蜜を喰らう獣たち

mitsu wo kurau kemonotachi

蜜を喰らう獣たち
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神33
  • 萌×221
  • 萌3
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

210

レビュー数
14
得点
262
評価数
61件
平均
4.4 / 5
神率
54.1%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784199007767

あらすじ

千里眼や念動力など、超能力を駆使して戦う傭兵たち──。
その力を世界各国に売り込む組織「エクス」に所属する凪は、非力な17歳の子供。
けれど凪は、能力者たちの疲弊した精神を己の身体で癒すことができる「蜜花」と呼ばれる存在だ。 そんな凪が密かに想いを寄せるのは、組織随一の有能な闘犬、シナト。
戦地での疲れを癒してあげたいのに、どんなに懇願してもシナトはなぜか抱いてくれなくて…!?
出版社からのコメント

表題作蜜を喰らう獣たち

シナト・戦闘に向いた力を持つ「闘犬」・20代
ナギ・超能力者を癒す力を持つ「蜜花」・17歳

評価・レビューする

レビュー投稿数14

根本はいつもの宮緒ー犬作品なのだが、変化球が面白い!

とにかく、表紙がかっこいい!
しかし実は、主人公(受)は表紙前面の二人ではなく
隙間にチョロッと見える少年。

Night headを思い浮かべるような世界観。
要塞のような孤島に基地を持つ、超能力者の秘密組織があり、
そこに超能力を使ってミッションをこなす男達「闘犬」「猟犬」と、
能力を使う為に雑音(疲労)の溜まる心身を
セックスで癒す「蜜花」がいる。

この闘犬、猟犬、蜜花の三人が組織を抜け出し、戦いながらの逃避行
というのが主なストーリー。
蜜花は闘犬が大好き、闘犬は蜜花を宝物のように大事にしており
そこに加わっている猟犬は二人には嫌われているが、
戦う時には能力を補足し合って共闘する。
闘犬、猟犬が攻めで、蜜花が受け、3P・近親相姦・2輪挿しと
濃い設定がてんこ盛りなので、苦手な方は注意が必要。


チョロッと見える少年・ナギは蜜花で主人公なのだが、
攻に護られる純情ショタ受かと思いきや、その実ビッチ女王様受!(笑)
「にぃにぃにぃにぃ」と猫のように泣く序盤のナギにイラッとし
その後の可愛いというよりはあざとい様子にさらにイラッとし、続き
個人的には闘犬シナトと猟犬イービスの(表紙前面の二人です)
かっこいい男二人のリバがいいなぁ……などと思って読んでしまった。
(個人的には美形で健気なイービス推しです。)

私の希望とは違って、なんといっても宮緒作品。
攻めの二人は、ご主人(ナギ)しか見えない立派な犬(笑)
まぁ、そこは安定の宮緒クオリティーでした。

最後はその立派な犬を二匹従えて、とりあえず無事に落ち着くのだが
(なんと、そして高校生になぞなっている!笑)
こんな彼らが田舎でつつがなく暮らせるとは思えず、
その後の様子にかなり興味が涌くのだが……

組織を支配していたエリアと、彼に仕えるアウィスの設定が
なかなか好みだったので、この切ない主従愛ももっと読みたかったかな。

5

攻め二人を手玉に取る天然かわいい子の成長が見所

最初カバー絵を見たとき金髪と黒髪どっちがどっち?と思ってよく見たらその二人の間にもう一人いました、で3Pです。

やっと好みの3人恋愛の作品に出会えました。
出会いからまとまるまでの年月が長い。
幼い頃出会って、一人は兄のように真綿で包むような愛情を示し、もう一人は子供の好きな子いじめみたいにからかいながらも遠くから見守り愛し続けたという二人です。
カバー絵がなければ前者と結ばれてハピエンと疑わなかったのですけど…。

設定もとっても気に入りました。
傭兵や諜報員を派遣する秘密組織のメンバーである『犬』と彼らを癒す蜜のような存在。
組織に所属する者たちは全て超能力を持ち人並み外れた力を使って戦います。
その戦いの後狂った体調をまともに戻せるのは絶海の孤島の基地で待つ蜜である存在のみ。

