恋雪

koi yuki

恋雪
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神10
  • 萌×24
  • 萌17
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
12
得点
121
評価数
36件
平均
3.5 / 5
神率
27.8%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥860(税抜)  ¥929(税込)
ISBN
9784813011521

あらすじ

「いつか必ず迎えに来るから、向こうで一緒に暮らそう」そう言って島から去った幼馴染みの成明を信じ、東京に来た湊だったが、成明は劇団と仕事で忙しく、冷たかった。それでも、成明が酔って帰った日に結ばれ、喜ぶ湊だった。しかし、実は成明には好きな女がいて、その代わりに抱かれたことを知り、ショックを受ける。そんなとき、湊に俳優になることを勧めるプロデューサー・柏木が現れて…!?クールで強引な成明と、素直で従順な湊が、東京で繰り広げる、切なく擦れ違う恋物語。

表題作恋雪

折下成明,22歳,夢をおいかけて田舎をすてた
九浜湊,22歳,傷ついても耐えるしかすべを知らない

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レビュー投稿数12

田舎に残した素朴な恋人と変わっていく恋人

「迎えに来るから」といって都会にでていった恋人が、いつしか連絡が間遠くなり…というストーリーは多々ありますが、大抵は上京して都会の水に染まった頃オシャレで綺麗な女の子に慣れた目で見ると、素朴な恋人の記憶が遠くなって迎えに来るから待っていてと言った時の気持ちなどすっかり忘れてしまうもんなんです。
残された方はそれでも健気に待ち続けるのですが…。

この主人公の湊は故郷を出ざるを得ない状況になり都会の恋人の元に行くところから物語が始まりました。

あらすじを読んだところ芸能界を舞台とした華やかな場面を期待してしまったのですが、あまり売れていない潰れそうな小さな劇団が少し出てくるくらいで、湊がオーデションに受かって撮影に入るかと思ったら2人の恋愛にはあまり関係ないからか一瞬でクランクアップしてしまいちょっと残念でした。

高校生だった頃の幼いけれどピュアな恋心は、遠く離れて忙しく流れる時間の中で薄れてしまったけれど決して消えてしまったわけではないだなと思いました。

湊は成明が劇団の先輩の沙穂が好きで自分を身代わりにしたと思っていましたが、それは逆で湊の面影を似ている沙穂の続き上に見ていたんじゃないのかなと感じました。
無意識のうちに田舎に残してきた恋人を求めていたのに、成明本人も気づかずに似た人に惹かれていたみたいでまだまだ子供だなっていう感じが青くて新鮮でした。

この先、成明がいい脚本を書けて、湊が舞台俳優として大成していったらいいのに…。

1

最初から最後まで健気…

表紙からいって、力関係が攻め強、受け弱という様相です。
俺様攻めは苦手なので、好きな砂原さんの作品ながら手にとるのが遅くなってしまいました。


攻めの折下成明は22歳。
契約社員として働きながら、小劇団で活動しています。
離島出身者で高校卒業と同時に上京し今に至ります。

受けの九浜湊は、成明の同い年の幼馴染み。
島で実家の民宿を手伝っていましたが、閉めることとなり成明を頼って上京します。


島を出る際成明は湊へ、いつか必ず迎えに来ると約束していました。
この時のふたりは内緒の恋人同士でしたが、東京で過ごす内にそんな約束は見ない振りをするようになっていた成明。
そんな成明のところへ突然湊が訪ねてきたことがスタートです。

受け攻めの両視点。
このパターンは本来大好きなのですが、なにせあまりに成明が自分勝手なので、彼の視点で語られていると湊が可哀想で可哀想で…
関係を始めたのも成明なら、それを忘れたのも成明で…
もう序盤からイライラさせられ、もういっそ柏木(イケメン業界関係者)とくっついちゃってよ!なんて思いながら読みました。
1/3あたりから続きは成明も徐々に自分の傲慢な思考を反省したり、湊本人からは語られなかった真実を知り後悔に苛まれます。
それでも可哀想に感じたのは湊へであって、成明へは感じませんでした。

結果的にはハッピーエンドです。
湊は本当に不幸が幼少時からつきまとっていて可哀想なキャラでした。
家のことも成明とのことも、泣けない彼はすごく切なかったです。
そんな湊には優しい大人に側にいて欲しかったけど、恋人選びまで不幸体質なんだね…
繰り返しますが、柏木とうまくいってくれた方が本当は良かったよー!

