迷える羊と嘘つき狼

mayoeru hitsuji to usotsuki ookami

迷える羊と嘘つき狼
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神11
  • 萌×211
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
109
評価数
27件
平均
4.1 / 5
神率
40.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
シリーズ
ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥580(税抜)  ¥626(税込)
ISBN
9784041011560

あらすじ

15年前に恋に落ちた近所のお兄さん・高梨を想い続けるあまり、すっかりストーカー行為が板についてしまった菱守。ある日ひょんなことから高梨と急接近、思わず盗撮カメラを仕掛けようとしたけれどもバレてしまい!

表題作迷える羊と嘘つき狼

高梨理央27・叔父の会社の金属加工技術者
菱守世宗・日本最大大手の総合商社の御曹司

その他の収録作品

  • 律儀な羊と腹黒狼
  • あとがき

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レビュー投稿数3

笑ってもいいの?

怖い話かと思いながら読んでたらどうも違うみたいで、アレ、笑うとこ?これコミカルなの?と戸惑った。
財力にもの言わせて調査会社まで使ってたり、支援者までいるストーカーってもう最強ですな。
しかも相手の妹から本人の使用済みの物を高値で買い取ってトランクルームに大量に蒐集してたり、上下の部屋を借りて物音を聞いてたり…やっぱりそうとう怖い話じゃないかこれ(笑)
そんなことをすべて知ってしまって驚いたり呆れたりしつつも、許してしまうあたり、どっちもどっちですね。

0

う、うわぁ……

世宗(受け)は、15年も想い続けてるって一途だし
彼しか見えないってすごいな!とは素直に思うのですが
理央(攻め)の部屋の真下に住む為、
前の住人にお金を渡して追い出した、とか
天井に耳を付けて生活音聞くとか
“受けがストーカー”というあらすじを知りながら読んでるのに
度々おとずれる「…うわー……」なのです;

理央の妹と契約(?)して、
メモリアルなものから、二年物の使用したタオルやら
いつも色々買い取るのですが、妹がえげつない!w
そのタオル「5万でどーよ?」とか
理央が飲んだ後の紙コップを1万で、とか無理!!
物語なんだから、そんなの気にしなくていいんだろうけど
なんか…嫌な気持ちになっちゃいまして…。

後半でも、世宗が従兄弟に脅されて、とりあえず500万と要求され
振り込んだ事を理央の妹が知り
「ヒッシーは私の金蔓だもん!私だけのお財布だもん!
私のお金を盗む奴なんて生きる価値ないもん」にドン引き………。
君も大概だよ…?

まぁ、江戸時代に創業したという、日本最大手の総合商社に勤めてたら
苦も無く払えるんでしょうけれども。
続きずれは自分が継ぐ身だと幼い頃から言われていたようだし。
それゆえ、他に弾けられることもなかったから
祖父から買ってもらった大事なラジコンへリを従兄弟に壊されて
泣いているとき助けてくれたのが理央で
初恋がそのままエスカレートしたというのもわかる気はします。

でも、理央と訪れた別荘に隠しカメラを取り付けるって
やっぱり犯罪は良くないでしょ!!
それに対して嫌いにならない理央ってなんなんだ!?
『律儀な羊と腹黒狼』では理央視点でもっと明らかになりますけども
「ああ、そうなんだー」とあまりなれませんでした…。
優しい男で、一途な世宗に情が湧いたり
励まされた過去が決め手なんでしょうけどね…。


こんなにあれこれ言ってしまって申し訳ないのですが
面白いところもありました!!

理央が好きすぎて、一言一句正確に覚えられる世宗は
「元々直観像素質には恵まれていたが、
彼のお陰で聴覚も強化された」ってw

あと、小さい頃から世宗の運転手である柳野という男が
理央にどんなメールをすればいいのかアドバイスした時
「メールはテニスと同じです。ラリーを続けたいならば
返球しやすいボールを心掛けましょう。
また、相手が返球しないうちに何球も打ち込むのは、ルール違反です」と
的確すぎてふきましたww
柳野さん、優しいし良い味出してくれていました!

理央と世宗はもう付き合っているのに
理央が飲んだビールの空き瓶を「捨てるのですか?」と、
それをとっておきたい気持ちがいまだに抜けなくて
しょうがないなぁ、と思わず苦笑いw
「何か集めたくなったら、諦めて貰う代わりにどこにでもキスするから言って。
単純に、キスがして欲しいときも、そう言って」…っか────!!
かっこいい!!w
サクラコさんのイラストでなおさら男前でしたよ!!

というわけで、中立とさせていただきます…すみません;

3

ストーカーだけど憎めない

受けで総合商社の御曹司である世宗は初めて攻めの理央に出会ってから
15年もストーカーをしている強者で、そんな受けが主役であり一人称で描かれる
作品なのですが、かなり面白かったです。

財力に見合ったストーカーぶりなのですが、それが実に健気な感じで犯罪行為だけど
読んでいると全然憎めないのですよ。
大人になってからのストーカー状態は相手に気づかれないように、相手の守銭奴気味の
実の妹で高校時代の同級生に理央が使用済みのアイテムを言い値で買い求めたり、
かなりの収集家になっている。

理央には絶対気がつかれて嫌われてはいけないと、かなり緻密に考えているようで
どこか抜けているのも御曹司ならではかと言う流れもあって微笑ましい。
理央の住むアパートの上下をお金のチカラで手に入れて住んでいますが、
同じアパートに住んでいることすら気がつかせない徹底ぶり。

そして、理央と少しでも接点を持っていたいからと、かなりハイスペックな能力が
ありながらも実家の総合商社に普通の社員としてコネ入社しているのです。
理央相手にはとことん甘くて理央が絡むと冷静でいられない世宗です続きが、
それ以外にはかなりクールで、ある意味理系の合理的な考えの持ち主。
理央以外にはなんと思われても全然構わないといった態度がかなり男前でしょう。

盗撮がバレて理央に嫌われる~と言う展開があるのですが、何故か嫌われることなく、
逆に身体の関係を持って、いきなり恋人同士になるのですが、
他の事では自信に満ちた言動をする世宗が理央のことになるとどこまでも気弱で
健気で、理央がいなければ生きていけないくらい強い気持ちを持っているのです。

ストーカーされている、かなり好かれているということは実は理央はかなり早い段階で
気がついていたのですが、始めは確かに気味が悪いと思ったこともあるのですが、
気がつけば世宗を気にしていたり、大人になって再会した時に、世宗の態度が
一商社マンと取引先の人間としてしか、感じられない態度だったことから
実はもう、好きでなくなったのかと密かに理央は落胆していたりします。

それに理央は、かなり怖い男でもあったりします、自分の懐に一旦入れた相手には
かなり甘いですが、その相手に害をなすものにはかなり容赦ないタイプ。
世宗のことも全部とは言わないまでもかなりストーカーされていたことも知っていて
そしらぬふりをして、どうやって世宗を手に入れるか密かに策を練っている。

例え相手が筋金入りのストーカーでも、相愛になったら全然そんな些細なことは
気にしなくなるのねと言う内容で面白かったです。

3

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