きみはやっぱり王子様だ

スーパーvラブ

super love

スーパーvラブ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
22
評価数
8件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
二見書房
シリーズ
シャレード文庫(小説・二見書房)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784576131702

あらすじ

常連客から「王子」と呼ばれ、地元に愛されているスーパーの店長・恵は、庶民的な店に不似合いなスーツの男・鈴木と親しくなるが…。

育ててくれた養父母への恩返しに彼らの跡を継ぎ、スーパーの店長として働いている恵。ある日、クレーム客の対応に困っていた恵を助けてくれたのは、スーパーには不似合いなきっちりとしたスーツを着た、イケメンと噂の客・鈴木だった。それを機に言葉を交わすようになった二人は、次第にプライベートも過ごすようになる。整いすぎて冷酷そうな外見とは違い、実は気さくで笑顔が優しい鈴木を知るにつれ、恵は次第に惹かれていくが――。

表題作スーパーvラブ

店の常連客 鈴木さん(春日井征一)
実家を継いだスーパーの店長 二宮恵 27歳

その他の収録作品

  • スイートvラブ
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数2

店長とお客の恋

普通の客と店長の恋だったらもっと簡単に相愛になったけれど、
このお話の二人は、店長のお馴染みのお客から、敵同士になってしまう展開。

受けになる二ノ宮は事故で本当の両親を亡くし、今の両親に愛情を注がれて育てられ
一流企業に就職しながらも、義父が病に倒れた事で自ら義父の跡を継ぐ為に
会社を辞めてスーパーの店長になっているのです。

そこで新しく常連となった鈴木と出会うのですが、話すようになったきっかけは
クレーマーのような客と揉めていた時に鈴木が助けてくれたこと。
初めは店長として頼りない的な事を言われるが、その後に素直にその言葉を聞き、
鈴木にも助けてくれたお礼を告げた事から急速に親しくなっていく。

でも鈴木が偽名で実は敵対する関係と知り、裏切られた思いが強くて弁解も聞かず
鈴木(春日井)を拒絶するが、今まで共にいた時間で感じた春日井の様子が全て
嘘だとは思えなくて、その後現れなくなった春日井が気になってしまう。

そんな時に偶然春日井が実は自分と同じく不動産会社の会長をしている春日井の父が
義父で、春日井が二ノ宮のスーパー地域の再開発を断念した事で続き義父と確執が
出来てしまったことをしる。
春日井にとって仕事の為、義父の為の行動で出会った二ノ宮との事が、
義父に恩返しするよりも大事な存在に二ノ宮がなっていて、
すれ違いが解消していくのですが、トラブルで春日井が怪我をしてしまったことで
二ノ宮の中で育っていた恋心を二ノ宮自身が自覚する流れでした。

春日井も義父と仲たがいしたままに終わる感じでも無く、白紙に戻した開発の
代わりに更に大きな仕事で信頼を勝ち得る正統派、でもきっとこの二人が
恋人同士になってしまったから、今後にもっと大きなトラブルになるかもと
思いながらも、今回の作品はどこかほのぼのした内容でのハッピー展開でした。
内容的には優しい感じがする作品だったと思います。

2

スーパーの王子様

健気なで誠実な受けには木下けい子さんのイラストはイメージにぴったりです。
最初あらすじを知らずに題名を見ていた時”スーパー”って何だろう?って思っていたらスーパーマーケットの事だったのですね。

父親の具合が悪くなった為に勤めていた会社を辞めて地元に戻り、両親が経営していた地元のスーパーマーケットの店長となった恵が主人公。
会社員から突然畑違いのスーパーマーケット、だけど小さい頃両親を失い自分を引き取ってくれて実の子供と何ら変わりなく育てられ、そして本当の両親のように思う両親への愛から、彼は店を愛し地元を愛し店を盛り立てる為に頑張っています。
ある日、難癖をつけてる客の対応をしているところを収めてくれたのが、店で「あの格好いい人」と噂になっている男性客。
しかし、恵に向かってもっとしっかりしろと叱咤するもので、恵はちょっとムっとするのだが、素直な彼の事、彼の言葉を素直に受け止め、三日後訪れた彼にきちんとお礼を言うことができ、彼は最近この辺りにこしてきた鈴木ということを知るのです。
そして打ち解けて行く中で、一人暮らしの彼にスーパーの食材のデモンストレーションと称して食事を続きごちそうしたり、犬好きだが飼えないという彼に自分の家の飼い犬小太郎と一緒に散歩させてあげたり、店のイベントの人手が足りない時に鈴木の好意で手伝ってもらったり、客と店員という線引きがありながらも仲好くなっていきます。
そんな時、この街の再開発で父親がスーパーの土地を売るという話があり、それに乗ろうかと思うと話を恵にするのです。
彼にとって愛するべきこの場所を失いたくないと、開発業者には自分が対応すると父親に自分の意思を強く示す恵ですが、何と!鈴木がその開発会社の人間であることがわかってしまうのです!!

この恵がとても健気です。
”王子”の異名があるだけあって、何となく物腰が柔らかく、そして愛情に満ち溢れている感じ。
リアルでスーパーの仕事のキツさを知っているので、こんな恵みたいに健気に一生懸命仕事なんかできないよ~(いくら小規模とはいえ)と、現実と比較してしまい、その上で彼は立派だね~こんなに愛情あふれて仕事ができるなんて!ととても関心してしまうのでした。
・・・ということは、攻めになる鈴木だってそう思うわけで!!
だから、互いが惹かれていく姿が自然でした。
また、恵の幼馴染の従妹の女性に恋をしていた、というわけではないのですが、晴天の霹靂で彼女の婚約を知らされた時の恵のショックは、一瞬恵は彼女を好きだったのかな?と思えば、それは身近な人々がいなくなる事への寂しさというじゃぁありませんか!
彼の愛情深さ、健気さの現れるちょっと小憎い作者さんのトラップかな?なんてw

相手となる鈴木ですが、彼もまた誠実です。
格好いいけど、一見無愛想そう。だけど笑うとかわいくて、それがギャップ(恵談)
恵の地元への愛情を間近でみていましたから、彼は再開発計画を中止するように、社長である義父に提案し、会社の方針をかえさせようとするあたり、ほだされとはいえ男前でもありました。

二人ともの健気で真面目で、誠実な性格がそのまま小説になったお話でした。
なので、読後感は気分が良いです。
再開発で、昔ながらのものが失われていく現実の現在を想うと、彼等の様な人がいる街は夢物語かもしれないのですが、それだけにファンタジー感を感じるのです。

後日談は【スイートvラブ】
恵のスーパーは年末年始は30日から3日まで休みなんだそう、
互いに忙しい身で久々に一緒に過ごす休日の甘い様子です。
ううう、、、今どき年中無休の世の中、30日から休みなんて!でも~八百屋延長の店なら市場に合わせるとそうかもしれないですよね。
商業従事者にも優しい休日だ。。と実のところ羨ましいw

3

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