1

幼馴染

終わりよければ全て良し!
なのだけれど、何かが腑に落ちない(-ω-`;。)
そもそもは、この攻が不甲斐ないのがいけないんだよ。
一途な子が好きなのです。一途がいいのです。

なくほど離れたくなかった相手との別れから4年。
新しい彼女、会いに来た受を煙たがる姿。あまつさえのやけぼっくい
どうなのよと。
忘れたハズの恋心に火がついて~の気持ちの変化、動き
それがわかるから、胸にきゅぅっとくる部分は多々ありました
あったのだけれど何かが引っかかって今だ不完全燃焼です。

受に関しても、葬式から帰ってきたあと。。。東京での柏木さんと
一度は別の相手を・・というのもなくはないのですが
なんだかとても切なかった。
ピュアだった湊が、男の部屋でこなれた仕草で・・なんて(*ノД`*)・゚・。
ただ、湊でよかったのは、もっと物わかりがよくて、見た目よりも大人で
おっとりとした印象だったものが、
もっと重たいものを抱えていて、好きの気持ちは想像よりも大きかったこと。
平気な振りをして。でも本当は。隠された前半と、ぶちまけられた後半。
その気持ちに揺さぶられました。
続き
攻の前でだけ見せる涙の洪水。ウマぅ

そういえば、もうひとつ残念なのは
柏木さん。もっとできる子だと思ってた。
この人は受の方が合ってると思う
余計なお世話なんだけどなw

3

切ない系、ではある

以前、職場で人口が数百人という島出身の同僚が居て、彼女の話は都会で育った自分としては別世界みたいな部分が多くて、例えば、昔は冷凍技術が今程に発達していなかったので彼女の島では鶏肉が一番ご馳走だったんだそうな、何故なら鶏肉が一番痛みやすいから、次に牛肉→豚肉な順番で……とか学校は低学年組と高学年組の2クラスしかなかたったとか、ほえーーって感じで聞いてたもんですが、いや前置きが長くなりましたが、この話の2人は北海道の、ごくごく小さな島、コンビニも何もないそんな小さな島で育った幼馴染。

末っ子だった成明〔攻〕は島を出て東京で小さな劇団に所属をしながら仕事をしてます。
かつては好きで身体も繋ぎ、離れがたいと思った相手、湊〔受〕とは年月がたつ事に疎遠になり。
そんな折に、湊が成明の元へと突然やってきて、東京で仕事を探すと言うのですね。
未だ島にいたままの純朴さを残している湊と、東京での生活が馴染んでしまった成明。
彼らは再会したけれど、もう元の彼らではなく、すれ違う日々が続き、湊は見えない所で傷付いていく。

ストーリーだけでいうなら成明をもっと無自覚に冷たくした方が湊の健気さ続きがより引き立って、想いが通じ合った時のカタルシスっぽいのが生まれた様な気がします。
まあこれは自分的な好みであって、この話はこれでいいんだと思う。

ただすれていない湊が一時期とはいえ人気俳優になってマスコミの取材も受けて、芸能界の世界で結構苦悩無しになじんでたのがちと違和感があるっちゃありました。
なんか新人俳優としてそこそこ人気が出ちゃったら芸能界でもっと傷付きそうな気もしたんですけどね。
……って芸能界を凄い嫌な世界だと思いすぎなのか?自分が。

面白かったんだけど、なんか自分の中でもちょとこうしたら、みたいな気が何箇所でありました。
いや、楽しんで読んだんですけどね、あらすじを読んでもっと切ないのを期待してたのかもしれない。
切なかったんだけど、期待してた程に切なくは無かったというところでしょうか。

2

うーん

攻←受度:★★☆☆☆
糖度  :★★☆☆☆
コメディ:★☆☆☆☆
切なさ :★★★☆☆
◇感想:攻めの心変わりが早すぎる気がしました。受けの感情もこちらに強く響いてこなかったというか・・・うーん。今日読んだのに心動かされたシーンがぱっと浮かびません。

2

いい話かもしれないけど

とてもよくまとまっている切ないラブストーリーなんですが、とにかく薄味。わりとご都合主義で、けっこうなんちゃって感ありまくりのBLらしい話でした。砂原さんだったら、もうちょっと読ませてほしかった、と思うのは期待が大きすぎたせいでしょうか。

2

湊だけにまさに“港”のような男

砂原さんの島モノBL
『純情アイランド』とは、またぜんぜん違う雰囲気で
シリアス展開でした。

北の離島が故郷のふたり。
同級生はふたりだけ。
幼なじみで、親友で、恋人で、おのおのがすべてだったのに
攻めが東京に出て変化してしまう・・・

流されるまま身体と心を奪われた受け。
攻めの心変わりに傷つきながらも受けは従順で引き際がよく消えるけど
芯の部分では、ずっーーーーーと攻めを好きでいるというね。
かといって別れた攻めに操をたてつづけるわけでもなくw
(だって柏木に対しては、どう見ても誘い受だよ?)
最後は、言葉少ないながらも攻めをなじったりもしてw
きっちり主導権握っているwww
こういうタイプって強いよねwけっこう魔性。