戦闘シーンの迫力やスピード感、緊迫した展開、ギリギリな中で生き延びる彼らの行く先が早く知りたくてたまりませんでした。

面白くて独特な世界観や設定をこの1作で終わらせるのは惜しい。
とは言っても壊滅したと思った悪の組織が再興され、狙われるなんて言うんじゃ平凡な生活を楽しんで続きいる彼らが気の毒になってしまうんですけどね。

肝心の3人恋愛の方は、甘く優しい方とは誘い受け、
いじめっ子の方は強引に。
でも、二人とも好きになって離れたくない気持ちが徐々に溢れてきて、ライバル同士気の合わなかった攻め二人でしたがもうこうなったら3人でいいじゃんみたいな流れになるのが面白かった。

エピローグの後日談や番外ペーパーと小冊子ではどれも愛しすぎてヘタレな攻め二人に溺愛されすぎて困っちゃう受けがコミカルに描かれ、本編の切迫したシーンの連続の後にほんわかした気分になれました。

イラストも最高で、なんなら萌えの星もう一つ加えたいくらいです。
扉絵が2枚あるキャラ文庫でよかったあ!

6

お腹いっぱい

完ッ全に自己責任の自己都合ですが、宮緒葵さんの作品を立て続けに読んでしまい、もうお腹いっぱいです。この作品も、Mっぽく「犬」と自称しつつベッドではSっぽく激しい行為に及ぶ強靭な肉体を持つ無敵の攻(もちろんイケメン)×無垢ながら抗いがたい色香を放つ強烈な誘い受(自覚はないけど超美人)…のお話で、若干の胸焼け感。ああ、はいはい。こういう設定がお好きなんですね。

読んだ順番が悪かったのでしょうが、自分のことを「犬」と連呼する攻にどんどん萌えのゲージが下がってゆき、「お前もか!犬!!」とツッコミたくなりました。「犬」と自称して受に付き従う攻のお話はもう一生分読んだような気がするので、当分は避けて通りたいと思います。

とはいえ、攻がもう一人いる展開はちょっと新鮮でした。あくまでオマケみたいな扱いでちょっぴり不憫ですが。

この作品だけ読めばもう少し素直に萌えを感じることもできたと思うので、3Pと体格差が地雷でなければ緊迫感と読み応えがあってオススメです。笠井あゆみさんのハードボイルドかつ美麗なイラストにウットリしました。

3

安心して買える笠井表紙

いきなりイラストレーターさんの話で恐縮ですが、美麗にして過激描写で知られる笠井さんイラストのこの本、黒ずくめの武装姿が超スタイリッシュな二人が表紙を飾り、まさか、この中で、超能力を駆使した対組織バトルと平行して3Pのエロエロが展開していようとは思えない。
肉色3Pは表紙をめくって更にその裏、カラー口絵その2(口絵のカラーイラストが2点あるのですよ!)で展開。
本文中の挿絵ではたっぷりエロエロ。

内容的には、SFな設定に違和感がなく、3Pも受け主導なので楽しかったです。

2

イービスが不憫!!(笑)

ここのあらすじを見て買ったのですが、これはシナト×ナギの表記だけではなくてイービス×ナギの表記もいるのではないでしょうか?
最初はシナト×ナギだったのにイービス×ナギも後半からがっつり絡んでくるので3P苦手な人は注意が必要かも…
とはいえ、エロエロが大好きな人にはたまらん内容だと思います。笠井あゆみさんの挿絵も超美麗でした。(*゚∀゚)=3ムハー


主人公・ナギは「蜜花」と呼ばれる、シナトら念動能力者「闘犬」を癒す存在。
蜜花たちは「楽園」に住んでいます。南国の遊郭みたいな感じ。闘犬はよりどりみどりです。

あ、ナギは表紙のど真ん中にちっさく描かれてる人物で、決して右の人物ではありません。私も初めて表紙を見たときはちっさすぎて見逃しておりました。それでいいのか主人公(笑)

