Sakura0904さんのレビュー一覧

スニーキーレッド コミック

たなと 

そうそう特殊な人間ていないよね

 真のSMなのかと問われると、この2人は少し違うように思いました。殴られることで勃起する三崎と、すぐ手が出てしまいがちだったハル。序盤こそ痛々しい描写もあるものの、ハルが心の底から常に誰かに暴力を振るいたいというわけではなさそうなのはすぐ察せますし、三崎も優しく抱かれたら萎えるわけでもない。読み進めるほどに、2人が案外普通の人間であることが浮かび上がってくるような展開でした。

 ハルの衝動は…

0

二代目! 地獄ブラザーズ コミック

tacocasi 

是非、他の2代目にも焦点を

 設定が面白そうだったのと評価の高さを見て購入を決めました。冥界の王様の子供達を主役に、という斬新なキャラ設定はすごいですね。それぞれの役割も最初に説明があり、勉強になりました。ただ、ストーリーは冥界という世界であることを除けば、割とありがちな展開だったかなぁと。このカジュアルさがtacocasi先生らしい魅力なのかもしれませんが、個人的には冥界ならではのシリアスさや壮大さがもう少しあっても良かっ…

7

色咲き コミック

四宮しの 

終わり方が秀逸

 四宮先生の作品を初めて読む方にもオススメしやすいかもしれません。ふんわりしてるのにどこか寂しい、四宮先生独特のストーリー展開の魅力が詰まっています。短編集なので、もうちょっと読んでいたかったという作品もいくつかあるのですが、この潔い終わり方があってこそ成り立つ四宮先生の世界観だとも思いました。

 お気に入りはまず第二話の、主人公・トキがアパート前に落ちていた人を拾う話。BLではありがちな非…

0

カドのまるいさんかく コミック

村上キャンプ 

素直×3

 三角関係といっても、間に挟まれる藤井が二股をかける時期はないため、そういう爛れた関係が苦手な人でも読みやすいと思います。藤井を好きになる佐久間も藤井の恋人の加地も本当にいい人で、まさにタイトル通り、カドのない物語でした。藤井に同性と付き合っていることを明かされ、時折藤井のうなじや表情にどきっとするようになった佐久間。ノンケだけど、藤井に同性の恋人がいると聞くと、変に実感するというか、その恋人から…

1

スリーピング・バグ コミック

京山あつき 

個人的に萌えは少なかったけれど、共感ポイントは多々あった

 恋愛がなんだかよく分からないという潤野の気持ちには、すごく共感を覚えました。BL漫画という恋愛作品のレビューをこんなに書いてきて今更言いづらいですが、私も未だに自分の恋愛スイッチを見つけられないでいます。心から好きになった人と結婚して幸せな家庭を築きたいというありふれた理想は常に持っているけれど、じゃあ今から恋しましょうと言われたら、正直面倒だし興味ないなって思ってしまう。理想はあるのに、現状は…

1

ササクレ・クロニクル コミック

鹿乃しうこ 

今までとのササクレシリーズとは一味違う

◆ササクレ・クロニクル〜ササクレ・スパイラル(表題作)
 てっきり『ササクレ・メモリアル』の続編だと思い込んでいたのですが、高校時代の三田と関係を持っていた藤野がメインの物語でした。矢嶋のことしか頭にない三田に惹かれ、健気にも体の関係を提供し続けた藤野。当然三田に振り向いてもらえることもなかった上に弟に犯され、自嘲気味になっている時にバイト先で1年後輩の大志と知り合います。

 途中まで藤野…

0

フェイク♂ コミック

鹿乃しうこ 

仏もビッチもただのレッテル

◆フェイク♂(表題作)
 これは惜しいと思った作品です。何が惜しいって、ページ数が少ないこと!(笑) この作品がもっと長編だったら萌2評価にしていたと思います。まずキャラ設定と組み合わせが面白い上に、淡々と散りばめられているギャグが笑いのツボをめちゃくちゃ突いてくるんです。うるさくないのに思わず噴き出してしまうようなボケとツッコミ、大好きです。頭の中が暴走気味の仏田に、毎回意図せずブレーキをかけ…

0

迷う男 コミック

鹿乃しうこ 

だんだん受けのボケがクセになってくる

◆迷う男(表題作)
 受けの御園生のとんちんかんぶりに好みが分かれそうですが、私はそれなりに楽しんで読めました。方向音痴なだけでなく、攻めの滝川に真っ直ぐ迫られても、その想いを明後日の方向へ跳ね返らせてしまうような鈍感さ。ちょっとくどいかなと一瞬思ったりもしましたが、あくまで茶目っ気あるキャラクターとして描かれているので、そこまで苛々はしませんでした。ただ、滝川が御園生に絆されるのが早過ぎたよう…

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GAPS hanker コミック

里つばめ 

この作品の醍醐味を忘れていないか

 確実に萌えは得られたのだけど、読み終えた後はうーん、と評価に迷ってしまいました。片桐と長谷川がついに最後までセックスできたことは本当に嬉しいし、情事中の台詞や仕草にもこれいいなぁと思う点はいくつかあったのですが。なんとなく、こんなにすんなり進むベタな作品だったっけ?という考えが、ずっと頭の片隅に付き纏ってきてしまって。片桐はこんなありがちな王子様キャラだったっけ? 長谷川はこんな乙女キャラだった…

8

窓辺の君 コミック

雲田はるこ 

その後は読者の想像にお任せ

 どの作品も雰囲気があって、起承転結もしっかり楽しめる短編集でした。ただ、すごく余韻の残るような作品はなかったかな。読みやすい分、さらさらと流れるように読み終えてしまいました。雲田先生の短編集は『ばらの森にいた頃』が私の中では一番です。

◆おやすみ、サリー
 人気作家とマネージャー。こちらはマネージャーの高村が魅力的なキャラでした。ずっと好きだった作家のサリーのマネージャーにまでなり、一番…

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