ゆーちん24さんのレビュー一覧

もういちど、なんどでも。 下 コミック

阿仁谷ユイジ 

『もういちど、なんどでも。』タイトルがすべて。

阿仁谷先生、なんとなく絵が好みじゃない気がして避けてしまってたんですが、とりあえずそんな自分を2、3発殴ってやりたい。

上下巻まとめてのレビューです。

記憶喪失ものですが、空気感というのかな、なんかすごくじんわりとくるんです。
テーマ的に、もちろん第一に切なさがくる。
でも記憶を失う攻めの貴博の性格がおとぼけでユーモラスだったり、受けの多郎が超絶色っぽかったりするため、クスリとなっ…

4

愛玩天使、売ります!! 【R18版】 コミック

灰崎めじろ 

もう!もう!素晴らしすぎる!18禁化に大拍手です!

『淫夢教師、飼育解禁。』のR18版がエロエロ!どエロ!で非常によかったため、こちらも迷わず購入。
まさしく〔ビーエロ〕の世界。
灰崎流*汁っ気たっぷりなエロは苦手な方もおられると思いますが、ハマってしまうとたまらない魅力の虜になります。お好きな方!ここは思う存分、エロに浸りましょう!…と勧誘してみる(^-^)

あ、でも、エロ抜きにしても、ストーリーの面白さや、愛情に溢れた描写もたっぷりで…

7

えとがみ-干支神- 小説

犬飼のの  yoco 

序盤・中盤・終盤と、変化する味の違いにやられる。

楽しみにしていた犬飼のの先生の新刊。
表紙とタイトルから、しっとりとしたシリアスな和風ファンタジーを想像しましたが、帯にある〔神様はバイト中⁉︎〕という一文が示す通り、非日常的な設定でありながらも人間と暮らす神の日常を描いた、親しみやすいファンタジーでした。
ほのぼのしたテイストの前半、予想だにしない怒涛の展開と愛の深さに胸を熱く震わせられた後半。
そして「読んでよかった!」というあたたかい…

18

囀る鳥は羽ばたかない 6 コミック

ヨネダコウ 

10年分の感情を一気に食らった

あと一週間だし、電子化を待つつもりでいたんです。
それまで1巻からじっくり読み直して待っていようって。
でも読み始めたらノンストップで5巻まで読んじゃって、我慢する気持ちは呆気なく消え去り、そのまま本屋へ行きました。
どえらい吸引力だった。
改めてこの作品の凄さに驚かされる。

そして待望の6巻。
こんなに無心で何かを読んだのは久しぶりかも知れない。
のめり込んだ。すごい。なにこれ…

20

つつぬけ。 コミック

鹿乃しうこ 

鹿乃先生に一生ついていきます!

鹿乃しうこ先生、ずっと読みたい読みたいと思っていたのですが、これが初読みになります。
表紙にやられました。もうこれ、可愛すぎるでしょ。
表紙の体操服については…後述させてください!

表題作【つつぬけ。】
高校生の鷲尾は、自分に向けられた好意や敵意といった「心の声」がテレパシーのように聴こえてくる能力の持ち主。
そんな鷲尾はある日、クラスメイトの砂辺から向けられる “妄想チックな夢の話…

12

ただれた恋にはいたしません! コミック

らくたしょうこ 

『萌え度』120%!!!

これはもう単純に「萌え度」評価です。
とにかく萌えた。終始萌えた。

インタビュー記事から気になっていたんです。
なんてったって絵が可愛い!好み!
読んでみたら、お話もキャラも最高に好きなやつでした…。
都会のイケメン遊び人×田舎から出てきたウブ可愛い黒髪大学生とか、ドンピシャすぎてしんどい。

田舎から出てきた恭平がアパートの隣人に挨拶にいって出会ったのは、いかにもなチャラ都会人…

20

俺と彼氏の恋の果て コミック

ナナメグリ 

ずっと心の中にある、忘れられない大切な物語

今までで一番泣いたBLです。
2年前に読んだ日の、あのときの気持ちがずっと忘れられない。
表紙を見るだけで今でも胸がぎゅーっと苦しくなる。

大袈裟なようだけど、この作品と出会いが、
「あ、この世界は私の人生を豊かにしてくれる」
と確信させてくれたんです。

シリーズ1作目の『俺と上司の恋の話』との出会いは本当に何となくでした。
深夜にふと目覚めてしまい、眠れそうにないからと電書…

14

溢れて零れて、我慢できない コミック

やまち 

読み応え抜群な特殊性癖もの。こういうの大好き!

とにかく勢いとパワーがすごい!
豪快で性癖タレ流しのどエロい作品ですが、ストーリーもしっかりしていて、非常に読み応えがありました。

No1ホストでゲイの零司は、セックス中に男にお漏らしさせることに興奮する性癖の持ち主。
ところが最近はセフレも「お漏らし慣れ」してしまい、刺激が足りない。
そんな零司にとって目の上のたんこぶなのが、オーナーの綾。
ある日綾に遅刻を叱責された零司は、腹いせ…

23

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

強い心をもって読みはじめても、確実に心壊される

放心状態です。
途中まではまさかこんな結末が待っているなんて思いもせず、読了した今、暗い海の底にいるかのようなこの感情に戸惑っています。

私は上巻でこの作品について、
『心が弱っているときには絶対に読めない』と言いましたが、下巻はそんなのの比じゃない。
万全の精神状態で読みはじめても確実に心が破壊されると思います。

上巻で、嘉藤への執着と男狂いの醜態を晒し、父親である本橋組組長に…

20

少年と神隠し コミック

ゆき林檎 

愛と業。穏やかで物哀しい素敵な雰囲気の作品。

昭和28年が舞台のファンタジー。
天狗のような面をつけた不思議な青年と、身寄りのない少年の出会いから始まるお話は、私がイメージする仏教の世界そのままに、穏やかで慈愛に満ちていながらも、どこか儚げで物哀しい。

優しく綺麗な絵。丁寧な描写。
主人公2人の性格も、穏やかでいい意味でテンションが低いので、刺激を避けたいとき、クールダウンしたいとき…など、落ち着いた読書をしたいときに大変お勧めでき…

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