湊だけにまさに“港”のような男だと思った。
旅立ったはずの男は必ずこの手のタイプに戻ってくるw

彼らのまわりに置かれた当て馬さんたちが
ちょっと不憫に思えました。

木下さんのほわほわした挿絵が良かったv

3

そこまですれ違わせなくても。。。

砂原さんのいじわるぅ~~~!!
と叫びたくなる位すれ違いまくりの2人がかわいそうで
もう勘弁してあげて、と何度叫んだか。。。

田舎の島で唯一の同級生で、友達以上の関係もあった湊が
東京で演劇をやっている成明を訪ねて来た時
湊はいまでも成明のことが好きなんだ、ってのが伝わってくるのに
成明の気持ちがいまひとつわからなくて
というか、明らかに田舎ものを馬鹿にしたような態度に
ちょっと怒りさえ覚えたりしました。

そんな態度をとって来たバチが当たったような不幸が成明を襲った時
ほんの少しだけ「自業自得だ」と思ったりもしましたが
だからと言って湊まで取り上げないで!!と
あまりの酷い仕打ちに絶句してしまいました。。。

でも、そんな経験をしたお陰で
成明にとって何よりも大切なのは湊だ、って事に気づけたわけで
やはり必要な試練だったんでしょうね。

だからこそ、やっと長いすれ違いから開放された後のシーンは
本当に2人とも幸せそうで
冷えてたこころがポッとあったかくなりました^^
特に、ラストに
湊が「スンスン」と鼻をすするシーンがすごく良かった!続き
思わず「良かったね!」って言って、うしろからぎゅってしてあげたくなっちゃいましたw

作中、湊は何度か鼻をすするんですが
それぞれのシーンで、その場の湊の気持ちがよく出てるシーンなので
その違いを感じてみるのも面白いかも。

1

かわらないもの、かわるもの

幼なじみとのすれ違いラブ。
まるで「木綿のハンカチーフ」
東京で劇団と仕事に忙しくしているうちに、島をでる時に湊と交わした約束をすっかり忘れてしまった成明。
薄幸の乙女・湊は、そんな彼の心を取り戻せたのか?

環境に合わせて変わってしまったこころ。
どんなときも変わらない思い。

成明は、島へ帰って、漁の手伝いをしているうちに、自分にとって何が一番大切だったのか思い出します。
一方、湊は、、、

おとなしげなこういうオンナが最後に笑うのね、って感じで、ハッピーエンドでした。





1

切ない

幼馴染みもので再会ものです。焦れったいです。長い長いすれ違いがあります。切ないです。
良作でした。
木下けい子さんの挿し絵、この作品にめっちゃ合ってました。

主役は幼馴染み同士の二人、成明と湊。視点が順番に変わりつつ、ゆっくりじっくり二人に起きる事件や心理変化などが語られてゆきます。
離島を最初に飛び出したのは成明。恋人の湊に「必ず迎えにくる」と約束して、東京へ出る。
でも、それから長い時間が流れ、成明には好きな人ができる。これ、当たり前のことなんだよね。
そんななかで、湊が成明を追いかけて東京に出てくる。成明には迷惑だった。
二人はセックスするんだけど、酔っ払った成明は、そのとき好きだった人と湊を重ねていた。そしてそれを湊も知る。
やっと成明が湊を好きになったころには、湊は成明のもとを離れ違う人に抱かれてて──。

なんだよもうこの二人、なんでこう、タイミングが上手くいかないんだよぅ!バカ!と。いやまあそれが小説なんですが。
焦れったさがいい意味で焦らしとなり、やっと気持ちが通じあったときには涙がポロリ。

1

読ませてしまう作品

もどかしくせつないお話。私の好みとしては、すごく好きなシチュエーションなわけではないのに、ここが要らないってところがなく、泣きポイントも最高に盛り上がって、読まされてしまいました。

恋なのかどうかもわからないようなまま、体の関係まで持ってしまった幼馴染が、やっぱりお互いのことが好きなのだということを分かり合うまでのお話ですが、そこに演劇・映画界の様子を絡めることによって、『変わらない』ことと『変わる』ことのありかたや、成長(大人になっていく)という事を考えさせられるお話になっているんだなと感じました。

全てに流されている感がある湊の方が、実はずっと大人だったんだなと思うし、成明は末っ子のわがまま野郎だけど、意外と素直で頑張り屋なところが憎めないし。いいポジションに収まってよかったよかったです。

まだ、ハッキリとした気持ちもないまま、湊に自分のことを好きかと聞こうとして、自分が問い返された場合が怖くなっちゃうシーンとか、最後雪中で湊が泣くシーン(既にレビューされている方もお勧めになっているシーン)とか好きです。

2

名セリフに涙がこぼれそうになります!

田舎では好き会ったのに都会にでたら、気持ちがすれ違うという奴です。
田舎に残っていた受け純朴な青年「湊」が、生いたちもあって自分の気持ち、欲望を口にできないというのもせつないです。
ラストの「成明の言葉は、信じられない」「なんで・・どうして信じさせてくれないんだ」という湊の慟哭の言葉がせつないです。
たった一人成明をたよって都会に出てきたのに、何度も裏切られてしまった湊。
それでも自分が一番もとめていたのは、湊だけだったと気づく成明の悔恨の言葉に涙がこぼれます。

5

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