みざきさんのレビュー一覧

スモークブルーの雨のち晴れ 2 コミック

波真田かもめ 

心地の良いリアルさ

この作品全体に流れる空気と生活感がたまらない。
家と人、そこに刻まれている記憶や思い出。
家族について。自分について。歳を重ねるということ。
名前のない2人の日々を追いながら、自分自身の人生を振り返る自分がいました。
年相応のリアルな生活を丁寧に描いた作品だなと思います。

中でも、久慈と吾妻の家族にまつわるエピソードが印象的でした。
久慈の父親が口にした何気ない一言でも、久慈兄と久…

2

アンブレラ ~堅物アルファと強がりオメガ~ 小説

幸崎ぱれす  古藤嗣己 

素敵なデビュー作

今作が幸崎ぱれす先生初の書籍化作とのことで、うれしい気持ちでいっぱいです!
以前、小説Dear+本誌でデビュー作の「恋わずらいは君のせい」を拝読しまして、そちらの作品も両視点で描かれた非常に魅力的な作品だったのです。おめでとうございます!

明るめのトーンだけれど切ない部分もあり、起承転結がまとまっていて読みやすい素敵な作品でした。
表題作と書き下ろし作でまた違った雰囲気が楽しめるのもうれ…

1

マイディア・エージェント 上 コミック

ヱビノびすく 

初心な美人、カワイーッ!

冷静沈着で氷の男と呼ばれる青柳理一。
なんて、なんて初心さなのか。

上下巻で発売された今作がヱビノ先生のデビュー作だそうで…!最近、とてもデビュー作とは思えないレベルの高い作品が溢れていて驚くばかりです。
これから購入を検討されている方は、もし入手が可能なようでしたらとらのあなの有償特典同人誌付きの購入をおすすめいたします。(本当に…おすすめです…)

こちらの作品、わがままな御曹司…

0

共鳴するまま、見つめて愛されて 小説

葵居ゆゆ  北沢きょう 

甘えたな甘やかしたがり

葵居先生風に独自に味付けをされたDom/Subもの。
独自設定がお話の邪魔をしない良いスパイスとなっていて、この設定は非常に好みだな〜なんて。
まずはなんと言っても、攻めであるライハーンのライオンという肉食動物の頭部を持つ外見と、終始スマートで物腰柔らかな優しい溺愛攻めっぷりのギャップったら!
ひたすらに柔らかく慈しむような溺愛加減が気持ち良い人でした。

今作の受け・羨の過去の境遇がな…

1

恋渡り 小説

栗城偲  yoco 

美しい鳥飼いの兄弟と

戦場で自ら前線に立ち、満月のような美しい長髪と剣を振り回しては、数々の武功を立てる姿はまるで鬼神のようだと自国の中でも恐れる者がいるほどの実力を持つ、血気盛んな王弟・亜蘭。
その生まれ持った繊細な美貌と、世間で噂される人物像。そして、受けである英理にちょっかいをかけながら溺愛してやまない姿のギャップが妙にツボにハマってしまった。

鳥飼い一族の美しい兄弟・王族攻め・身分差・そして栗城先生とy…

1

ディア・マイ・ヴァンパイア コミック

渡辺馨 

受けをかわいがるツラの良い攻め=最高

攻めの総一郎がゲロ甘で大好き。
ラフで男前な外見もなんですけど、中でも口調が良くて!
海外のドラマの吹き替えにいわゆる若者言葉をほんの少し混ぜたような絶妙なフランクさで、なんか…なんか…良かったな…
「かわい」「気持ちいーねえ」なんて、知世をあやすようにかわいがる姿にすごく萌えてしまった。これは好きだ。

渡辺先生の前々作が好みだったので、吸い寄せられるように手に取ってみたところ、良い意…

3

俺の可愛い弟は コミック

さがのひを 

重くない義兄弟ものの教科書

顔良し・スタイル良し・想いは一途で強め・相手の気持ちを考えて待ても出来る男前。
でもちょっと甘えたなところもあったり、それでいて包容力もある。
一途な義弟・琉樹が良すぎて頭を抱えた。
いやー、この攻めはずるいなあ…!好きです。

義兄弟ものの良さがぎゅぎゅっと詰まった1冊です。
ストーリーは王道なのですが、甘さも気持ちの変化も義兄弟という関係性ならではの葛藤もバランスよく描かれていて、…

4

こたえてマイ・ドリフター コミック

大島かもめ 

センスが光るタイトル

大島かもめ先生が描くスーツの男性がとても好き。
ラインが上品で、シワのひとつひとつまで美しい。
瞳の表現と度々描かれていた窓枠が印象的でした。
セリフがなくても、視線だけでその人物の感情が分かるのだからすごい。

春の訪れを感じさせるような甘く柔らかなカバーイラストからは想像もつかない、ずしりと重みのあるストーリーです。
ストーリーが魅力的であると同時に、苦手な分野がある方には少々きつ…

6

僕のダイヤモンド・スター2 コミック

セツオ 

裏帯側の熱量にわらってしまった

はーーー すごく良かった。やさしい。
体調不良を理由に活動休止となってしまった推しアイドルが自分の地元へ越して来て――という始まりだった前巻。
前巻も良かったのですが、今作は2人に愛着がわくエピソードがぎゅっと詰まっていてさらに魅力的でした。
田舎だと言うけれど、ずっと住んでいる人には分からない都会にはない良さがあったりするものなのですよね。
逆もまた然りかな。わかるなあと思いながら楽しめ…

1

キーリングロック コミック

ymz 

柔らかな檻の中で

「俺、監禁が趣味なの」

儚げなカバーイラストにミスマッチな強烈な2文字に、これはいったいどんなお話なんだ?と興味がわいてしまう。
ページをめくるとそこには、小説家の十識の部屋という舞台の中で繰り広げられる、ひょんなことから出逢った2人の静かで、柔らかで、奇妙で優しい不思議な物語が広がっていました。
ymz先生のタッチと話運びがそうさせるのか、漫画だけれど文学的というか、彩度が低めの短編映…

0
PAGE TOP