるしいです。

さて、気持ちを確かめ合った2人のその後に待ち受けてい…

1

じゃじゃ馬オメガは溺愛なんて望まない ~くせものアルファと甘くない同居始めました~ 小説

幸崎ぱれす  采和輝 

このオメガ、イノシシにつき

オメガバース作は数あれど、フェロモン量をまるで蛇口を捻るかのように根性で調節出来るオメガ受けなんて見たことがないですし、受けの顔の良さ(しかもどタイプ)に抗えず、くそっ!となる攻めが単純でかわいすぎる。
単純と天然の組み合わせが面白くって、2人が繰り広げる会話はまるでコント。
サスペンス風味とのことですが、サスペンスというよりどちらかというとバディものを読んでいる気分になりました。
クスッと…

4

ONE HOUR LOVER コミック

ざぞん 

一途で健気で不器用

一途で健気で不器用な溺愛執着攻めが良かった1冊。
受け視点の合間に攻め視点がすごく良いタイミングで入るものですから、想いが伝わりそうで伝わらない・簡単には伝えることが出来ないもどかしさにクーッ!!となったり、王子様感のある攻めから時折滲み出る執着と余裕のなさに転げ回りました。

昼は清掃員。夜は客に数時間の夢を売るデリヘルボーイ。
過去の出来事からトラウマを抱えていて、お金はあればあるほど…

3

アルファ嫌いのオメガ令息が寡黙な騎士に溺愛されるまで 小説

椿ゆず  秋吉しま 

誠実な攻めって素敵

あーー、だめです。攻めのライナスが良すぎます。
ぺらぺらと喋るのではなく、ただひたすらに自らが果たすべきことをこなし、主に対しては真っ直ぐ誠実に。
凝り固まった思想の持ち主達が多いことも認識しつつ、その中でもしっかりと自分の考えを持った出来る男なのですが、完璧すぎず年相応なところもあるというのがツボにハマりました。
決してパッとした華のある派手さはない騎士なんですよ。
なんというのかな。ぬ…

6

二世の息子 コミック

コモトミ裕間 

評価が分かれそうな作品

"外"からやって来たいわゆる宗教二世である主人公と、宗教色の強い閉鎖的な村。
そして、神の子と崇められる宗主の息子。
題材的にも読む人を選ぶでしょうし、展開も結末もどう感じるかが分かれる作品かなと思います。
全体的に異様さや不気味さ、仄暗さも感じるのだけれど、爽やかな青春ものにも見える部分もあり、なんだか非常に不思議な感覚になる作品でした。
まずひとつ言えるのは、倫理観…

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