ビューティフル・プア

ビューティフル・プア
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×26
  • 萌19
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
86
評価数
26件
平均
3.3 / 5
神率
3.8%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイノベルズ(小説・リブレ)
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784862633859

あらすじ

「貴族でも、そうじゃなくても、あなたはあなたでしょう?」父親の命で、遠い異国へとやってきた玲一郎。貧乏のあまり、自らを売りに出した侯爵・アロウが所蔵する絵画が目的だ。彼を求めて大富豪が集まるなか、唯一庶民の玲一郎はなんとか侯爵に近づこうとする。その超絶美貌にも揺らがなかった玲一郎だが、彼の人柄に触れるうちに、なぜだか心から笑う顔が見たくなり――。榎田流ノーブル・ロマンス★
 オール書き下ろし!!
出版社より

表題作ビューティフル・プア

津村玲一郎/津村美術堂の四代目/27歳
アロウ・ラファイエット/トリニティアの候爵/27歳

評価・レビューする

レビュー投稿数11

美しき貧乏人。

友人に借りて読んでみました。
………最初、ちょっとトンチキ系なのかとさえ思いました。
貧乏貴族っていうのも、そんな侯爵が期間付きの身売り(?)をするっていうのもなんだかちょっと不思議だったというか。
正直、ちょっと読みにくかったというか、自分の好みから外れてたんですよね、最初の方は。
それでも、侯爵の貧乏っぷりっていうか倹約生活とかはなんだか見てて面白くて。
「侯爵」って貴族の称号は持ってるのに電気の節約のために小さな部屋にいたり薪割りしたり。
そんな人物が自分を売ってまで家を守ろうとする理由。
彼の抱える孤独。
最初は侯爵自身には興味もなかった玲一郎。
父親に言われて潜入したような感じだったのに気がつけば心に侯爵が棲みついて。
少しずつ気持ちが動いていくのが面白かったです。

っていうか、最後の稲荷家さんのイラストがすごすぎて参った!
こんなアングルって初めて見たきがするよ。

0

ホシィwwwwちょw

榎田さんの作品って、あれよね、読後がすごく爽やかというか、心地良く読み終われるから好き。
エロエロでもないんだけど、最後の一回だけであっても妙にちゃんとしたエロを読んだ気がするのである。
ようは、好きなのだ(*・∀・*)クヘヘ。
今回のお話はといいますと、とある国の公爵様。
それはもう美しい公爵さまが居られたわけです。
金髪碧眼。だれもがため息をつく美貌!!
そんな公爵様がなんと、自分の身体を1年間売りに出すというお触れが出たからさぁ大変。
紳士・淑女の皆様、ぜひ私をお求めくださいww

ナンテコッタイな突飛な設定なのであります。
しかし、この集められた紳士淑女が受ける、試験がまたw
雑巾縫い、石鹸もろもろの値段当て、巻き割り、掃除。
どんなwww

今回の攻。この人はまた、公爵の身体ではなく
公爵が持っているという絵がほしいがために近づいたわけなのでありますが
この試験、そして近くで公爵を見るほどに、その人柄に惹かれていくわけですな。
公爵もまた、他の金持ちとは違う雰囲気に惹かれていくわけです。

そんな2人のアン続きバランスな~な恋が今回。
全体的に、キャラクターが多いせいなのか、順を追って着実に
という恋愛展開というよりは、サラっと読めてしまう感が強い作品だったかなと思いました。
お母さんに似ているのだというガブリエルの絵。
これがなぜ似ているのか。そこは問題じゃないのだろうか?

バスタブで気を失っている公爵を抱え上げ~からのくだりがちょっと好きです。
これまでそんな感情があるはずも無いと思っていた攻の胸に火がつくシーンですなww
やっぱり落ちる瞬間ってのは萌える

性癖の話。
公爵が処女じゃなかった・・・orz
これまであんまり上手に恋愛できていないという公爵が実はゲイ・・・
まぁ、さもありなんというか、年齢的なものを考えればそうなのか。
うん。夢とロマンを抱いてはいけないというところですね。
なのですが、エロシーンはよかったです。
挿絵の稲荷家さん・・・・あのアングルは露骨すぎてエロイですww
日本語で求めさせるという設定にも萌でしたね。
言葉が違うからこそのプレイというかなんというか。
相手が理解しないからこそ、言わせてみたい台詞ってあるとおもうのだ。
もちろん、その意味を知ったときに恥ずかしがるとなお萌える(ジュルリ


