みざきさんのレビュー一覧

記憶喪失アルファの最高な献身 小説

榛名悠  みずかねりょう 

まろやかな読み心地の記憶喪失もの

何者なのかも分からない命の恩人が記憶喪失になり、同居をすることになる…まではなくはない設定かなと思います。
そこに芸能界設定が加わっているのが今作の面白いところ。

ひょんなことから名前も知らないαの青年に命を救われ、記憶喪失の彼に「アオイ」と名付けて共に暮らすことになった駆け出しの若手俳優・十和。
一定以上の家事能力はあるけれど、職も何もない身元不明のアオイが十和のマネージャーになる…と…

3

ミントのクチビル-ハシレ- 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

ミント味の王子様は溺愛系

清潔でやさしげな頼れる大人。
でも、外堀をさり気なく埋めるずるさもある。
爽やかなミントの香りがするミントの君…もとい、邦海の圧倒的王子様感を楽しみつつ、時折見え隠れする王子様の王子様ではない部分ににやりと出来る作品でした。
受けよりも攻めに持っていかれましたね。好きすぎる。

何作か出ているシリーズの一編ではありますが、こちらだけでも読める仕様となっています。
女系家族で育ったちょっ…

2

当て馬執事は悪役令息に忠愛を捧ぐ 小説

小中大豆  カワイチハル 

話運びが面白いです

転生その他、過去に発表された作品と似た題材でも、毎回味付けが異なる作品をコンスタントに執筆されているのが小中先生のすごいところ。
個人的に、小中先生のファンタジー作品は自分にざっくりと深く刺さるか、もしくはそうではなかったかがはっきりしているんですよね。
そして今作はというと…ヒットしました!
架空の世界・前世の記憶・過去に読んだBL小説の世界へ転生…と、もりもりっと設定が盛られているという…

3

Stranger コミック

琥狗ハヤテ 

荒野と馬と褐色の美しい原住民と

荒野!馬!躍動感のある作画!
読んでいてわくわくしてしまう確かな画力が素晴らしい。
BL作というよりは、言語不通な男2人の良質なブロマンス映画を観た感覚になりました。
今作は西部劇がテーマとのことで、随所に作家さんのこだわりを感じる1作でしたね。
ウエスタンものを描いたり、ロボットものを描いたり、獣ものを描いたりと、琥狗ハヤテ先生が描かれる唯一無二の世界観が好きです。
作家さんの描きたい…

0

蛇とワルツ 小説

榎田尤利  志水ゆき 

最終巻らしいおいしい1冊

読み返してきたPetLoversも最終巻。
他の巻はどこから読んでも大丈夫かと思いますが、こちらだけは最後に読まれた方がにやりと出来る部分が多いかなと。
本当にどの組み合わせもカラーが違う良さがあって、もっと続いてほしいほど好きなシリーズでした。

物語の締めとなる今作は謎めいていた完全会員制クラブ「Pet Lovers」のオーナーの1人・仁摩。
他作品でも一瞬登場してはミステリアスな雰…

1

俺のカレシがいちばんかわいい 上 コミック

二本松志野 

かわいい子には攻めをさせよ

BLの王道中の王道といえば、小さくてかわいい子が受けなんてイメージがありませんか?
こちらの作品はその王道とは真逆をいく、受けよりも小さくてかわいい子が攻めです。
上巻だけでもキリ良くまとまっていて、すっきりと読める親切設計となっています。

はー、コミカルでとってもかわいらしいお話でした!
1歳違いの幼馴染の真広とカオルを中心に、主に攻めの真広視点で進む今作。
外見的な設定は王道では…

2

僕らの口福ごはん 小説

高庭駿介  うごんば 

幸せはキッチンから

ちるちるの作品発売カレンダーに登録されていたこちらの作品。
あたたかみのあるタイトルとカバーイラストに惹かれて読んでみると、突然空豆が現れるんです。
本を開いてすぐに空豆が現れ、陽平と和樹という登場人物たちがキッチンで料理をしている様子がただひたすらに描かれます。
彼らが何者なのかも深く語られないまま進み、気が付いた時には空豆だけで10品目もの料理が出来上がっているのだから驚き。
それもと…

1

きみはかわいいご学友 コミック

鈴木はこ 

遅咲きのやわらかな青春

味のあるというか、じんわりやさしい良い話。
大きな事件や派手な出来事は起こりませんし、ドラマチックな展開があるかというとそうでもない。
色っぽさを期待する方にはこちらの作品はお求めのものとは少々違うかなと思いますが、遅咲きの青春・年齢差関係なく尊敬し合える2人・大学生活の中でゆっくりと育まれる関係性・年齢差があるがゆえのもどかしさあたりのワードにピンと来る方はぜひ。

ブラック企業でメンタ…

1

狼への嫁入り~異種婚姻譚~ 2 コミック

犬居葉菜 

流れるような線が美しい

今年の萌えは今年の内にということで、遅ればせながら…
犬居先生といえば、流れるような動きがある絵柄と、言葉よりもものを語る瞳の表現が非常に魅力的な作家さんですよね。
第1巻目となる前作では相性が悪かった2人が番になり、練が長年背負ってた呪縛から解放され、丸く収まったところまでが。
さて、続編では一体どうお話を進めていくのかなと期待をしながら手に取りました。
まず、あれだけ感情の起伏が大きく…

1

巨乳好きなのにBL界に転生しました 3 コミック

尚月地 

雄っぱいも雄尻もあります

「本当にすけべなことを考えている時、人間は哲学者の顔になる」は名言だと思う。

毎巻、BL展開へと強引に導こうとするタイトルの神VS中身がクズな乙川の攻防戦を楽しみにしている自分がいます。
全て乙川が説明してくれるので、深く考えずにサクサクと読めてなおかつ面白いこちらの作品も3作目!
いやあ、本当に少年誌から出版されていることに驚きを隠せません。
BLあるあるを交えたハイテンションで楽し…

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