形を覚えて帰れよ、刑事さん

ケルベロス

Kerberos

ケルベロス
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
16
評価数
5件
平均
3.4 / 5
神率
20%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
シリーズ
クロスノベルス(小説・笠倉出版社)
発売日
価格
¥890(税抜)  ¥961(税込)
ISBN
9784773088335

あらすじ

身体で犯人を挙げるビッチ──ある事件のせいで、そう唾棄される美貌の刑事・瀬戸彰。
だが彰は悪評など意に介さず独りで殺人事件の容疑者『肩に傷のある男』を追っていた。
そして経済ヤクザの大物・織宮水樹に目星をつける。
彰は男の身体に証拠を見つけるため単身事務所に乗り込むと裸になれと織宮に迫る。
けれど男には鉄壁のアリバイがあった。
「さあ、瀬戸刑事。覚悟はいいか」
面白がるように低く囁く織宮に抱き竦められた彰は……!?

表題作ケルベロス

織宮水樹,経済ヤクザ
瀬戸彰,ビッチと揶揄される警視庁捜査一課刑事

その他の収録作品

  • ララバイ
  • あとがき

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レビュー投稿数2

耽美臭漂うヤクザ×刑事もの

捜査一課の刑事である受け。捜査中の事件の容疑者として経済ヤクザの攻めをマークするけれど…というお話です。

まず容疑者として攻めを最初に思い浮かべたのが、警察署で一度すれ違っただけの時点なのが激しく微妙でした。捜査が進展するのがなんかっちゃあ「刑事の勘」で、攻めに注目したのも、攻めのいたバーに着目したのもすべて刑事の勘で、えらく都合のいい勘だなぁ、と思ってしまった。もうちょっと理詰めの謎解きがあればよかったな。

あと、受けも攻めも、人の視線から感情を読み取る能力がありすぎ。「冷たい表情」だの「そこにほんのすこしの甘さが混じる」だの、他のキャラに対しても「彼の瞳が静かに揺らめく炎を映している」「怒りか…いやこれは嫉妬だ」的な。どんな超能力? しかもこれが話の伏線になるんだから都合の良すぎる能力。
攻めの目が菫色で受けの目が鳶色、というのも耽美チックでした。日本人じゃないの?
攻めの口調がいちいち持って回った感じなのも耽美でした。全体的に耽美臭が漂ってた気がします。

あと真犯人と攻めの関係も微妙でした。もし真犯人がやってたことに気づいていたのなら、「俺は関係ない」的な続き態度は小狡くて生理的に受け付けないし、気づいていなかったとしたら、部下がこそこそやってることに気づかないアホで鈍い上司だし。

悪かったところばかり書いてしまいましたが、イラストは良かったので萌で。特に攻めが上半身脱いでるカットは色っぽくて素敵でした。

2

インテリヤクザ攻めは大好物ですが…

あらすじ:
ビッチと揶揄される捜査一課刑事・彰(受け)は、女子大生が毒殺された事件の捜査中、経済ヤクザの織宮(攻め)と出会う。
単身事務所に乗り込んだ彰だが、彰のトラウマを見抜いた織宮に無理やり抱かれ…

ヤクザ×刑事のサスペンス風味の作品。
ある事件が元で性的なことにトラウマを抱える彰が、織宮に抱かれることでそのトラウマを克服していくという展開です。

彰は数年前、相棒だった刑事に裏切られヤクザに輪姦されたトラウマの持ち主。
相棒がヤクザの癒着を摘発したことで出世しますが、それを妬む者から"相棒を売って身体で成り上がったビッチ"と揶揄されています。

その事件以来女性もまともに抱けなくなった彰が、会って間もない男(しかもヤクザ)に無理やり抱かれてトラウマを乗り越えるという展開には、ちょっと無理がある気が。
優しく抱かれたことで記憶が塗り替えられたという理屈ですが、
普通はトラウマをほじくり返されたり、無理やり女役にされたりしたことの屈辱の方が先に立つんじゃないかな〜と思い、ストーリーに入っていけませんでした。

攻めの織宮は、殺された女子大生含め不特定多数続きの女性と関係を持ち、しかし誰にも本気にならないクールな人物。
一人称「私」で眼鏡の似合う美形ですが、内には熱いものを秘めていたり、彰にはほとんど一目惚れだったりと、意外に男臭く情熱的な一面も。
しかしそこにギャップ萌があるというより、どっちつかずで魅力に欠けるキャラクターという印象です。
彰に本気と言いつつも終始スカした態度を崩さず、言動に説得力が感じられないところが自分的にマイナスだったのかもしれません。

織宮に魅力を感じられなかったため、殺人事件の犯人の動機にも共感できず。
事件モノとしても、最初から危険人物っぽいオーラを出しているキャラが案の定犯人で、いまひとつ面白みに欠ける展開でした。

彰が刑事という立場やトラウマを乗り越えてまで織宮に惹かれる理由もよく分からず。
性的なシーン以外にも、もう少し二人がじっくり会話するシーンを増やしてほしかったです。
織宮より、一匹狼の彰をめげずにサポートする新相棒(後輩)の方がカッコよく映りました。

葛西リカコさんの描かれる織宮はとても素敵で、挿絵も雰囲気があって良かったですが、ストーリー自体にはツッコミどころや納得できない箇所が目立ち、そこまで心惹かれるものがありませんでした。

中立寄りです。

10

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