ともあれ、全て万々歳。
平平、平和な1作でした。

2

もこ

水色さま

個人的にはビッチも経験アリも好きですが
初物は萌ますよねヽ(´▽`)/
すんなり行かない方がどちらかといえば尚更萌です。
お役にたてて何よりです

水色

初めまして。もこ様のレビューのおかげで
地雷を回避できました!
経験済みの受けだったんですね;
購入前にわかって良かったです。
突然失礼しました><

ほんわりと気持ちがやすらぐ作品

榎田さんの作品は、どうしてこうも後味が良いのか。

金髪王子様の身売りという、とんでもない設定なんだけど
理由づけであるとか、心理描写であるとかが非常に巧みで、
納得させられたり、主人公とともに最後のシーンで
驚愕したり。
しあわせな気持ちにさせてくれる良作でした。

0

珍しくパッキン受に萌えました~

皆さんそれぞれ多少なりと個人の萌え好みがあると思うのですが、自分の場合基本的に金髪碧眼=攻ってイメージがあるので金髪碧眼しかもお貴族様受となると実はあんま食指が動かないのです。
しかも庶民と貴族だったら基本庶民受派です、結構王道だな!自分!!
そんな苦手意識もありつつ、でも榎田さんだからな~と喰わず嫌いしないで読んでみました~。
わーーおもろかった!やっぱ何でも読んでみるもんですな。

庶民攻×貧乏貴族受ですが、玲一郎はドイツ人の母の血を受け継いでいるので外見的にも見劣りしてないって設定も地味にいいなー。
読み始めはアロウは浮世ばなれてしてる天然貴族様なのか?と思ったんですが、そうでなくて色々じっくり物事を考えてるので感情移入もしやすい。
脇キャラ達も魅力的で最後は大円団。
単純過ぎずかといって複雑過ぎず、そして読みやすいと万人向の面白さが揃ってます。
金髪攻派の自分でさえ、この金髪受はかわういよ!って思わせる程に魅力的~神に近い萌です。
これからは好き嫌いせず金髪受も読んでいきたいと思いました(小学生の作文風に)

0

ゴージャスで夢のあるBL夢物語ではあるけど、現実感からぎりぎり足が離れてないところがイイ。

リブレらしいゴージャスで夢のあるBLだった。
金髪碧眼美貌の没落貴族様と
1年間過ごす権利をめぐって集められたセレブたちに
こっそり紛れ込んだ日本人の画商。
ヘンテコな審査に勝ち残り、最終ステージへとすすむ。

画商である玲一郎の目的は、侯爵が所蔵している絵画の売買契約。
ノンケである玲一郎にとって、いくら美貌の侯爵とて専門外だったはずなのに
あれよあれよと恋におちていくんですよね。

負の遺産を受け継ぎ貴族といえども電気さえも止められた
貧乏貴族の侯爵は自分を売るという行為をする理由が
私は最初納得できなかったんですよね
ノブレス・オブリージュが挙ったけど
すでに自分の身すらままならないくせにって思いつつ
読みすすめていったら侯爵の秘密がいくつかあきらかになって
どうしても、貴族でいなければならなかったということ
『羊飼いの家』を手放せない理由が理解できた。
このあたりの理由づけがすごくよかった。
気持ちよく読めた。

ノーブル・ロマンスを甘甘で楽しめました。
夢物語ではあるけど、現実感からぎりぎり足が離れてないところがイイ。
甘いお菓子続きを食べたような幸福感が味わえましたv

1

極上の予定調和

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
ケチな庶民の美術商・玲一郎×貧乏のあまり自らを売りにだした侯爵・アロウの、優しい恋物語。

リブレといえばセレブ!セレブといえば貴族!
…うん、貴族には間違いないんですが、頭に超がつく貧乏貴族です。つなぎを着て薪割りをする侯爵。貧乏でも貴族としての精神を大事にし、健気で生真面目で見目麗しい。でもスーパーの特売紅茶につなぎ…。
そのギャップに笑い、地の文での攻め(主人公)の庶民のつっこみに笑い、後半の種明かしでホロリと、そしてほっこりできるラストで気持ちよく読了しました。
完全な予定調和なのですが、満足の予定調和です。
ディズニーを見た後の心地良さに似てるかも。

