chikakumaco
分冊版読んでる頃からもぅずっと。ヤバかった。ずっと泣いてて。号泣のボルテージだけが上がって行って。紬くんの幸せしか、願えなくなって行く。
ひたすらに優しくてピュアで。そして心が強い紬。顔も可愛い。
そんな紬を支える双子も良い!凄くいい!心は熱いのに、ぶっきら棒な素振りをして、言いたい事をズバズバ言っている様に見えて、誰よりも優しい女の子、莉麻。知的で穏やかな莉生。
作者も懸念していた様だが、…
油断していた。煽りを読む限り、上下争いすったもんだ問題をあははと笑って読み流す物語だと、思っていた。
虫歯先生の作品では「天国 in the HELL」を既読でして。可愛いくて萌えるんだけど、ちょっぴりビターなのだ。その感じ、その感覚をとりあえず呼び戻しておいた方が良いかも、と読み返してみる。既刊はページ数の割にはショートストーリーの様な読後感で、メッセージも割とシンプルに思える。
本作は、そ…
強面最恐教師、井吹のこれでもか‼︎ な「執着攻め」はクセになります。
本作はそんな怒ってばっかり、ヤってばっかりの井吹の心の柔いとこに触れて。
ホロリとさせられちゃう孝紀のお話。
高校生の頃、荒れてヤクザと喧嘩して命を落としかけた井吹は当時の恩師、芳村先生と再会する。先生は裕紀が行くことになった塾の先生だった。優しくて愛らしく、歳を経たとは思えない芳村先生。井吹の芳村先生に向ける眼差し。…
エッチできゅるるんなおバカ淫魔が絶倫野郎に返り討ちに遭う、といったアホエロ系かと思ってたのに。
これがすんごく可愛い。可愛くて可愛くて。健気で甲斐甲斐しい昭和のお嫁さんみたいなのだ。
勿論、最初は淫魔らしくヒトの精気を奪う為だったとはいえ、こんなにも尽くすものなのか。
元々真面目で悪魔学業も優秀、一生懸命なアルは、狙った獲物・孝太郎が社畜人生に疲れているのを放ってはおけず、彼の精気を頂くため…
「有休オメガ」のスピンオフかと思いきや、全く。全く別のお話し。けれど、本作の主人公・春人と前作の鈴谷は従兄弟同士という裏設定があるみたいで、世界観はおんなじ。というか、従兄弟というだけあって、春人の腹黒さはさすがに鈴谷と同類のものと思われ。やっぱり思い切り笑わせてくれます。
んー。けど、真面目でお仕事熱心なだけあって、外面命の鈴谷よりも、実はとっても良い子っていうのが徐々に分かって来ます。
彼…
10話で、急に大人になったダートにビックリ。そりゃ「ペンデュラム」では始めから大人なので、実は見慣れている筈なんだけど。ジュダと出逢った、いたいけな可愛いダートに慣れたところで、突然の大人⁈ 時間の経過を表すとはいえ、可愛いダート編が終わってしまうのは些か寂しい心持ちがします。
そしてまさかのジュダとルアードの幼年時代も差し込まれ。これは先にジュダとダートの子供たちのお話し「プチミニョン」を読ん…
イケおじと言っても、郡士さんは35歳くらいかな。大学生の須春さんから見たら。いや、ずっと幼ない頃から好きで、大好きで。ずっと見つめ続けている須春さんから見たら。充分大人なので。
「僕はいつ恋をしたのかな。ずっと好きだから、それも思い出せない。」
過保護に甘やかされて、大事に大切に育てられた須春さんは真正箱入り息子。
郡士さんに寄せる想いも所詮、子供の恋だ。
タイトルと表紙から鑑みて、ちょっ…
ここまで来るのに11年という歳月を経たという。事実、あまりにも完結から遠かったので。
この作品の終わりが読めるとは思ってもみなかった。半ば諦めていた。
ここまで描ききってくれた三池先生には感謝したいと思う。
11年という歳月は確かに長いけれど、そしてそれをパパッと読み切ってしまうんだけど。
物語の中に生きる、息付いている、久世や章生、そして総司郎にとって、それはそのまま必要な時間であったと…
一読して。あまりにも胸が詰まってしまったので。
しばらく放置してしまいました。「春と夏となっちゃんと 秋と冬と僕」の様に。物語の冒頭は何となく4コマ風にスタートするので、一瞬不安になったのだが、いつしかそれはきちんと長編となって行く。
大人になって。恋をするのは怖い。
恋だけでは無い。新しい事に挑戦するのさえ、億劫になって。いつの間にか。
仕事と家のルーティンになっている。多かれ少なか…
2巻の、赤みを帯びたセンシュアルな冒頭とは違って、本作は立ち込めた青の夜で幕を開ける。ややコントラストの強い、満月の夜。ヴァラヴォルフの集落に忍び入ったマレーネは、彼らのリーダーであるキーファーたちに軟禁されてしまう。けれどそれは覚悟していた事だった。
少し間が開いていたので、私は1巻から読み返して行く。本作はおそらく次の段階へのブリッジ的な役割で、大きくは物語は動いては行かない。謎は深まる…