ナギの、そして蜜花の秘密のためにシナトとナギはとある場所へ逃亡します。そこへ現れるイービス。ナギはイービスが大嫌いなので、ナギのイービスに対する扱いは超おざなりです。シナトもイービスが大嫌いです。もうちょっと優しくしてあげて。

3人で絡むシーンは濃厚でした。しかも回数が多い!
最初は「続きするのか?するのか?」と思うと肩透かしばっかりだったのに中盤〜後半はシナトを癒すためにナギが頑張ります。つまりひたすらエッチです。エロかった〜。

キャラ文庫特典小冊子は平和な(?)3人の日常の1コマでした。ナギのために念動能力を無駄遣いするシナトがシュールで笑えました(笑)

3

受けの成熟は神級

宮緒先生、こう来たかー!
サイキック・バイオレンスもの、すごく合っている!
ここには自分のお好みが盛り込まれて、最初から最後までワクワク、笠井先生の“過激さ”に見劣りしないキャラ達が動いていました♪
そっか、そっか~♪と、ホクホクの自分がおりましたよ♪

~あらすじ~
今回の宮緒犬は、異能を持つ戦闘員「犬」2匹。
驚異な攻守能力を持つ戦闘員(闘犬)「シナト」と、テレパシー等偵察型(猟犬)の金髪美形「イービス」
この2人に守られる「ナギ」の特殊能力は、これらの犬を癒すことができる唯一の充電器みたいな存在。
あぁ可愛いあぁ愛しい~ナギ・ナギ・ナギ!
組織が「ナギ」を狙うなら、断固戦うまで!

楽しい♪
ナギがシナトに抱かれず落ち込もうが、意地悪にイービスにヤラレようが、シナトが無理に突っ込もうが、誰の精液か分からなくなろうがw
過去や執着や今の環境が、この三角関係をどれも許せてどれも美味しいものになっています。
抱かれる度により高く芳香放つ「ナギ」は、この2匹には蜜蜂にとっての共生花?
いやいや、2匹はもっと密でインパクトのある仲を我先にと狙ってるはず!
続きナギのエロ成熟の勢いは凄まじいから、この先、共生どころじゃないアカシアと蟻以上の寄生関係になっていっていきそうです(#^.^#)b
シナトとイービス視点も読んでみたいですね。

2

イラスト買いでしたが・・・

表紙に釣られてつい買いましたが、なかなか面白い設定とお話だったので一気に読んでしまいました。
特に黒髪のマッチョボディー、シナトに萌え萌えwww
一瞬表紙を見た時、金髪のイービスがてっきり受けなのかと思いきや、よく見ると中央に主人公の受けがいるではないかっ!
ぶっちゃけ3Pは地雷だったのですが、シナトとイービスに可愛がられるナギを想像したら、迷うことなく購入したました。

なかなかナギを抱かないシナトの本当の理由も終盤で明かされますが、とにかく萌えました。

ショタコン、3Pが地雷な方はちょっと微妙かもしれませんが面白かったです。
個人的にはイービスが好きですw

3

猫に飼われた犬

宮緒作品には毎回毎回撃沈しているというのに、笠井あゆみさんの表紙にホイホイされてしまいました。
しかもちるちるさんのスマホ版サイトでは表紙が拡大出来ないので気づかなったのですが、受けってば小さく描かれてる子(見えなかった)だったんですね!
わたしはてっきり前面の二人のどちらかだと思っておりました(汗
まあでもこれは、年の差好きのわたしには嬉しい誤算とも。

**********************
受けは『蜜花』と呼ばれる異能者で日本人の17歳、ナギ。
三才から『花園』と呼ばれる蜜花を保護する施設で暮らし、育てられた少年。

攻めは、組織随一と噂される『闘犬(戦闘員)』のシナトと、有能な『猟犬(諜報員)』のイービス。
表紙の黒髪がシナト、金髪がイービスです。
**********************

『エクス』という異能集団組織。
そこには特殊能力を持つ『猟犬』『闘犬』と称される男たちがおり、彼らは紛争地域などで膨大な報酬を見返りに闘う存在です。
そしてそんな彼らを癒す役目を担う『蜜花』と呼ばれる少年たち。
そんな特殊な環境と人間たちのお話です続き

