魔王のハニーな若奥様～恋愛革命EX.～

年の差カプのラブラブ続編

恋愛革命シリーズのスピンオフ、『魔王のツンデレ花嫁 ～恋愛革命EX.～』の 続編。
既刊未読で読み始めてしまいましたが、既に出来上がったカップルの蜜月を堪能でき、楽しく読めました。

年上の恋人で実業家の冬慈（攻め）とラブラブ新婚生活を送る未尋（受け）。

冬慈に「みー」と呼ばれる未尋は子猫のようなツンデレ君ですが、根は素直ないい子。
何だかんだ冬慈にメロメロで、彼に可愛がられる姿にニヤニヤが止まりません。

仕事でもフラワーデザイナーのアシスタントとして日々頑張っていますが、今回はちょっとした壁に直面することに。
尊敬するフローリストの模倣ではなく、自身の個性を作品に打ち出していかなければならない。
そのことを指摘され、自分が本当に表現したいものは何か、悩むことになります。

そんな未尋を支える冬慈は、年上攻めらしい余裕と包容力ある大人の男性。
タイトルにもなっている「魔王」としてちょっと甘すぎる気もしますが、前作ではもうちょっとS寄りだったのか？
何にせよ、大人のフェロモンムンムンな佇まいが素敵でしたv

全体として、未尋がフローリストとして一歩一歩成長していく姿が丁寧に描かれていて、思わず応援したくなる話運び。
そうして到達するフラワーアレンジメント作品も、優しく愛らしい未尋の個性がよく出たもので、そうした花の描写も興味深く読めました。

恋愛革命シリーズの受けも少し登場するため、このシリーズのファンの方であれば更に楽しめるのではないかと思います。