マイ・ディア・マスター

my dear master

マイ・ディア・マスター
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
25
評価数
6件
平均
4.2 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
新書館
シリーズ
モノクローム・ロマンス文庫(小説・新書館)
発売日
価格
¥900(税抜)  
ISBN
9784403560255

あらすじ

19世紀、自殺を決意した元軍人の貴族・アランは街で拾った男娼と一夜を過ごす。
生意気でよく喋るその男・ジェムと過ごすうち、アランは自分の変化を感じていた。
ジェムを屋敷に住まわせるようになったある日、アランはかつての部下の娘が、ある危険な男の庇護の下で暮らしていることを知る。
ジェムに励まされたアランは彼とともに少女を救出にむかうが──。

深い愛情と勇気溢れる、ヒストリカルM/Mロマンス!
翻訳:一瀬麻利

表題作マイ・ディア・マスター

サー・アラン・ワトレー,元軍人の准男爵
ジェム・ブラウン,男娼,19歳

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レビュー投稿数2

ギャップロマンスの王道

19世紀ロンドン舞台の小説で、高貴な紳士と低俗の男娼、王道のギャップロマンスの設定だが、読んでいて好きでたまらなかい一冊だった!

戦場から復帰した紳士のアランは、戦争の傷がいえない上家族も失った。生きる意志をなくし、最後に連れ帰った少年男娼と一夜を過ごし、人生を終わりにしようとした。だが、連れ帰った少年に惹かれ、自殺の計画も狂わされてしまった。

当時同性愛が法律上の禁忌、結ぶ欲望が宗教上の罪という認識に縛られ、ジェムという少年を憎みながらもどうしようもなく惹かれていた。時に心を開き、時に冷たくする。ジェムに当惑しながらもだんだん自分の感情を認めるアランの心理的変化はとても読むに値する。ジェムに感情移入しすぎて、アランに誤解されるジェムがとてもかわいそうだと思うし、ジェムを失いたくないアランにも感動!

M/M小説も何冊を読んだことあるが、設定や背景をしっかりする先生に出会えてよかった!キャラの感情をあくまで丁寧に描いて、自分の夢に想像していたものが本書で実現されたと思う。そして訳者がとても素晴らしい。翻訳気味がなくとても読みやすかった!

2

男前従者受けが大活躍

舞台は19世紀ロンドン。
元軍人のアラン(攻め)は、気まぐれに買った男娼・ジェム(受け)を気に入り、従者として側に置くことに。
戦争のトラウマを抱えるアランが、ジェムと過ごすうち人生に楽しみや幸福を見出し変わっていく。そんな甘くロマンティックな物語です。

本書の面白さはジェムのキャラクターの魅力によるところが大きいかと思います。
男娼で性技に長けていますが、女々しさは全くなく、誰に対しても物怖じしない男前。
アランに対してもかなりズバズバ発言しますが、持ち前の愛嬌とユーモアセンスのおかげで全く嫌味になりません。
生きることに罪悪感を感じていたアランが、そんなジェムを愛することで精神的に救われていく展開には、大変説得力がありました。

物語後半は、アランとジェムがひとりの女の子を救うべく奔走する話。
彼女はアランの戦死した元部下の娘で、元軍医の変態医者に囲われています。
彼女を逃がすべく、医者の家に忍び込むジェムがここでも大活躍。捕らえられた彼が医者を話術で懐柔しようとするシーンには緊迫感がありました。
医者はジェムの性器を切断しようとする等、なかなかのサイコパ続きスでしたが、すぐアランの助けが来るため怖さはそれほどありませんでした。

無事娘を救出したことで、アランは過去と少し向き合うことが出来るようになり、ジェムはジェムで、アランや娘という家族を手に入れることが出来た。
幸せな結末に温かな気持ちに包まれます。

ちなみにラストでリバが一度だけあります。
ジェムは男娼としては受けメインでしたが、攻めの素質も十分。
アランとは騎乗位でリードすることが多いし、眠るアランのアナルを弄る等、好きな人に入れたい願望はずっと持ち合わせていたのでした。
アランが眠っていたり疲れていたり…でそれはなかなか実現しないのですが、ラストでついにリバ展開が。
ジェムを信じ身を任せるアランも、アランを気持ちよくさせるべく頑張るジェムも、どちらも男前で素敵でした。

すごく萌!という感じではありませんが、ラブラブ甘々な雰囲気はとても素敵な作品。
ラストのリバを除けば、かなり間口の広い一冊なのではないかと思います。

11

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