健気なお姫様系かと思いきや、ナギはイービスには憎まれ口をたたく気の強さも持ち合わせていますし、何より男を咥え込む姿たるや淫花ですよ。
えっちシーンで『捕まえたーー』って…怖いんですけど!
そしてラストにかけては悪役より黒い…
序章の「にぃにぃ」に思わず同作者作品を思い出し嫌な予感が致しましたが、宮緒作品の中では読みやすい部類?かなと思いました。
3Pとはいえ、ナギの本命?は決まってますし。

こちらの作品、口絵の二枚目がひじょうに危険!
書店で表紙をかけて頂く際に要注意!ですよ。
ちなみに内容で妙にツボにハマったのは、『教官は剥げかけた頭を振る』ってくだり。
剥げかけた頭…この表現はBLにはあまりないわあ(苦笑

3

ポイントは第二の男

基本はあくまで1対1派なのですが、表紙の二人の強烈な誘引力に負けてふらふらと手に取ってしまいました。罪です、笠井さん・・・

 この表紙、よくよく見ないと受けの存在を危うく見逃すところでした(表紙でこんなに粗末に扱われている受けも珍しい)。確かに物語の出だしでは、受けのナギは本当に不憫なくらいぱっとしません。超能力者を傭兵(=闘犬、猟犬)として世界の紛争地に派遣する闇組織「エクス」において、傭兵たちの心身を癒やす「蜜花」という役どころなのだけれど、容姿でも性技でも最低レベルの出来そこない。そんなナギになぜかエクス随一の闘犬シナト(攻めその1・表紙の黒髪の方ですね)はとてもやさしい。でも競り落としてまでナギを抱く権利を手に入れたくせに決して手は出そうとしない。そんなに自分には魅力がないのか、と落ち込むナギ。「抱いてもくれない奴なんかやめて、俺に乗り換えろよ」冗談なのか本気なのか分からない口ぶりで距離を詰めてくるイービス(攻めその2・金髪です)。これまたエクス一優秀な猟犬であり、誰にでも人当たりの良いモテ男なのに、ナギにだけは意地悪くからんでくる。シナトしか眼中にないナギは「大嫌い」続きと切って捨てていたのだけど・・・

 苦手な複数攻め、しかも受けは事あるごとに「にぃにぃ」と泣いて甘えてばかりの弱虫くん、これは読み終えるのに難儀するかも・・・と思ってたんですが、中盤、大きく物語は動き、それに伴って3人が3人とも、全く別の貌を見せ始めて、俄然面白くなります。エクスの総裁エリヤに命を狙われたナギを護るため、3人一緒にナギの故郷日本へ向けて決死の逃避行。長年の我慢がついに決壊して、獰猛にナギを求めるシナト。協力の見返りとしてナギの身体を要求しながら、なぜか時折妙に切なげなまなざしを向けてくるイービス。そして2人の男に抱かれて、ナギの秘められていた蜜花としての実力、というか本性のようなものが一気に妖しく開花する。エリヤをもしのぐ異能の力とともに。封印された3人の過去も明らかになり、最終決戦へー

 シナトの戦闘能力とイービスの千里眼、それに人の精神を自在に操るナギの力が加われば、そりゃもう向かうところ敵なしでしょう。あんまり無敵過ぎて、ラスボスとの最終決戦の興趣を削いだのはやや残念かな。ラストは女王様の足元に嬉々としてひざまずく2匹の犬たちって感じで、宮緒節満開です。
 受けの伸びしろの大きさと、本来ならあて馬がせいぜいの第2の男イービスがシナトを差し置いて思わず肩入れしたくなるイイ男だったことが本作の成功のポイントと思われます。

3

両手にいい男!

