Sakura0904さんのレビュー一覧

非BL作品

ファミレス行こ。上 コミック

和山やま 

面白さはどこへ?

 このシリーズはギャグ漫画だと認識しているのですが、150ページくらいまでそこまで笑えるシーンもなく、『カラオケ行こ!』は結構序盤から面白かったけどなぁと落差を感じてしまいました。裏社会との関わりをちらつかせてシリアスな雰囲気にさせたいのか、あくまでギャグ漫画なのか、BL色を濃くさせたいのか、いまいち方向性が分からず。もちろん全部詰まっていてもいいけれど、現時点ではどの要素も中途半端で引き込まれる…

6

愛なら素直であればいい コミック

あずみつな 

というか会社がやばい

 攻めがBL小説を書いているという設定も、その受けキャラを自分だと思い込んでしまう受けも面白い導入ではあったのですが。どうもメイン2人のキャラクターが掴みきれなくて、最後まであまりハマれませんでした。豊田がBL小説を書くようになったきっかけも分からないし、この性格で経験豊富そうなのがなんだか違和感というか。ギャップ萌えよりもバックグラウンドが見えないもやもや感を覚えました。吉岡もバイで男性同士の時…

3

美しい彼 2 コミック

北野仁  凪良ゆう 

控えめに見えて結構我が強いよね

 ううん、やっぱり平良という人間が掴めないなと思ってしまいますね。清居に対する行動力の源が曖昧というか、吃音症を抱えて生きてきた彼と、今の清居へのぐいぐい迫る接し方が自然に結びつかないというか。もちろん、どんな人間にも秘められたエネルギーはあって、それを清居が引き出したということなんでしょうけれど。清居本人の前で自分のフィルターを通した清居について滔々と語ってしまえる無神経さ、あまり好みじゃないか…

1

2gether 1 コミック

奥嶋ひろまさ  ジッティレイン 

ノリが軽すぎる学園

 うーん、原作はヒットしているということで非常に面白いのかもしれませんが、少なくともこのコミック1巻からはあまり面白さを理解できませんでした。奥嶋先生のタッチが男性的で硬派なので、キャラの可愛さもあまり感じない。ノリも日本の腐女子的にはひと昔前のように感じるし、どちらかといえばラブコメなのであまり深く考える作品でもないとは思いますが、それにしても2人の心情描写が浅過ぎて萌えるレベルに到達しない。一…

0

うしみつどきどき古書店譚 コミック

tacocasi 

それでいいのか神の世界

 不思議でちょっと複雑な世界観はtacocasi先生ならではで、ハマる人はすごくハマるだろうなぁと思います。ただ、私には萌えを見出すのが難しく。ニシと小宮のキャラの組み合わせはむしろ好みだったんですが、そこに陽蔵という別の存在が入ってくるとただ2人のやりとりを楽しむだけだった序盤とは訳が異なり、一気に夢から醒めた気分になってしまいました。彼は本当にネズミのままで良いの?とか、小宮が好きなニシには陽…

1

ミィユは死んだ恋人を喚び戻したかった コミック

阿仁谷ユイジ 

アレ●サは面白かったけど

 濡れ場はさすが阿仁谷先生といったところで、水気と肉感溢れる画面は見応えがあり素晴らしかったです。が、ストーリーの方にはあまりハマれず。ファンタジー要素も含んだ純愛の物語なのですが、コミカルなシーンも多く展開も速いので世界観に反してさらっと読めてしまうというか。ずっとシリアス調で描いて欲しいとか、2人の負の感情にばかり焦点を当てて欲しいとか、そういうわけではないんです。ただ、自分にとっては2人が体…

2

どう考えても死んでいる コミック

雁須磨子 

それでいいのか?

 死んでしまった恋人をあの手この手で蘇らせようとする翼の行動力や、本当に恋人が憑依しているのかどうかも定かではない霊媒師とセックスすることすら躊躇わない情熱はとても面白かったです。ただ、読み進めるにつれ霊媒師達の存在感が増してカオスな展開になっていき、晋太郎と翼のやりとりに萌える余地がほとんどありませんでした。訳も分からぬうちに結末を迎えた……、というのが正直な感想。大した寝取られ展開もなく結末も…

0

ショタおに 2 コミック

中山幸 

自分にとってショタはハードルが高かった

 相変わらず年の差など関係ない仲良しっぷりで、年下の椿の方が慕っているだけではなく、年上側の悠も椿と一緒にいるのが一番楽しいようですね。ただ、そもそもこの作品にリアリティを求めるのがナンセンスだとも思うのだけど、BLファンタジー感が強まってきた気がして読み進めるのに少し抵抗がありました。

 小5といえば確かに自分も性的なものの表面くらいはなんとなく理解していたけれど、好きな人に性的な魅力を感…

1

透明な愛のうつわ コミック

hitomi 

白一色、みたいな

 けっして悪くはなかったのですが、あとがきで作家さん自身も仰っているように、本当に綺麗なものだけを集めたあまりにもさらさらと流れていくような話だったので、良くも悪くも私の心には引っかかるものがありませんでした。龍や鬼、天使や悪魔といった既存の人外でもない、あかしびとという不思議な生き物。ルーツなどもふわっとしていて最後まで宙に浮いた話を読んでいるようで。思いやりの感情はとても大事だと思っていますが…

4

泣き虫大家のみくるちゃん コミック

きはら記子 

不自然さが拭えず

 うーん、みくるの境遇にはいろいろ同情するところも多いのだけど……。とても丁寧に描いているようで、何かが欠けているような気がして、最後までメインの2人にあまり感情移入できませんでした。多分一番大きいのは別に恋愛感情じゃなくて良かったように思えてしまうところかな。恋愛的に惹かれ合うのがどちらも早過ぎたような気がします。みくるが両親を亡くした分祖父母に愛されて育ったからといって、学校には今どきの子だっ…

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