ガブリエルの絵を目的に、「侯爵の館で1年間を共に過ごすパートナーの権利」の審査パーティーに潜り込んだ玲一郎は無事予選通過。
そして、他4名の合格者たちと最終審査のため実際に侯爵と共に館で暮らすことになります。電気も止められた貧乏生活の中で、侯爵のことを少しずつ知る内に彼の本物の笑顔を見たいと思うようになる玲一郎だが…というあらすじ。

ガブリエルは神の言葉を伝える存続き在として有名です。
そしてその天使の絵が、愛のメッセンジャーという演出がまたニクイです榎田さん。
通常なら出会うことがなかっただろう侯爵と玲一郎を出会わせ、結果的に新しい愛と見失っていた愛(と解決法)をもたらしたわけですが、その天使の顔が「ほにゃらら(ネタバレなので…)」という事実にはホロリときました。
おかげでちょびっとしがでてない強突く父ちゃんの株が急上昇。
亡き侯爵の不器用っぷりにも萌えました。
でも侯爵って、十分愛に恵まれてる人生だと思ったり…例え不器用父の真相を知らなくても、周囲にはちゃんと理解者が沢山いるよ~?ということにも触れてほしかったなあ。

毒や泥臭さがなくいささか綺麗すぎるきらいがあるので、そこが物足りない人には物足りないかもしれません。
個人的には、こうした優しい作品も好きなので満足。
何だかキラキラした設定に中々手がのびなかったこの本ですが、同じ理由で敬遠してる方に、そして、くすっ、ホロリ、ほっこり、そんな優しい榎田作品が好きな方には押し出しワザで大大プッシュの1冊です。

ラストを飾るイラストに鼻血ぶー!
…い…糸が……

1

特技は薪割りな庶民派?金髪碧眼王子はいかがですか?

門貴族のアロウ・ラファイエットは名前こそ立派だが電気も止められてしまっている貧乏貴族。
お人好しの彼が領地を守るため最後に売りに出したのはなんと自分自身だった?!
美貌のアロウと一年間過ごす権利を求めて世界中の人が彼の元に集まった。
画商の息子、玲一郎は父の命をうけて、アロウではなく彼の所蔵する絵画を狙ってこのパーティに潜入するが……

貴族と名は付いていますが貧乏で広い豪邸も電気が止められてしまっているような生活を送っているアロウさん。
彼を慕って残った使用人はたった二人で、毎日の紅茶さえ特売のティーバック。
そんな彼が考え出した方法が自分と一緒に過ごす権利を売るというとんでもないものだったのです。

一生懸命に、こんなズレたことをやり出すアロウがかわいい。
対する主人公の玲一郎はかつて貧乏を経験したせいか超がつくほどのどケチ。
アロウの周りに集まった金持ちたちにイライラしつつも、貧乏ながら強く図太く?生きるアロウに興味を持ちます。
彼とアロウの対比もおもしろいです。
最初はぜんぜんその気がなかったのに、アロウのお人好しな部分や一生懸命さに放っておけなくなっ続きていって、気がついたら惹かれていたっていう過程やとまどいがすごく自然でした。

分類するなら間違いなくコメディ。
地の文のつっこみも冴えててとてもおもしろい。
だけど後半では葛藤や切なさもちゃんと読ませてくれて、このバランスがとても素敵でした。
楽しかったです。

2

架空の国で

詳しい内容は、前出の方々が書かれているので、そちらを読んでいただきたいと思います。

相次いで出版された、榎田氏の「菫の騎士」と時代は違うものの国家的にリンクしていますので、続けて読まれるとトリニティアという架空の国のことがよりわかりやすくなるかと思います。

わたしもトリニティアに住みたいなぁ。

1

安定感がたまらん

榎田尤利さんらしい作品でした。文章が上手で、テンポが良くて、笑えて、切なくなれて、優しくて、面白い。
安定してますね。多作なのに安心して読める作品が多いというのがスゴイ。
悪人がほとんど出てこないっていうのも嬉しい。
木原音瀬さんや水原とほるさんでズタボロになった私の心を癒してくれるのが榎田尤利さんのコミカルなBL小説かもしれませんw

日本の庶民の画商(攻め)と、架空の国のヨーロッパの貧乏貴族(受け)の話です。
自分を売りに出した美貌の貴族に、違う目的でもって近づいていく画商。
画商は貧乏貴族に惹かれていきますが、自分のついた嘘と財力がないせいで、苦悩します。自分のバカバカバカみたいなツッコミがユーモアたっぷりで、切なくなりつつも笑える。榎田さん小説のこーゆう部分がめっちゃ好きです。
ラブラブハッピーエンドです。ほっこりした気分になりたい方にオススメ。

1

公爵の真実に、主人公といっしょに唖然!