表紙の笠井あゆみさんの絵に惹かれ、購入しました。この本で宮緒葵さんにはまりました。

3P、兄弟、溺愛、執着と自分の大好きな要素がてんこ盛りでした!!
超能力を使う任務に就いている犬と呼ばれるシナトとイービス。その犬をエッチで癒す仕事をしているナギ。ナギのところには毎回、シナトが来てくれるのですがいつも抱いてくれません。抱かないのには理由があるのですが…。そのシナトの普段の過保護っぷりとナギに危険が迫った時のかっこ良さときたら!!そして、もう一人の兄替わりのイービスに対する嫉妬心も読んでてキュンキュンしました。シナトとイービスに愛されているナギはだんだん色っぽくなってきてゾクゾクさせられるし、徐々に明らかになっていく真実にハラハラするし、最後まで飽きることなく読み終わりました。この本が気に入ったので、宮緒葵さんの他の本も読んでみたいと思います。

6

初めての作家さんでしたが…

なかなかのお点前でした。
お話は良くも悪くもかなりのファンタジー設定。。嫌いじゃないけどね。
ただ、ところどころ不可解なとこがちょっと気になりました。
内容が濃いので一冊にまとめるのはもったいないし、無理があるかも…。
ま、それを差し引いても笠井あゆみ先生のイラストで、大大大満足♪♪
ナギの『蜜花』としての変化が見ものです。

4

様々なスパイス交わるエンターテイメント作品

念動力や千里眼などの超人的能力を駆使しながら、ただ一つの宝物を守る為に戦う男達。
千里眼を含む様々な超感覚的知覚を有する者、念動能力を用いて大幅に身体強化を施す者、それぞれのスタイルに合わせたバトルシーンは見応えありました。

※ネタバレを含みますので、ご注意ください。


複数攻め登場作品は好んで読まないのですが、ESP能力と笠井さんのイラストに惹かれ購入しました。
異能の力を持つ者達は、一般社会から迫害されたり、排除されたりと生きにくい。
そんな彼らを結集させた組織が「エクス」。
念動力を有する戦闘タイプの者達は闘犬、超感覚的知覚を持ち合わせた諜報タイプの者達は猟犬と名付け、傭兵として彼らを内戦や紛争地帯へと派遣、はたまた私的な依頼も法外な報酬と引き換えに投入する。
しかし、超人的能力を酷使することで代償が生じ、様々な障害を引き起こし、死に至ることもあるという。
身体的にも精神的にも疲弊した彼らを唯一癒せるのは孤島の施設へと隔離された「蜜花」と呼ばれる男の子達。
蜜花は接触するだけで彼らを慰撫する異能を有しており、美貌や性技に長けています。
攻めは、闘犬ポ続きジションのシナト、猟犬イービスの二人。
二人ともエクスでは随一と言わる程に戦闘能力に長け、容姿もさることながら文句なしにカッコいいです。
そして受けは蜜花のナギ。
ナギは周囲の蜜花とは違い、能力も弱く、容姿や性技も最低レベル。
最低レベルと言っても他の蜜花達と比べてのことなので、ナギの美しさも相当なものだと思われます。
そんなナギが大好きなのは、いつも自分を気遣って優しく接してくれるシナト。
シナトもナギのことをとても大切にしているのが伝わってきます。
優秀すぎる闘犬シナトと最低レベルの蜜花ナギが寄り添っているのには、二人の過去に隠された秘密があって…。
ナギの大嫌いな猟犬イービスもまた…。
やがて物語は三人の戦闘逃亡劇へと変わって行きます。
最初は、大嫌いでたまらないイービスを利用するだけ利用して何処かで運よく事切れて欲しい、シナトと二人で無事に逃げおおせたいと強く思っていたナギでしたが、次第に過去の記憶が紐解かれていって、イービスのことも大切だと思うようになります。
イービスをよしと思っていなかったシナトもそれを受け入れ、そこからは三人一対。ベッドを共にするのも三人一緒。
頼りなくて足を引っ張りまくり、女の子ようなナギでしたが実は…ラスボスに匹敵するぐらい強かったりします。

題材設定、登場人物達の魅力を十二分に感じられたのですが、超人的能力者達と背景世界のバランスというのでしょう…狭い世界の中にあるストーリーという印象を受けました。
こちらの作品の面白いところは、犬達がただ好き勝手に蜜花を扱うのではなく、蜜花が犬達を侍らせているという視点からも物語に触れられるところではないでしょうか。
スリル、アクション、愛、エロス、様々なスパイス交わるエンターテイメント作品でした。
笠井さんのイラストから溢れ出す美とエロスの調和はとんでもなく素晴らしく、目が釘付けになります。
口絵カラーイラストと表紙だけでも極楽気分でした。

