フランクさんのレビュー一覧

やがて愛しきテーブルクロス コミック

梅松町江 

家族という心の拠り所

表題作シリーズと、短編が一つ収録されてます。

表題作は家族がらみのお話で、一言で言えば「いいお話だった〜」と心暖かくなるような読後感が得られます。

黒田(攻め)のアパートが全焼したので恋人の旭の家に泊まらせてもらうことになったけど、それがまさかの実家・しかも祖父に父に弟に……という男所帯。(母は海外に単身赴任中)
旭(受け)の身体目当てで付き合っているので飽きた頃に別れるつもりでいた…

0

ミケちゃんとクロせんせ コミック

櫻井タイキ 

大好きだからこそ、攻めになっちゃう年下男前ネコちゃん。

表題作【ミケちゃんとクロせんせ】は、生徒×先生ものというよりも恋が実ったらネコ同士だと判明してどーしましょう……ってなお話で、甘くてかわいかった〜。

私は生徒と先生の場合、卒業するまでエッチなし派なんだけど、お互い片思いしている時の描写や葛藤はなく、冒頭でお付き合いがスタートしてるせいなのか、まぁ別にいいかと抵抗なく読めてしまった。
結構、校内で盛っててるので、おいおい〜とはさすがに思った…

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BreakThrough デンパ男とオトメ野郎ex. 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

まだ続いてほしい……

口絵が神!!!
エロス〜!!
エロい絵ってこういうのを言うんだと思う。
挿入してる穴と棒とか、断面図とか直接的なそういうのにはまっっっったくエロスを感じないのだけど、これはすごい!!
この表情たるや!!!

まさかの記憶喪失。
使い古されたネタだとは思えず楽しく読めましたが、記憶が飛んだり戻ったり……ある意味器用だなと思ってしまった。

そして電子はあとがきがないので(あとがき欲…

2

デンパ男とオトメ野郎 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

もっと落差があってもいい

とりあえず3冊(BreakThrough デンパ男とオトメ野郎ex.)まで読みました。

読後、何よりも心配になったのは、自覚していないだけで、私は本当はデンパ女だったのか?ということ。
というのも、受けが攻めのことをデンパ、デンパ言ってるのだけど、全然デンパには思えなかったんです。

ちょっとズレてるけどさほどでもない。
世間一般はこの程度で電波扱いするのか?
これを電波だと思えな…

4

初恋ドラマティック 小説

間之あまの  高星麻子 

お伽の国の夢物語感に満ちてる甘さ

久しぶりに読みましたが、間之さん作品の中でもピカイチの甘さだと改めて思いました。
もしかすると、私が読んだBLの中でも三本の指に入る甘さかもしれません。
そしてお話の細部に至るまで、お伽の国の夢物語のようなキラキラ感に満ちてるし、きれいなんです。

なんといっても攻め様が、美しい。
金髪碧眼長身のフランス人+世界的企業のトップ+貴族というノーブルなお方で、キラッキラ。
最初に読んだとき…

0

ロマンスの鐘が鳴る 小説

越水いち  石田惠美 

楽しい作品でおすすめっ!

「この作品がBLアワードにノミネートされなければ、死ぬ。」で知った作家さんで、推されていた「刑事たちのファミリー・シミュレーション」が面白かったので、デビュー作だというこちらも読んでみたけど、こっちも面白かった!
ちるちるの記者さんじゃないけど、私も作家さん買いすることを決めました。

リーマンの江見(攻め)がクレームのために書店に行ったところ、対応してくれた店員の山口(受け)にまさかの一目…

3

ランチの王子様 小説

間之あまの  小椋ムク 

ごちそうさまです

作家さん買い。
オフィス街に小さなご飯屋を開いたばかりの受けと、そこに通い始めて常連客となる年下ワンコ攻めのお話です。
受けがやってるご飯屋さんが舞台なので当たり前だけど美味しそうな料理がやたら登場するので、お腹が空いて困る。
定食なんだけど、香の物とか、ほぉ〜味見してみたいなぁと思うものばかりなんですよ〜。

両片思いの二人が客とオーナーという立場から徐々に個人的に距離を縮めていくので…

2

君に触れたら 小説

松幸かほ  小椋ムク 

処女なのに、魔性の小悪魔を演じて

トピは忘れちゃいましたが答姐で「健気な処女受け」作品だと知り、面白そうだなぁと読んでみたのですが、この受けの真咲が本当に必死で健気でかわいかった。

セックスどころかキスもした事がない純情な子が、遊び慣れた気ままな猫(それも女王様気質の)を演じたおかげで見事憧れの人から告白されるも、素の自分と演じてる仮面とのギャップに悩む……というお話です。

中1の時、助けてもらった生徒会長の貴尚を好き…

3

さよならチキン コミック

梅松町江 

地味だけど良作だと思う。

二つのお話が収録されています。
一作目は年下ワンコ攻め×臆病受け、二作目は同級生の再会ものというどちらも馴染み深い設定だけど、気の利いたアイテムやエピソードを絡めることによって、ただのワンコ物語や再会ものではなく個性が感じられるところが好きです。

【さよならチキン】
年下ワンコ(生徒)×恋に臆病な先生。
受けが現国教師なので文章で気持ちを伝えるところが、らしくていい。
押しまくるワン…

1

我慢なんておよしなさい コミック

くれの又秋 

ピュアとエロがいい塩梅に配合されていて、いい作品だー!


くれの又秋さんってこんなクセのないピュアな二人を描けたんだって新鮮でした。

「我慢なんておよしなさい」というタイトルだから我慢をしないで手を出しちゃうお話かと思いきや、通い妻してくれる高校生に対して32歳の攻めが手を出さないようにと分別を持って接しているじゃないですか!
年上×年下の場合には、年上攻めに大人の分別と良識を求めてしまうので、いつ高校生くんを喰っちまうんだろうか…とハラハラ…

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