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ビリー・バリバリー
みざき
「狼の群れ」というタイトルに、雪や冬を思わせる淡い色のカバーデザイン。 期待に胸膨らませながらページをめくると、圧倒的な画力に思わず見惚れてしまう。 扉絵から何もかもが美しくて、こんなにも美しく狼と自然を描いたBL作品は初めて読んだかもしれません。 「FANGS」や「ばら色の元気と花喰らふきみ」でも思いましたが、ビリー・バリバリー先生にしか描けない世界観だと思う。 作中にアルファやベータ・…
しっけ
ネタバレ
てっきり喧嘩ップルのお話かと思っていたら違った。 殺伐とした感じでもなく、なんだか可愛らしい印象。 その合間にいわゆるフェチな部分を強く感じるんですよ。 可愛いのに指や歯、耳や舌の描写が生々しくて、高校生ものなのだけれど、この"フェチ"が合間に入ることで普通の高校生ものではないような不思議な読後感が生まれたのかもしれない。 高校3年生のゾノとデト。 そして、その周…
あかねソラ
「散切り頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」 なんて言葉が有名な明治時代を通り越して、物語の舞台となるのは大正時代。 西洋と東洋が混ざり合う非常に魅力的な時代ですよね。 個人的に、大正時代設定のお話って、なんとなくパッと明るいイメージよりも薄暗かったり混沌としている狭い世界が描かれているイメージがあるのです。 今作もなかなかのどろりとした作品でした。 繊細で美麗な画と共に描かれる、…
きはら記子
きはら記子先生の描く絵が好き。 さらりとシンプル。それでいて印象的な線で、多感な時期を田舎で暮らす高校生の男の子達の恋が綴られています。 余白の使い方や、逆光での影の付け方も好みでした。寄りの画と引きの画も、ビー玉のような瞳も好き。 うん、これはもう好きなんだな。 同級生で、幼馴染で、お隣さん。 とある田舎の、とある幼馴染2人のお話。 こちらの作品。幼馴染ならではの家族のようで家族…
こちらの小冊子は、ヴィルベルトとナダのお話ではなく、本編に登場したサブキャラクターのアルヴィンとその番、ラフィーフのお話となります。 時系列的には、本編でヴィルベルトが牢屋から出る少し前あたりでしょうか。 上下段組で読み応えがあります。 このお話を読んだ後に本編終盤のシーンを読むと、アルヴィンとラフィーフの関係性がまた違ったものに見えるかも。 そんな風に思えるほど、結構複雑な関係が描か…
中原一也 奈良千春
こういう、唯一無二感のある関係がたまらなく好き。 宝石のように美しく大きな翼と、膝から下は鋭い鉤爪がついた三前趾足を持ち、その圧倒的な力で国のために戦う鷹族。いわゆる鳥人というやつです。 そして、鷹族と血の契約を交わし、猛禽類のような彼らを鳥笛を用いて使役し、時には抑え、時には身体と体液で癒す鷹匠なる人々がいる。 人と鷹族が共存する世界で、鷹と鷹匠の関係性を"つがい"…
洸 有馬かつみ
恐竜と恐竜の化石に目がない古生物学者のサイラス。 ある日、発掘現場で恐竜ではなく頭を銃で撃ち抜かれた人骨を発掘してしまったことから始まる物語。 殺人事件を発掘した現場へと捜査に駆け付けたのは、青みがかった印象的な緑色の瞳を持つ、美しいFBI捜査官・リンだった。 アメリカを舞台に繰り広げられる事件もの。 いやはや、面白かったです。 読みやすい文体と、正反対な2人が繰り広げる恋模様にプラ…
小中大豆 芦原モカ
こちらの作品、評価が分かれるだろうなと思います。 タイトルとカバーイラストの柔らかい雰囲気とは異なる、やや血生臭かったり、ダークな部分もある作品でした。タイトルとのギャップがすごい。 あらすじを見ると、異世界に飛ばされた青年が親切なエルフに保護され、孤児たちを育てながら溺愛される。そんなお話に思えるのではないかな。 あちこちのシーンを切り取るとそういうお話にもなるのかなと思いつつ… し…
田倉トヲル
1巻目は可愛らしいとは思いつつも、あまりグッと来るものがなかったのが正直なところ。 しかしながら、2巻目!面白かったです!! 高校生のムズムズする甘い恋、やっぱり可愛い。 寮生活に、学生生活のイベントごとでは外せない修学旅行など盛り沢山。 ちょっと、女装して可愛い可愛いされる受けは個人的に引っかからなかったのですけれど、高校生が仲間達とわいわいはしゃぐ姿は楽しいやら微笑ましいやら。 …
夢乃咲実 兼守美行
外界からその島に渡ることが出来るのは、1年のうち、湖が分厚い氷の床で覆われる冬の短い期間だけ。 どこか神秘的な雰囲気のある、湖の中に佇む孤島には、水の神を祀った寺院があるという。 そこには"生き神"と呼ばれる、美しい1人の少年が暮らしていた。 序盤の数十ページから、このお話は面白いに違いないぞと、何かをググっと掴まれたのです。 掴みが本当にお上手で、次々とページをめ…