kurinnさんのレビュー一覧

王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~ 小説

華藤えれな  yoco 

夢中で読みました

華藤先生のオメガバ作品は大好きで欠かさず購入しています。
先生が実際に旅行されて詳しいからか、ヨーロッパの森や湖やお城や街並みの描写もとても素敵です。

そして今回はいつにも増してロマンティックで、レオニードが攻めの鏡というようなキャラクターでした。
どんな時もシダを信じて愛し守りぬく姿に安心して読めました。

だからといってお話が平坦になって無いのが、この作品の凄いところです。

4

兎の森 (2) コミック

苑生 

助けてあげて!

キモいキモいキモい。
それが読み終わった後の環の母親への感情です。

一巻の感想では虐待は無いけど毒親だと思うと書いていましたが、環から明かされた秘密に衝撃を受けました。志位よよくぞ聞き出してくれた!
環の恐怖を思うと大人として居た堪れないです。

それにしても環から遠ざかっていた間に志位は大人になっていたんですね…。
志位の愛情と行動にこれからの環の未来が掛かっているとも言っていい…

5

ロイヤル・フェイバリット 小説

ライラ・ペース  yoco 

大満足の一冊でした

裏切で消えて行く人物。
酷い日常の中で信頼できる人物が浮き上がって行く様。
敵だと思っていた人物の思いがけない愛情。

次々にやって来る困難や出来事にベンとジェイムスが一つ一つ乗り越えて行く様子にホッとしながらも、彼等が悩みや苦悩の果てにどの様な未来を選択するのかと夢中になって読みました。

インディゴと彼女の執事の話では涙を堪えるのに大変でした。

またベンが答えを決めるまでじっ…

2

ロイヤル・シークレット 小説

ライラ・ペース  yoco 

凄い作品に出会ってしまった

ロイヤル・フェイバリットが高評価なので、慌ててこちらの作品を購入しました。

ボリュームと値段に尻込みしつつも、読み終わって満足感で一杯でした。

それからちるちるさんにお願いがあるのですが、情報登録で翻訳者も入力可能にして画面で確認出来るように改良して欲しいと思いました。

こちらの本は翻訳がとても素晴らしくて、海外作品にありがちな文章の奇妙さがありませんでした。

もちろん海外…

6

若様は初恋姫を一途に甘やかす 小説

ナツ之えだまめ  陵クミコ 

面白くて最後はスッキリするお話

ナツ之えだまめ先生が後書きで触れている通り、何ちゃって江戸物語でとても楽しめました。

宮があまりに無垢なのには理由があるのですが、その過去の真相が最後に明らかになります。
それまでを推理するのも面白かったし、悪者の暗躍にハラハラしていつ罪が明らかになるのかとドキドキして夢中になりました。

やっと両思いになってからも、無知な宮に誘われて肩透かしにあった攻めの惟光が気の毒で可笑しくて最高…

3

星に願いをかけるには 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

シリーズが進む毎に面白くなります。

シリーズ最新作です。
ようやく読み終わりました。

このご時世に凄いタイミングの題材だったと思います。
マッドクリークのようにコロナ禍も解決してくれればと思いながら読了しました。

確固とした世界観なのでシリーズが進む度にクイック達の絆と、ちょっと愚かで愛すべき登場人物達が大好きになります。

今回はクイックだけが重症化する未知のウィルスに、人間の番達が恐怖し何とか救おうとする姿に…

3

ヒトの世界の歩きかた 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

ローマンが素敵

「月への吠えかた教えます」でとても気になっていたローマンが番を見つけるお話でした。

前巻ではゴツくてムサくて融通がきかない大男を想像していましたが、全然違って無垢で真っ直ぐで悲しい過去を持っていると知り一気に大好きになりました。

ローマンのハンドラーであるジェイムズが亡くなるシーンでは悲しくて切なくて、ローマンが変化して人間になってからの苦労を知るとマッドクリークに辿り着いたのは奇跡だ…

3

月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

クイック達が魅力的

友人からお勧めされてシリーズ3冊購入しました。

翻訳なので独特の文章と、海外らしい表現を楽しみました。
麻々原絵里依先生の挿絵も美しくて、ランスはそのままのイメージでした。

ランスの母親のリリーは登場時のイメージと読了後のイメージでは、自分の中でかなり好印象に変化していました。

対人関係が苦手なティムと頭の硬いランスがお互いに好意を持ちながらも、タイミングの悪さと全てが裏目に出…

4

兎の森 (1) コミック

苑生 

早く2巻読みたい!

2巻が出ると知って読みました。
ハァ良かった。

連載追って無いので2巻で終わるのか、まだまだ続くのかとても楽しみです。

普段は無表情なのに環に好きだと言った後のニヤけまくっている志井が物凄く可愛いです。

環の母親は虐待はしてないものの、毒親である事には変わりないと思いました。
シングルマザー故に距離が近過ぎて気持ちが悪いです。
早く環が母親の呪縛から逃れられる事を願うばかり…

3

遠い国の小さな花嫁 小説

あべちか  六芦かえで 

読み応え充分な一冊

とても分厚い本で更に2段組で、いつ手をつけようかと思っていました。

でも読み始めると止まらなくなるほど面白いです。一冊でシリーズ物を読み終わった満足感がありました。

初めは打算でサガルと結婚したローランが、彼を愛するようになって大事にして行くのに何年も掛かっているのがとても良いです。
でもダラダラした文章で無いのが読み易いのです。

必要な箇所で他者視点で書かれているのも分かりや…

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