フランクさんのレビュー一覧

兄の親友お嫁においで コミック

厘てく 

イケメン高校生がカッコ良くてかわいくて死ぬ

いや〜攻めがとにかく良かったです。
190cmの長身イケメン・17歳。見た目はもう大人の男そのものって感じなのに中身はガキなところがあって、そのアンバランスさが実に良かった。

受けにお詫びとお見舞いの意味を兼ねて差し出す一輪のチューリップ。
花束じゃなくて?と訝しげる受けに対して「花束は…俺の小遣いじゃ足りなかった…」って俯いちゃう攻め。
いやぁ〜可愛い。高校生なんだから小遣いで当然な…

9

やさしい水嶋先生 コミック

七ノ日 

ハートフルでかわいいです

クールで鬼水嶋と生徒たちから陰で言われている高校教師の水嶋先生。中庭で密かに育てている野菜に興味を示した生徒のひかるが、実は一人暮らしで毎日コンビニ飯というのを知りひかるを放っておけず、ほぼ毎日一緒に夕食を食べるようになります。
そしてひかるの住むアパートが取り壊し決定となり、アメリカで仕事をしている母親の元へ行くのだけは避けたいと泣くひかるに「一緒に暮らしますか?」と提案する先生。

先生…

2

月光坂の花屋敷 秋 コミック

木下けい子 

攻めがいい男だ

こちらの作品は「春」が上巻、こちらの「秋」は下巻にあたります。

ついに幸哉の息子・結人が小鳥遊に思いを伝えるけど、いかに小鳥遊にとって幸哉が特別であるかを知らされ、きっぱり振られてしまうところからスタート。
あぁ…。

そして幸哉の背負う過去が明らかに…。これがねぇ。。。幸哉の愛が枷となってしまい愛する人(遥斗=結人の実親)を自殺へ追いやってしまったというもので、それがずっと幸哉の枷に…

2

月光坂の花屋敷 春 コミック

木下けい子 

薄氷を踏む思いで読んだ

お屋敷街にある180坪の邸宅 「月光坂の花屋敷」と呼ばれる家に暮らす三人を描いています。
下宿人で官僚の小鳥遊、お屋敷の主人・会計士の幸哉、そしてその子供、結人。

一見、四季折々の花が咲き誇る風流なお屋敷に住まう穏やかな三人のように見えます。
しかし主人の幸哉はゲイとして割り切った身体の付き合いをする相手がいて、小鳥遊も幸哉を時折抱いている。
小鳥遊は普段は幸哉に対して辛辣な言葉を放っ…

3

童貞に愛なんて叫べない! コミック

山田パピコ 

切なさを満喫

どっちも中村、そしてお互いゲイということが判って仲良くなった二人。
和成はお気に入り男子がいて、隼人はデブ専宣言をしているので二人が恋愛関係になることはない…と思っているのは和成だけで、実は隼人は和成のことが好き。
隼人は俺たち友達♪ってな感じで和成の前では振舞ってるけど、時折見せる切なげな表情。そこにきゅんとします。

和成はまだ自分がゲイって事を完全に受け入れられないのに、同じゲイであ…

6

ここは幸町四丁目 コミック

藤峰式 

仲間が見守る恋

小中一緒の5人組。高校は別々になったけど、成人して再びみんな小さな田舎町に戻ってきた。そして仲間の一人がやってる居酒屋「幸」に何かと集まっては飲んでいます。
・二上賢慈(ケンちゃん)居酒屋「幸」店主。奥さんを事故で亡くして一人娘を育ててる。
・安達透(トオル)高校教師 
・別所貴明(タカ)消防士 黒髪
・新田文晴(ハル)建設会社勤務 黒髪めがね
・大井友紀(トモ) ニート

あ、こん…

1

ハローアゲイン コミック

市川けい 

やっぱりいいなぁ。

幼馴染で家ぐるみで仲良く育った晄希と寛人。
だけどある日から、晄希は目も合わせなくなり女の子とばかりつるむようになり、お互い口をきかなくなってから二年間も経っていた。
何でこんな事になったのかさっぱり判らない寛人。

DKものが読みたくて久しぶりに手に取ったけどやっぱりいいなぁって思う。
最新作の二作がどちらもちょっとモノローグと台詞が多めだったけど、私はこの作品みたいにモノローグ少なめ…

3

椿姫 コミック

みなみ恵夢 

これぞお耽美

【椿姫】
音楽家同士の恋。超絶技巧を誇るピアニスト・フリーデルと甘ったるい歌を歌ってご婦人方を夢中にさせ、ジゴロのようだと評されている声楽家のシノダ。

全くタイプの異なる二人が惹かれ合うお話なのですが、面白いなと思ったのがタイトルの「椿姫」とシノダが歌う歌「ああ、そは彼の人か」。
これはヴェルディの有名なオペラ「椿姫」でパリの社交界を舞台に、ヒロインである高級娼婦・椿姫が田舎の青年貴族ア…

2

自家恋愛中毒 コミック

モンデンアキコ 

クールビューティーな受けから目が離せない

タイトルの印象からもうちょいアクの強いお話かと思ったけど、そこまでクセのない義兄弟のスレ違いストーリーで面白かったです。
受けが貰われっ子で負い目を感じて育ったとか、お互い高校生だった時に攻めが受けを襲いかけたところを父親に家に目撃されて勘当されてしまったとか、一人で7年間も「家」を守り続けていた攻めの健気さとか色々あってストーリーももちろん面白いのですが、細かい筋書きが頭に入ってから読み返すと…

2

何も言うな コミック

西田ヒガシ 

短編集

全部で6つの短編(5つの作品)が収録されています。
今回読み返して思ったのは「あれ?こんなに各短編のページ数が少なかったっけ?」ということ。表題作なんて自分の記憶の中では一冊の半分を占めているような気がしてました。

ということは、どれもお話がしっかりしていて(西田さんですから当然ですが)ページ数以上に内容がみっちり詰まって読み応えがあるってことです。

どれも一応ハッピーエンドなんだけ…

3
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