大御所、榎田先生の作品です。安心して読めます。おもしろいです。
画商の玲一郎が守銭奴であるという理由も説明くさくなく、さらっと読者に受け入れられます。このあたり導入部うまいです!
逆に、玲一郎視点なので、どうして、公爵がそこまで領土に執着して身を売ってまでも守ろうとするのか、公爵の人となりを知れば知るほど、不思議に思えてきます。
トリニティアという小さな国の公爵が、一年間身を任せる見返りに公爵家を援助するという試験のためにやってきた公爵家の館。
金はなくても、領民に好かれ、貴族としての勤めを気丈に果たす公爵に玲一郎も次第に引かれていきます。
でも、ストーリーが進み公爵の真実が明かされるラストにむかって、ぐっとシリアスになってきます。
ただの画商で絵が目的で公爵に近づいたとばれた公爵にばれ、お互い好きだと分かっているのに他の男に譲らなければいけないせつなさ。
屋敷を守りたいという矜持から、本心でないのに玲一郎に別れを告げる公爵。
榎田先生。泣かせます・・
二転、三転とどんでん返しに翻弄されますが、そこはそこ、ラストは無事に八ピーエンドに落ち着きますので、安心してください続き

3

ラストにはほろりとさせられて

電気も止められちゃうような貧乏貴族、売りに出せるのはもう自分しかいないと自分を売りに出す・・・という設定だけが私の中で先走りしてしまいまして、腐りきった頭で妄想は膨らむ一方で、金にものを言わせて。あーーんなことやこーーんなことをしちゃったりするような人間が攻めとして出てくるんじゃ??なんて・・・そんな風に最初は思ってました。普段からもうちょっと読む本を選ばないとなぁと反省したしだいです。

自分を売りに出すと言っても金を払ってくれれば誰でも良い訳じゃない、だから候補者に立候補した人たちは300人ほどもいたらしいけれどテストによって振り落とされて最終的には玲一郎を含む男女合わせて5人の候補者が残り、そこで改めてラファイエット家に招待されるという設定でした。

玲一郎は候補者の一人として最終選考まで残ったけれど、実際は日本の一般市民でしか無かったりするわけで、間違っても侯爵の1年を買うことが出来るような身分じゃない。
立候補者の一人としてもぐりこむ為に画商であることはもちろんの事、日本の華族の血筋だなどと、嘘をつかなければならなくなり、その些細な嘘が元で侯爵との間にいらぬ誤解を生続きむ事にもなり玲一郎は窮地に立たされてしまう。

アロウにはアロウで実は人に言えない秘密があって、その秘密のために子供のときからずっと悩み苦しんできた。そんな自分の悩み苦しんできた秘密を打ち明けた後、玲一郎がそれを受け入れてくれたとき、どれだけアロウの心は軽くなっただろうって思うと、その跡に続く出来事がいたたまれなくなってきてなんだか読んでいて妙に辛かったですね。

お互いがお互いの気持ちを確かめあいながら、誤解やすれ違いを繰り返しそれを解決していく中で少しずつ、少しずつ気持ちが近づいていく二人。
好きな人がいるのに、お互いがお互いを心から想いあっているのが判っているのに、だからと言って簡単に爵位や土地を手放すことなど出来はずもないアロウと、それをわかって援助したくても自分ではどうすることも出来ない玲一郎の立場が、読んでいて切なくて泣けてきます。

でも、そんな風に辛い思いをしたぶん神様は二人にとってとてつもないサプライズを用意していてくれたのですよね~

「愛は金銭で買えない。ただし、金銭もまた愛で得られる訳ではない」

愛は金で買えるかと聞かれ、玲一郎が出した答え。その、どちらも手に入れることの出来た二人、これからも長い人生の中で小さな誤解やすれ違いで喧嘩を重ねてしまうこともあるだろけど、この二人ならきっとそのいざこざが解決するたびに絆を深めていくのでしょうね。

稲荷屋さんのイラストもまた嵌っていて、なんとも悶えさせていただきました。

1

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