抱いてくれてもいいのに

daitekuretemoiinoni

抱いてくれてもいいのに
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
渡海奈穂 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
山田ノノノ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403525315

あらすじ

ヤクザの情婦に手を出した従兄の尻拭いをさせられそうになった奏汰を助けてくれたのは、ヤクザの相談役だという強面の男・門原で……? 14歳年の差・ひとつ屋根の下で始まる恋♡

表題作抱いてくれてもいいのに

門原,36歳,税理士
秋山奏汰,22歳,アパレル店員

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数1

シリアスなストーリーかと思いきや

山田さんの描かれた表紙につられてお買い上げ。

  


主人公は奏汰。22歳で、憧れだったブランドでアパレル店員として就職が決まったばかりの男の子です。
父亡き後、苦労して自分を育てたくれた母に愛する人ができて再婚。やっと幸せを手に入れた母にはこれから幸せになってほしい。母の再婚相手にも連れ子がいて、その子が年頃の女の子と言うことで余計なトラブルを避けるために奏汰は家を出ようと考えるが、母と貧しい生活を送ってきた彼にはお金がない。

どうしようかと思案していた時に救いの手が。亡き父方の従兄である恵次から海外出張に行っている間、彼のマンションに代わりに住んでほしい、と言う打診だった。実はとある事情により父方の親戚とは関係がよくないこともあって好条件でのその提案に軽く疑問を覚えつつも、これ幸いと恵次のマンションで一人暮らしを始めた奏汰だったが、実は恵次のその提案には裏があってー。

と言うお話。
恵次はヤクザの女に手を出して、それを理由にヤクザに脅され、それから逃げるために奏汰を身代わりにしたのだった。複数の女性に手を出していたため何人ものチンピラから追いかけられていたが、そのうちの一人の門原は家の鍵を持っていたためにうちの中にまで入ってこられてしまう。「自分ではなく、それは恵次のやったこと」と説明するも門原は奏汰を解放せず、挙句の果てに他のチンピラから守ってやると言い、そのまま一緒に住むことになって…。

まあ、お約束、と言っていいでしょう、門原という男性はチンピラではなく、本当に他のチンピラから奏汰を守ってくれるわけですよ。

ぱっと見ヤクザものに見える強面の門原と、可愛いビジュアルを持つ奏汰の恋のお話。

クズでクソな(失礼)従兄の恵次に嵌められ、ヤクザものに売られてしまいそうになる奏汰、という、シリアス一辺倒になり得るバックボーンを持つ今作品ですが中身は意外なほどコミカルで可愛いお話でした。

門原さんが男気あふれるナイスガイなこと。
そして奏汰と言う男の子が、薄幸な立場に甘んじずガッツと努力で前に進もうとする男の子だから、なのです。

この二人が、歳の差とか、出会ったきっかけとか、あるいは男同士だから、といった葛藤を抱えて、そんな感情に振り回され右往左往するシーンが可愛いし、面白い。

二人はとある事情から早い段階で身体の関係をもちますが、これをきっかけに二人の関係が大きく変わっていく。その二人の感情に萌えました。特に門原さん。この二人の年齢差は14歳。奏汰はまだ子どもだぞ、と自身を戒めつつもどうしても奏汰に惹かれてしまう門原さんの葛藤がめっちゃ良い。視点は奏汰ですが、彼の目を通して門倉さんの恋心とか葛藤が透けて見える展開で、そのストーリー展開が秀逸です。

前半は恵次絡みのトラブル、後半は奏汰の職場の先輩絡みのトラブル、と奏汰は常にトラブルに見舞われていますが、奏汰を守りたい門原さんと、自分で解決したい奏汰、のやりとりがなんか凄く良かった。二人のカッコ良さに悶絶必至です。

ただ、強いて言うと展開としてはかなり王道でストーリーに捻りが少なかったなー、という感想も。が、それゆえに痛い展開になることはほぼ無く終始ほのぼのな展開。

甘さも、ちょいシリアス展開も、もちろんBL的な萌も程よくミックスされた可愛らしいお話でした。

1

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