Sakura0904![]()
このシリーズはギャグ漫画だと認識しているのですが、150ページくらいまでそこまで笑えるシーンもなく、『カラオケ行こ!』は結構序盤から面白かったけどなぁと落差を感じてしまいました。裏社会との関わりをちらつかせてシリアスな雰囲気にさせたいのか、あくまでギャグ漫画なのか、BL色を濃くさせたいのか、いまいち方向性が分からず。もちろん全部詰まっていてもいいけれど、現時点ではどの要素も中途半端で引き込まれる…
攻めがBL小説を書いているという設定も、その受けキャラを自分だと思い込んでしまう受けも面白い導入ではあったのですが。どうもメイン2人のキャラクターが掴みきれなくて、最後まであまりハマれませんでした。豊田がBL小説を書くようになったきっかけも分からないし、この性格で経験豊富そうなのがなんだか違和感というか。ギャップ萌えよりもバックグラウンドが見えないもやもや感を覚えました。吉岡もバイで男性同士の時…
不思議でちょっと複雑な世界観はtacocasi先生ならではで、ハマる人はすごくハマるだろうなぁと思います。ただ、私には萌えを見出すのが難しく。ニシと小宮のキャラの組み合わせはむしろ好みだったんですが、そこに陽蔵という別の存在が入ってくるとただ2人のやりとりを楽しむだけだった序盤とは訳が異なり、一気に夢から醒めた気分になってしまいました。彼は本当にネズミのままで良いの?とか、小宮が好きなニシには陽…
濡れ場はさすが阿仁谷先生といったところで、水気と肉感溢れる画面は見応えがあり素晴らしかったです。が、ストーリーの方にはあまりハマれず。ファンタジー要素も含んだ純愛の物語なのですが、コミカルなシーンも多く展開も速いので世界観に反してさらっと読めてしまうというか。ずっとシリアス調で描いて欲しいとか、2人の負の感情にばかり焦点を当てて欲しいとか、そういうわけではないんです。ただ、自分にとっては2人が体…
死んでしまった恋人をあの手この手で蘇らせようとする翼の行動力や、本当に恋人が憑依しているのかどうかも定かではない霊媒師とセックスすることすら躊躇わない情熱はとても面白かったです。ただ、読み進めるにつれ霊媒師達の存在感が増してカオスな展開になっていき、晋太郎と翼のやりとりに萌える余地がほとんどありませんでした。訳も分からぬうちに結末を迎えた……、というのが正直な感想。大した寝取られ展開もなく結末も…
相変わらず年の差など関係ない仲良しっぷりで、年下の椿の方が慕っているだけではなく、年上側の悠も椿と一緒にいるのが一番楽しいようですね。ただ、そもそもこの作品にリアリティを求めるのがナンセンスだとも思うのだけど、BLファンタジー感が強まってきた気がして読み進めるのに少し抵抗がありました。
小5といえば確かに自分も性的なものの表面くらいはなんとなく理解していたけれど、好きな人に性的な魅力を感…
けっして悪くはなかったのですが、あとがきで作家さん自身も仰っているように、本当に綺麗なものだけを集めたあまりにもさらさらと流れていくような話だったので、良くも悪くも私の心には引っかかるものがありませんでした。龍や鬼、天使や悪魔といった既存の人外でもない、あかしびとという不思議な生き物。ルーツなどもふわっとしていて最後まで宙に浮いた話を読んでいるようで。思いやりの感情はとても大事だと思っていますが…
うーん、みくるの境遇にはいろいろ同情するところも多いのだけど……。とても丁寧に描いているようで、何かが欠けているような気がして、最後までメインの2人にあまり感情移入できませんでした。多分一番大きいのは別に恋愛感情じゃなくて良かったように思えてしまうところかな。恋愛的に惹かれ合うのがどちらも早過ぎたような気がします。みくるが両親を亡くした分祖父母に愛されて育ったからといって、学校には今どきの子だっ…
