センチメンタル・フレンド

sentimental friend

センチメンタル・フレンド
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
44
評価数
10件
平均
4.4 / 5
神率
50%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ビブロス
シリーズ
ビーボーイノベルズ(小説・ビブロス)
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784882718475

あらすじ

女のヒモだった久は、かつての同級生・小田と偶然再会する。仕事や住むところが見つかるまで自分と暮らせばいいという小田の申し出を受ける久。しかし、不自然に一つのベッドの両端で眠るお互いを強く意識してしまう―。書き下ろし2作も収録。

表題作センチメンタル・フレンド

医者の小田
ヒモをやっていた無職の久

その他の収録作品

  • オール・フレンド
  • rest
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数4

デジャヴュ

木原作品に鳥人ヒロミ先生の挿絵とは、なんとゴールデンな取り合わせでしょう!読まずにはいられませんよぉ。

物語は高校同級生の再会もの。(←なんか前にも書いたことがあるような気がする。)設定やプロットは『Mundane Hurt』によく似ているのですが、それよりかはキツくなくて、所々わかりやすい萌えツボがちらほら。読んでいてツボに入るとひくんっ、てなってました。鳥人先生の絵があったかいからか、不穏な兆しが見えても挿絵のおかげで緊張感から一息つけるという…。

田所はいわゆる女のヒモで、医者の息子である小田と一体どーなったらそーなるの?っていう木原展開が待っています。そのプロセスというか、読ませ方に惚れ込んでいるので、どんどん物語の先へ先へと引っ張られちゃうんですよね。

小田のSっぷりがステキです。激しく拒絶し、傷付けた後の甘々ぶりが、SM的というよりメンタルなDV方面です…。古い作品を読むと、萌えのヴァリエーションはあっても、先生の描く人物の残酷な行動原理は、すべからく愛(恋)情に根ざしているということがうっすら見えてくる。だから木原作品がどんなに痛くても抉られても自分は続き安心して読んでいるんだな、と思いました。単にわたしが先生のMな読者なだけかもしれないけれど。。

いかんせん『Mundane』を先に読んでしまったので、その後に『センチメンタル・フレンド』を読むと、個人的にはこちらの方がなんとなく木原作品然としてるような気がしてなりません。

評価はかなり挿絵に傾いてます。

2

ヒモを受け入れられるかどうか

真面目な医者×ヒモという、なんとも皮肉のきいたカップリングです。
このヒモ男である久のヒモっぷりが徹底していて、最初の印象は最悪最低以外の何者でもないというか、こんなのいたら絶対に関わり合いになりたくないというタイプの人間です。
何年もダラダラと女のヒモをしてたかと思えば、その家を追い出された直後には、もう攻の小田のヒモですからね。

働く気、皆無

と、終わってる感のあるこの久なんですが、一体何なのでしょうね、非常にいい味出てます。
普通に見てれば本当に最悪な人種なんですけどね、一体全体どういうわけか、途中から何だか可愛く見えてくるんですよ。
気がつけば木原さんの思惑通りというか、久が天性のヒモ体質というか。
大事件も起こらないし、キラキラしたBL特有の世界観も特別設定もない。
だけど小田のドSっぷりと、脱力気味の久のドMっぷりにゾクゾクしました。

萌えがあるかというと私はちょっと……な感じなのですが、お話は非常に面白いです。

1

鳥人先生のイラストと木原先生の話がすごいいい。

 どうしようもないヒモ男。
 恋人に捨てられて、後先考えず持ってるお金をパチンコにつぎ込むし、お金がなくなったら誰かに拾われるまで捨て犬の様にしてるし、こんな奴最悪!と思っていたけど、いざ小田と恋人になり、昔の彼女にせまられて鳥人先生のイラストのヒモ男が「ごめん。あいつに捨てられたくないんだ」というところ、ヒモ男が可愛く見えるから木原先生はすごい。
 元カノとは本当に何にもないと泣きじゃくるシーンも、ヒモ男が可愛くみえる。
 本当に木原マジックにかかったようだ。
 最後の小田の同僚視点の話は安心感のある面白い話だった。小田の反応が笑えて楽しかった。
 木原先生といえば胸にズシっとくる作品が多く、気持ちが浮上するのに時間がかかるが、この作品は読み終わった後も楽しい気分がする作品だ。

1

木原音瀬祭り中のむつこです

木原音瀬祭り中のむつこです。
ワッショイ!
BLに出会って良かったなと思う一番の理由が、木原音瀬という作家さんに出会えたこと。
文章力はあるわ、ストーリー作りもキャラ作りも上手いわ、幅広い多様性のある作品群にメロメロです。
木原音瀬というと、「痛い」作家さんというレッテルがついてて、もちろんそれは正解なんだけど、けしてそれだけじゃない。
甘ったるーいお話も書いてくれてます。しかも、超上手い。甘い中に「切なさ」をスパイスする、そのさじ加減が絶妙です。
この『センチメンタル・フレンド』という作品は、そういうお話です。
甘くて、切なくて、ちょっと痛い。(痛いんかい!)
暴力ふるうシーンはありますが、無視できるレベルじゃないかと…たぶん…。(私が麻痺してる可能性アリ)

主役の職業はヒモ。
女に追い出されてフラフラしてるところを、かつての同級生に拾われる。
同級生は医者になっていて、主人公とは真逆の人生を歩んでいる。
軽い劣等感にさいなまされながらも、そのまま同居生活を続ける主人公。
主人公は高校時代、医者のことを(結果的に)フッたことがあるんだけど、互いにそのことには触れない。
同じベッドの続き端と端で寝起きして、思いっきり意識しあいながらも、何も言い出さないでいる緊張感に、ゾクゾク興奮させられました。
医者には婚約者がいたんだけど、彼女が二人の関係を進展させる起爆剤となります。
精神的にギリギリまで追い込まれたなかでの医者の、「好きだ」という単純な告白に、胸が震えました。
たった三文字。
「好きだ」というたった三文字の告白の言葉を使った小説なんて、腐るほど読んできましたが、なんでこんなに胸がキュイーンとなるんだろう。それまでの話の流れが上手いんですよね。萌えは、そのシーンを切り取って読むだけじゃ生まれないのだ。

くっついた後の続編は、スイートです。お互いにラブラブで、ちょっと痛い。(やっぱり痛いんかい!)
で、笑えます。『薔薇色の人生』の最後のSSみたいな質のいいユーモア。

祭りは続きます。
ワッショイ!

5

むつこ

>>乱菊さん
私、リアルで見たことありますよー。若いときにピアスフェチの病的な男と付き合ってたことがあって。
ビョイーンって引っ張ったら、「イテ!やめろ!」と怒ってましたww

堂野と喜多川は最高ですよね(>д<)木原作品のベストカップルかも。
木原さんの恋愛観も、人生観も、オールオアナッシングなのかなァ…。
私もそのセリフはときめきました。胸の奥のやわらかい場所がきゅーんて気持ちよく痛くなりました。

この作品は万人向けですよ…ね?(痛いけどさw)

乱菊

そうそう、これ「痛い」んですよね!
ついてないはずなのに、私もアイタタタ・・・となりました(笑)
でもねベランダでのプロポーズには痺れましたヨ。
「俺の持っているもの全部、あげるよ」にはどーーーっとくるものがあり・・・。
こういうのって木原さんの恋愛観なんでしょうねえ、全てを捧げて墓まで一緒っていう。

あああああ、また堂野と喜多川を思い出しちゃったじゃない!・゚・(つД`)・゚・

この作品が収納されている本棚

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