Sakura0904![]()
1巻だけではとても把握しきれず、若干の難解さも感じたためこの評価にさせて頂きました。ファンタジーがメインになっているわけではないけれども、時間の考え方がファンタジーな世界という感じなのかな? といっても、あくまで攻めの梶原の中だけでの話ですが。
何度も過去と未来と現在を行き来し、未来の環らしい姿を夢見る梶原。彼が見た乱れた姿の環は、一体いつの環の姿なんでしょうか。正直、このタイムスリップ…
なんだろう、このあっさり感は。絵のタッチも綺麗ですし、話の掴みはそんなに悪くはないと思うんですけど。収録されている2作品ともキャラ設定を提示された時がピークで、後は読み進めるにつれて段々勢いがなくなっていくというか、面白みが失われていくような気がしました。どちらにも共通して感じたのは、片方のキャラの好意の自覚が唐突だなぁということ。前半の攻め・二条はほんの数日前まで女子がイイと思っていたのに、受…
◆直情の嵐(表題作)
キャラにもストーリーにもリアルさがほとんど感じられず、萌えるポイントがありませんでした。教師と生徒ものの作品は、必ずしも生徒の卒業まで教師が待ったり、切ないトーンや焦れったい展開にしなければならないということはないと思っています。教師も人間なんだから、たまには立場を忘れて熱を上げてしまう作品があってもいい。でも、この作品ではそう思うにはあまりにも展開が単純過ぎました。
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そこまで悪くはないけれど、特別素晴らしい点もなかったかなと思いました。1歳違いの幼馴染で、家も隣同士の泰造と育人。お互い大学生になったのをきっかけにして、兄貴分の泰造が育人が隣にいないことへの寂しさや、彼からの好意に気付いて一気に距離が縮まるという流れでした。
気になったのは、泰造はずっと育人を弟のような存在として可愛がっていて、大学で出会う巨乳の女子なんかにも普通に魅力を感じるノンケな…
倉橋先生の絵は大好きですし、濡れ場だけ切り取れば萌えたシーンもありました。が、メインの2人にあまり魅力を感じられず、最後まで何でこんな相手を好きになったんだろうと考えながら読んでしまったので、この評価に落ち着きました。
まず、攻めの須藤はクズ攻めを求められて作り上げたキャラということですが、受けの岸への悪戯が本当に小学生並みのしょうもなさで、せっかく頭も顔も良いのに行動のレベルが低過ぎる…
この作品の題材とキヅナツキ先生の絵のタッチの相性はとても良かったと思うんですが、表題作も同時収録作も長編として丸々1冊分の尺を取って描かれるべきストーリーだったように感じました。どちらもメイン2人の関係性がある程度出来上がっているところから始まって、後々過去の回想などが入る構成だったんですが、内容の割に回想や今までの気持ちの変遷などの掘り下げが不足していたのではないかと。脇役達も物語をすんなり進…
売上が伸び悩んでいるラーメン店を立て直していくというストーリーはまあ良かったのですが、その過程でなぜメイン2人がお互いを恋愛的意味で好きになれたのかが、最後まで理解できませんでした。攻めの夜次は受けの明味の舌を官能的に感じて、かなり序盤で唐突に彼にキスするんです。そして、明味は一旦はその行為にツッコむけれど、すぐ受け入れて…。2人ともノンケだし、仮にゲイだったとしても、この流れはあまりにも脈絡が…
ハヤカワ先生独特の流れるようなコマ割り、説明的な部分の一切ない非常に感覚的な心情描写やキャラクターの台詞などは、他の作家さんではなかなか見られなくて、素敵だなぁと思うんです。でも、今回は残念ながら、最初から最後まで肝心のメイン2人に魅力を感じることができませんでした。
まず、攻めの津田に関しては、受けの遠藤に恋愛的好意を抱くまでの過程がかなりあやふやな気がするし、自分が彼を好きになってい…
濡れ場に関してはさすがおわる先生といったところで、エロを求めていらっしゃる方は十分満足できると思います。ただ、私は受けの言動をどうしてもすんなり受け入れられず。いつでもどこでも攻めの中原に欲情するのは、そういうキャラなんだと深く考えずに受け入れられましたし、中原自身がツッコんでくれるのでまだ許容範囲です。でも、ビッチなのかそうじゃないのかはっきりしない彼の性に関する部分が理解できなくて。
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ストーリー展開はそれなりに練られていたとは思いますが、攻めの須藤の魅力を理解しきることができなかったので、中立評価に落ち着きました。高校時代、後輩だった星野から好意を向けられていることに気付いて自分も彼が気になりつつも、同性であることをすんなり受け入れられず、身勝手に突き放してしまった須藤。当時の彼の戸惑いは当然だと思うし、その衝動的な拒絶を責めたいわけではありません。
でも、大人にな…
