chikakumaco
作者あとがきに本質がザックリ書かれているので。それを読めば全貌が見え、なんと人騒がせな、という感想しかもはや出て来ないんだけど。
カインコンプレックスを下敷きにしているそうで。親の愛情に飢えていた誠はひたすら羨望で弟の相を見つめていたが、当の相は愛情を受けていたというわけでは無く、孤独で。自分を見つめる兄の存在だけが、自分の拠り所になっていて。それが異常な執着の始まり。
幼ない頃のように、誠に…
アイとマコト。2人のにびいろなのかも知れない。
作者もあとがきに「おっさんずはラブしません。」と書いているように。
ラブ要素低めの2巻。というより、フツーにヤクザ漫画。それでいてちょっとややこしい。
親父(会長)は実子である誠をバカだと知っていて。目を背けているものの、おそらく可愛いと思っている。
役に立たない誠を預かっていた山之辺だが、一旦は策にハメて放逐しようとしたものの。
バカな子…
これは完結してから読もうと決めていた。
だってジリジリが止まらないと思っていたから。意外にも早く完結したんだな、というのがまず驚き。
4人の〜と、あるけれど。とかくこの1巻に関しては、誠と相の兄弟に焦点が当たる。
激しい暴力性を隠しもしない誠。誰にも愛されず育った誠に憐憫とも言える気持ちを寄せる相。
「兄貴はかわいそうだ。」誠の暴力も欲情も全て受け止める相のそれは、愛か、哀か。
冒頭、ベ…
いやもう、ちるちるのインタビューとか。単話版を少し読みかけてたので。まぁー、想像はそれなりにしてたんだけど。それを凄まじく上回る課長の執着と変態さんぶり。それを全部真顔でやってのけるというシュールな可笑しみ。作者の乳首への並々ならぬ愛着と愛執も感じられます。
そして、課長〜‼︎ 吸ってる間正気失うってどういうこと⁉︎ そんなに日常的に抑圧されてるのか何なのか。とにかく楡野くんが心配する程。楡野く…
「ultimate 2」というから、前作同様エピソード集になってるかと思えば、事細やかに綴られた設定資料集。いやこれも凄い!凄いんだけどね。やっぱりストーリー、サイドストーリーも期待したので。やや肩透かし。私はトリセツ読むの苦手なんだけど、そんな感じ。官僚の世界の説明とか、いいよ。と、思ってしまった。なんなの?丹下道先生は元官僚?それとも緻密な取材をしてるの?それとも。それとも。聞きかじりで、全て…
わーい!ほむらじいこ先生の新刊だぁ!しかも久々!と、嬉しく手に取ったのに。
丸っと表題作なのに。この物足りなさ。
またスピンオフかな?と思いきや、「僕のおせっかいダーリン」部長の息子、光くんの学友、尊くんの恋の話。学校で、居酒屋で、光くんは尊の恋バナを聞いてあげますが、光くんの恋「俺とアンタの相性は」の後日談はチョロっとも出て来ない。光くんが登場するとはいえ、シリーズとはいえないので、前作まで…
あれ?理原先生の絵ってこんなだっけ?と、思い、私は既刊を読み返す。「濡れねずみたちの恋」を既読で、これはたしかに絵の雰囲気が違う。も少しフワッとしてシュッとしていた気がしないでも無い。タッチを変えたのかもしれないし、最近の雰囲気に何処か似ている様な気がしないでも無い。確かに、エッチの描写は似ている、というか同じ様な気もして来る。物語の雰囲気自体、全然違うので。これはもう、別の作家さんが描いたものと…
吉宗さんの悪魔っぷりにもメロメロなんですが。吉宗さんの健気な奥の奥の奥の気持ちにはまだ気付く術も無い源路。
『付き合おうと言ったら断られ、離れようとしたら寄ってきて。吉宗さんは悪魔のよーな男です。』
そりゃもぅ、血気盛んなヤリたい盛りの高校生。隙あらば触りたい。けど、源路はただヤリたいだけの男では無い。無いんだけども。吉宗さんも薄々それを分かっていて。
自身のトラウマに悩まされてもいる。恐怖…
吉宗さん、カッコいいんですよ。そりゃ。けど、ヘビー過ぎて。なので、この連作が終わった後となっては、表題作の「恋と椿」。今となってはもはや前座。という短編のが、気楽に笑えて、楽しくて好き。最もホッとさせてくれる癒しの作品となっている。
全然不良じゃない、ちょっと、いやだいぶ喧嘩の強いイベリコこと入江。不良グループと一括りにされるが、入江を慕う学生達で結成されたグループは街のゴミ拾いをし、文字通り街…