若きキャリア警視×一匹狼の刑事v ノンキャリ刑事が堕ちた恋の罠!!

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表題作欺かれた男

槙野一央,キャリアの警視・刑事官,29歳
沢渡喬,ノンキャリアの刑事,33歳

同時収録作品エゴイストの憂鬱

槙野、藤本隆則(沢渡の親友・槙野の上司)
沢渡

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

どうしてキャリアのエリート警視が"刑事ごっこ"なんてしたがるのか。
組織の規律を正す管理官のくせに、現場に首を突っ込んでくるーーー
一匹狼が信条の沢渡(さわたり)も、次第に槙野(まきの)のペースに乱されて…⁉︎

同僚の警察官の突然の自殺──。
納得できず独り捜査を続けていた刑事の沢渡。
そんなある日、季節外れの人事でキャリアの管理官が赴任!!
年下の上司・槙野の世話係を命じられてしまう。
どうやら左遷されたとの噂で、「一度現場に出てみたかったんです」と無邪気に捜査に同行してくる槙野。
エリートらしからぬ行動に、初めは警戒していた沢渡だけれど!?
平和な所轄に潜む、予想外な事件と恋!!

作品情報

作品名
欺かれた男
著者
英田サキ 
イラスト
乃一ミクロ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199007408
3.3

(72)

(15)

萌々

(18)

(23)

中立

(12)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
10
得点
228
評価数
72
平均
3.3 / 5
神率
20.8%

レビュー投稿数10

最後のおまけのSSが良かった

フェアで安かったので、電子限定版を購入しました。
Char@ Vol.9に収録されたSS付です。
「欺かれた男」、その後の「エゴイストの憂鬱」、そのまた後の「槙野警視の幸せな休日」が収録されていました。

実は、購入するのをすごく迷いました。
レビューから察するに、私の好みではなく、不完全燃焼になりそうな気がして……。
でも、実際に読んでみるとかなり好みでした。

ネタバレをしたくないので、詳しくは書けませんが、私の萌えポイント「攻めの執着愛」を十分堪能できる内容でした。

みなさんのレビューと自分の感じた印象がかなり違います。
なんでだろう?
おそらく、最後のSS(槙野視点)があるか、ないかで随分、印象が違うんじゃないかな?
このSSで、槙野の執着具合が明かされるので、作品全体の印象が変わってくるのだと思います。

8

変人×変人

無愛想で一匹狼なノンキャリア刑事・沢渡(33歳・受)は
同僚の突然の自殺が腑に落ちず、独り捜査を続けていた。
そんなとき、本庁から刑事官(複数の課を統括する捜査責任者)として槙野(29歳・攻)というエリート警視が赴任し、沢渡が世話係を命じられる。

一本筋の通ったイイ男だが無骨すぎて女性にモテない沢渡。
イケメンだが勉強ばかりしていたため友達がおらず
性格的にもちょっと抜けている槙野。
変人というか、世渡りが苦手で出世に向いてない、
独自の信念で生きる似た者同士な二人が友達になり、
なかなか良いコンビネーションで事件を捜査していきます。

はじめは、渋カッコイイ沢渡を槙野が慕っている、
大人しめなワンコ×硬派受な雰囲気だったのが
打ち解けるにつれ、
ちょっとした甘い言葉にも照れる沢渡の可愛さと
槙野の包容力がどんどん出てきて、
非常にラブラブ濃密なカップルが出来上がりましたvv
萌ポイントしては槙野の一人称「私」でしょうか。
どんなに卑猥なことを言おうが、ワンコ化しようが
口調が紳士的なため何となくカッコつくのが憎いw

前半は二人が恋人になるまで、
後半は沢渡が昔殴った上司(同期のキャリア)と再会し
言い寄られるという話。
沢渡に任せると言ったのに結局黙ってられない槙野が可愛く
言い争う二人に説教して堂々と槙野を選ぶ沢渡は超男前。
当時、沢渡と対立せざるをえなかった同期の立場を思うと
ちょっと切ない、しかしラストはハッピーな蜜月編でしたv

刑事ドラマとしては、沢渡の人命救助への熱い思いや
ままならない警察の対応、犯人の犯行動機など
ほのぼのしつつもリアリティがあり、読ませます。
犯人と恋人のすれ違いを目の当たりにすることで
沢渡が今までの一匹狼な生き方を省みて、
槙野に会えたことの幸福を実感するような述懐が良い。
こってり甘い濡れ場までご馳走様でした。

13

普通におもしろい

警察を舞台にしたラブコメディ。
殺人事件の起こらない愁堂れなって感じかなあ。
前半部分は警察内部の問題をアレするために・・・なお話だし、
後半は、もう全く、事件とか犯罪とかは関係なく、友情か、恋愛か、的な、順番争いのお話だし、
DEADLOCKとかヘブンノウズ的なシリアスサスペンスを期待すると、ビックリする程スルッと軽い。
でも、さすがに、文章は読みやすいし、充分おもしろかった。
強いていえば、英田先生の新刊!!ってワクワクしながら他の本に優先して読む程でもなかったかなぁと、
それは、こちらの期待値が勝手に高かっただけだから、先生のせいじゃない。
平和なラブコメディなので、気分を明るくしたい時に読めばいいんじゃないかな。

6

さっくりと読みやすい作品

まるごと一冊がひとつのストーリー。

やっぱり英田さんのは自分に合うのかな、読みやすかったです。

2人の掛け合いが楽しい。
でも、お互いが好きになった過程がイマイチさらっと過ぎて
何か置き忘れてきた物があるような・・・そんな気分でした(^^;

キャリアである槙野くんの上司である藤野さんが加わってからは
面白さが増しました。
でもイメージで、有名大学を出たキャリアの人は
何が起きてもとにかく冷静沈着・・・と勝手に思っていたので
必死な藤野さんの姿に少々違和感が。
いや、恋は盲目って事ですねw

とってもさっくりと軽く楽しめる作品でした♪

2

とにかく槙野がイイ!

刑事物、ですが話の中心は恋愛ストーリーでした。

男っぽい(イラスト的にも)沢渡ですが、槙野と出会ったことでゲイを自覚してしまう…そして「お前だからだ!」的展開ではなく、実際に親友だった藤本ともキスできちゃうし、まぁそうだったんでしょうね、と。

槙野はワンコ的に、二人の時は沢渡に好き好きビームを出して(笑)アプローチしますが、これがイイ感じにお話的に軽くて、さらっと読めるようになってます。
後半は三角関係になっちゃうのですが、これまた沢渡の男前な立ち振る舞いで一件落着となります。言い寄る二人を両方殴っちゃうってのも凄い話だわ、、、と。
まぁ実際のところ藤本に対する友情か愛情かの所を自分でも分からずに、藤本の誘いを受けちゃったところもあるんで、三者三様に反省、って感じでしょうか。

藤本は、一旦は諦めて友人として、、、って思ってたわけで、それを槙野がさらっていったって事なんですが、攫うための努力もしていたわけで、やはり私としては槙野、よくがんばった!って思っちゃいました。
ラブラブ後日談的なのかな、SSを読みたくなりました。どこかで入手出来るかな〜。

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