7

今までの宮緒作品で一番こなれてバランスが取れた作品

なんか、宮緒さん一皮むけました?って感じでした。これまでの宮緒作品にみられた荒削りな部分がすっかり鳴りを潜め、持ち味を生かし好きなものを入れながらもしっかりプロの作品になっていて驚きました。
これまでも宮緒作品は好きだったのですが、それは好きなものを才気に任せて無邪気に爆発させているところをほほえましく見ている感覚で、この個性がどんな風に成長していくのか見守りたい気持ちだったんです。それがこの作品では、見守るのではなく、完全に観客として楽しませられました。
かなり独自の設定に難なく引き込んでくれるし、テンポもよい。それぞれのキャラに二面性があるので、ずっとイチャラブなのに飽きません。展開にも強引さが無くなり、非常に読みやすかったです。

お話は超能力傭兵集団の権力争いをバックに、女王資質のあるエロかわ受が兄と兄替わりを手玉に取る、というもの。当然、攻二人は犬ちゃんで、今度は闘犬と猟犬です。
特別犬に思い入れはなかったんだけど、犬の奥深さを教えられました。これからもぜひ犬作家としての地位をゆるぎないものにしていくことを願ってやみません。

5

カッコいい…

宮緒さんは初読みでしたが、笠井さんの美しすぎる表紙に釣られ購入。

内容をざっくりと。ネタバレしてます。



世間では生きにくい能力を持つ者たちが集まり、その力を武力として要人たちに売り込むことで莫大な利益を生み出す組織「エクス」。能力者といえども力を使って戦うのは疲労を伴い、その疲労を癒す能力を持つ者たちが「蜜花」と呼ばれ集められています。

エクスの中でもトップクラスの能力と強さを持つシナト。攻めの一人です。対して受けは蜜花の一人、ナギ。

能力者たちはたくさんいる蜜花たちの中から自由に選ぶことができるので、美しい蜜花はたくさんの能力者たちから貢いでもらえたり寵愛を受けることができます。そしてそれが有能な「蜜花」であるという証明でもあるのですが、ナギはシナトしか受け入れていません。でもシナトはナギを抱くことはなく。「蜜花」として教育を受けて育ってきたナギはシナトがナギを抱かないのは自分に問題があると悩むのですが、それには理由があって。
そんな中、ナギがエクスのリーダーであるエリヤに狙われるという事件が発生します。エクス随一の力を持ち、またエリヤの寵愛続きを受けるシナトですが、その彼がナギを守るために組織を裏切って組織と戦うのですが…。

というお話です。

なんといってもシナトがカッコいいです。何故ナギを抱かないのか、ナギを大切にするのか、そのあたりの事情は伏せんがはられているので早々に分かってきますが、ナギだけを守ろうとするシナトの想いにきゅんきゅんしました。

このお話は複数攻めで、もう一人攻めがいます。表紙の金髪の彼・イービスです。イービスもかっこよくて腰砕けになりました。彼はある理由からナギにひどいことを言ったりもするのですが、それでもナギへの愛情があふれていて、初めは反発していたナギがだんだんイービスに心を開いていく過程には思わずほっとしてしまいました。

シナトとイービス。どちらも組織トップクラスの能力者が互いの能力を駆使し助け合いながら戦うシーンには萌えまくってしまいました。戦うシーンももちろんですが、理由が「ナギを助けるため」というのが何とも萌えます。お互いライバルのような関係ですが、ナギとの3人での絡みはエロエロで鼻血が出そうでした。

ナギも初めは幼いのですが、シナトとイービスと関係を持つことで蜜花としての能力を開花させ、滴るような色気を放つようになる様はすごかった。

シナトとナギの関係、イービスがナギに固執する理由、エリヤがナギを捕まえようとするのはなぜか。内容も面白かったですが、笠井さんの挿絵が何とも色っぽくて。話にあっていて、すごく良かったです。

カッコよくて包容力のある攻めが好きなワタクシにはとても萌えの詰まった作品でした。

13

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