kurinnさんのレビュー一覧

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

両極端な家族

篤史の家族の胸糞悪さ具合が飛び抜けています。

その事もあってかなりのネガティブさんなので、読んでいてイライラする方もいるのではと思いました。

もう今まで辛かったんだから、周平を信じて幸せになりなよって何度思ったことか。

周平は良い男過ぎたし篤史を諦めないでくれて良かったです。弟が来たあとの篤史の様子を見てお母さんに紹介に行く潔さと、受け入れてくれたお母さんの暖かさを篤史の家族に見…

1

君に想ふ、碧 コミック

束原さき 

後半が駆け足だった

とても面白かったです。

でもですね碧の義兄が勘違い野郎のままで終わってたのが許せませんでした。
いくら碧から告白して迫ったとしても相手は中学生ですよ!ましてやお姉さんと別れもしないで関係を続けたクソ野郎です。
碧から離れたのに島まで来て鳴海にライバル心燃やして、妻子がいるのにまた手を出そうとしたり、牽制しに来た鳴海に大人気無い態度を取ったりと胸糞悪かったです。
それがお姉さんに一切バレ…

6

好きも積もれば恋となる 小説

川琴ゆい華  秋吉しま 

年下攻め最高!

まんまと清史郎の策略に嵌っていく継海にニヤニヤしながら読みました。

後ろから布団越しで抱きしめられても、キスされても嫌悪感を感じて無い時点で素質十分だろうと思いました。

ましてや段々とキスが気持ち良くなって身体の力が抜けている時点で清史郎が好きだろうって。笑

継海が清史郎より歳上ですが感情面では小学生レベルです。

蕨屋ってゲスい男が出て来ることで、例え清史郎が腹黒くとも継海…

0

「ララの結婚 2」アニメイト限定セット12P小冊子 特典

覗き見気分

ウルジとララ(ラムダン)の婚儀の後の寝屋の様子を、見張りの下男が鍵穴から覗き見しています。

これってw下男の目を通して、読者も覗き見してる気分が味わえる素晴らしい小冊子ですね。

見えそうで見えないアングルに、下男がヤキモキしてるのがまさに我々と一緒です。

快感に抗えないララ(ラムダン)が美しく、これが7日目にはどうなってしまうのか?下男でなくとも気になるところです。
ドアのすぐ…

2

翠眼の恋人と祝祭のファントム 小説

鏡コノエ  小山田あみ 

惜しかったです

凄く面白かったんですよ?

でもですね序盤でリードの正体が分かってしまったので、レイモンドに何で気が付かないんだよとイライラしてしまいました。
とても魅力的な人物なんですけど、とても頼りになる元刑事では無かったです。

エドワードと課長は勘付いているのに、お前は〜って思いました。笑

教会の火事の際に2人が助かったのは何故だったのかが分からないままなのでモヤってます。
リードが助け…

3

飴色パラドックス 5 コミック

夏目イサク 

ライバル?登場

今回は順調に付き合ってる2人の間に蕪木の高校時代の同級生が現れて、尾上が嫉妬しちゃってます。

なんの心配も要らない筈なのに、三条の思わせ振りな表情と蕪木の居心地悪そうな感じに、流石の尾上も不安になったようです。

誤解を解いてみれば何のことも無く、尾上の言葉もあり三条の仕事のピンチを2人が救う形になります。

そして三条が尾上と蕪木の親友のNO1の座をかけて、宣戦布告してくるという勘…

1

白狼王の幸妃 小説

櫛野ゆい  葛西リカコ 

新たな存在

4年ぶりの新作面白かったです。

ウルスとアディヤの息子のルトも成長してました。ルトが狼の姿になった時に友達に拒否された時がかわいそうでした。
その時の2人の対応が親としての成長を感じました。

ルトの力の底知れぬ強さもですが、今作の見どころはウルスの双子の兄の登場だと思います。
ウルスの溺愛ぶりも微笑ましいですが、兄のダラスの存在がピリッと物語を引き締めたと思いました。
ルトにおい…

0

心中するまで、待っててね。 (下) コミック

市梨きみ 

嫌いじゃない

下巻で謎ときになります。

もう葵が亡くなっているのも、犯人が誰なのかも分かりきっています。

ただどうしてあんなに賢かった葵が、犯人について行ってしまったのかが判明します。
そして福太が記憶を閉じ込めてしまった経過も分かりました。とても切なかったです。

あんなタイミングじゃなきゃ、葵の母親がまともな精神状態だったなら違っていたかもしれません。

葵が再び居なくなってからの福太…

2

心中するまで、待っててね。 (上) コミック

市梨きみ 

一気読み

先にレビューを読んでしまっていたので、読むまでにかなり勇気を必要としました。

でも読んでしまえばあっという間でした。
結末を知っていたからこそ、伏線を拾って行く事が出来たと思います。

良く出来たお話だと思いました。詳しい内容は他の方が説明してくれているので省きます。

ひとつひとつの場面や小物などに意味があって、ぞっと来ました。

なのに福太の嬉しそうな表情とか、葵の言動とか…

1

内親王の降嫁 小説

和泉桂  葛西リカコ 

焦ったさが良いんです

「貴公子の求婚」だけはかなり昔に読んだ事があります。記憶は朧げながら面白かったのだけは覚えています。
シリーズ続編ということで迷い無く購入しました。
こちらの作品だけを読んでも大丈夫です。
葛西リカコ先生の挿絵が和泉桂先生の文章に合ってて、雅な世界を堪能しました。
平安調の世界観で妖や超人的な力を使う人物もいません。
だから最近の巷に溢れる作品に比べたら、時には焦ったく感じるかもしれませ…

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