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表題作始末屋J

相馬二狼,24歳,金さえ積めばの何でも屋
綺麗な利根川洋海,24歳,元製薬会社研究員

あらすじ

相馬二狼―通称J。
金さえ積めばどんなヤバイ仕事でも引き受ける女にメがない始末屋だ。
そのJに久々の依頼が舞いこんだ。
待っていたのは極上のオーラを纏った美青年、利根川。
法外な報酬と引き替えに利根川が要求したものはなんと、始末屋Jとの『セックス』で。

作品情報

作品名
始末屋J
著者
綺月陣 
イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアノベルズ
発売日
ISBN
9784775506004
3.2

(5)

(1)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
15
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
20%

レビュー投稿数2

シリアスな題名だけど、中身はコメディ

最新版は表紙が違う。亜樹良のりかずさんの赤いバラの違う絵。
https://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/129521/

重い内容なのかな?、と思わせる題名だけど、中身はコメディ調だった。
綺月陣先生の作品は、重いものばかりじゃなくて、コメディ作品も多い。

この作品は、 2005年8月発刊の再刊。
Jが受けた仕事の対象者は、金と権力で非道を働く大企業のトップ、頭脳派の悪党。
部下を食い散らかして奴隷に調教、
不要になると、社会的にものを言えない立場にして捨てる、嫌な奴。

「囚われた野性」という関連作が一つあるけれど、絶版で、電子版も今は無かった
これから再刊されるのかもしれない。

0

受け様の激しさにタジタジ!

エチシーンが冒頭から入って、いきなり「奥様と別れてください」って組敷かれてて、しかも何やら激しそうで相手は鬼畜で、シーツが裂けて・・・何て奴隷な受けちゃんなんだと、、、
ということで、始末屋Jの登場です♪

自分を散々弄び(調教ともいう)、奴隷にしておいて捨てて、しかも横領の無実の罪で訴えられた洋美が、相手の大企業のトップ藤園に復讐をしたいと依頼したのがJと呼ばれる二狼。
依頼はセックス!?
これがまたまた、とんでも激しいのです!
活きのよい魚が跳ねるように、もんどり打つと表現してもいいのでしょうか?
いくら調教の賜物とはいえすごい反応♪
喘ぎもすごい、すごい、すごい、、、叫んでないか!?
何で、こんな激しいセックスが復讐になるかというと、それはJの素性によるのです。
洋美は賢いだけあって、転んでもただじゃ起きない男だったんですね。
冒頭の奴隷姿がうそみたいです!
女たらしの二狼も、洋美の体にすっかり魅せられてしまうのですが。

洋美の復讐は、二狼と藤園の確執から大規模な兄弟喧嘩いや、兄弟戦争?に近い形に発展します。
かなり派手な喧嘩(?)なんですが、それがまたさほど重くならずにまるでTVドラマのようにテンポよく進んでいくのです。
途中で彼等の確執の原因が語られていきますが、いや~本当に藤園は悪い奴ですよ!!
Jも彼を憎んでもしようのないくらい、、
洋美が襲われて頭にきたJが直接藤園とガチンコ対決するシーンもアクションがあって、楽しめます。
しかも、その後のオマケがまたイカシテル♪♪
藤園の屈強なボディガード=フランケンシュタインのような男と比喩されている=が実は藤園の奴隷だったという・・・絡みのシーンがついていて!!
何だー!おいしいではないか♪ウハウハ

ラストはハッピーエンドで、それなりに円団を迎えましたが、この藤園コンビがとっても気になるのです。
ということで、痛快なアクションものの本作は2作目もあるのでした。
ワクワク♪♪

2

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