• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作恋より甘く愛より熱く

古賀皓史,28歳,義兄でファッションブランドカメラマン
古賀樹,16歳,義弟で高校生

その他の収録作品

  • 甘くキスして熱く抱いて
  • あとがき

あらすじ

いたって普通の高校生・樹は2年前に酔った義兄の皓史に抱かれてしまった事がある。だけど大学卒業と同時に家を出た皓史はその時の事を覚えていなくて…。
ある日、ひょんなことから皓史と同居する事になった樹は戸惑いながらも、次第に秘めていた恋心を抑えることができなくなって…。
切なく、ほんのりと甘い義兄弟ラブ!!
なかなか手を出してくれない皓史に、焦れた樹が大反撃?!
独占欲が交差する急展開の続編も同時収録!!

作品情報

作品名
恋より甘く愛より熱く
著者
真崎ひかる 
イラスト
笹生コーイチ 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
発売日
ISBN
9784901579735
3

(8)

(0)

萌々

(2)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
23
評価数
8
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

ベタベタの王道義兄弟もの。

血の繋がりのない義兄弟もの(連れ子同士)です。

この設定の、甘くてちょっと切ないすれ違い系統では『きっとこれは○○で××になるんだろう』と想像するような、まさにそのまんまのお約束としか言えないストーリーです。

でもこれ、結構好きなんですよ。
もともと私は『兄弟もの』はあまり好みじゃないんですけどね(でも、ガチよりは義理の方がはるかにマシですが)。

個人的によかったのは、何よりも皓史(攻)が『傲慢な俺様』タイプではなく、最初が無理矢理じゃなかったことでしょうか。
もうそれだけで心安らかに読めました。

皓史は、一見年齢以上に落ち着いた寡黙な男前ですが、中身はものすごいヘタレです。

一回りも年の離れた義弟・樹(受)に酔ったはずみで手を出しておきながら、何も言わずに(というか覚えてないふりして)逃げ回るのはさすがにちょっとどうかと思いますけどね。ひとりで抱えてる樹のことも考えてやれよ・・・

皓史の友人・松岡は、もう絵に描いたような『当て馬』でした。←自称してるし。
でも私は『なんで皓史なんかやめて松岡にしないんだ!』とは感じなかったな。『どうしようもないダメ男攻』の場合は結構そう思っちゃうことも多いんですが。

う~ん、まあ結局のところ私は皓史のことをホントに『ダメ』だとは思ってないし、決してキライじゃないんですよね。やっぱり『ヘタレ』攻は大好きなんですよ。

イヤもう、↑レビュータイトル通りで意外性のある展開は皆無です。
でも、その分安心して切なさも甘さも堪能できます。これはもう『こういうもの!』として読めば、私は楽しめました。
真崎さんでは好きな方ですね。

ただ・・・酔った勢いでの初Hのとき樹は中2・14歳です(皓史は26)。そこに抵抗を感じる方はご注意を。
いくら無理矢理じゃないとはいえ『身体先行』だしね。

1

The BL

こちらは、モロBL王道、エロもたぁっぷり

家族みんなに溺愛されて育った樹は高校生。
大学入学と同時に家を出てしまった、一回り年上の義兄・皓史は写真家。
ある日、両親が、定年後は海外で生活するため家を処分すると言いだし、樹は皓史のマンションに同居する事に

華奢でかわいいタイプの樹
体格が良い男前で、無口でわかりづらい性格の皓史
当て馬な友人達
と、設定からして、王道てんこ盛り
お話も、やる事メイン。
同録作品に至っては、これもお約束
エチしてくれないのって、実はそれほど愛されてない?
って勝手にぐるぐるする受けに、
歯止めがきかなくなって「抱き潰す」のが怖かった
って、に黙ってしまう攻めという、
The BL
鉄板で、超王道で、安心して楽しめる
BLらしいBLを、さくっと読むのにうってつけ、な、本だった。

1

ヘタレむっつり義兄攻め

高校生の樹は、2年前に酔った義兄の皓史に抱かれたことがある。
そのことがあってようやく自分の思いを自覚した樹であったが、翌日目が覚めると、皓史はそに夜のことを何も覚えていなかった。
失意のまま、何もなかったするしかなかった樹は、皓史が仕事の都合で一人暮らしを始めたことで、次第に皓史とも疎遠になっていく。
けれど、樹の中から皓史への思いが消えた訳でなく、こっそりと樹は皓史のことを思い続けていた。

そんなある日、両親から「大切な話がある」と言われ、家に帰ってみると、両親が海外に移住したいので、皓史の部屋に居候する形で樹に一緒に住むように言われる。
突然のことに戸惑う樹だったけれど、何とか表面を取り繕いながら同居生活を続けていく。

けれど、皓史はそっけなくなかなか、樹に打ち解けた表情を見せてくれない。
何とか樹は皓史に振り向いて貰おうと、雑誌のカメラマンをしている皓史に撮ってもらうために、モデルのアルバイトをしてみたりするのだが……

という話でした。
一度、身体の関係まで持ったのに、それをなかったことにされ、それでも諦めきれないどころか想いを自覚してしまった一生懸命な義弟の話。
とにもかくにも、お義兄ちゃんずるいです。
手を出したのに、いくじなしで「まずい」と思って、なかったことにしちゃって、逃げて逃げて逃げまくってたけど、友人の力添えもあったりで、何とかくっついたらそれはそれで、義兄かわいさが爆発して、嫉妬深いお義兄ちゃんの誕生。
一人でもんもんとしている樹がかわいそうだったりもしますが、まあ終わりよければすべてよし……ですかね。
実はヘタレむっつりな義兄攻めと一生懸命な義弟受けがお好きな人にはオススメします。

1

ライトな兄弟もの

義理の兄弟ものです。やんちゃな高校生の弟・樹とクールで大人なカメラマンの兄・皓史の10歳以上の年の差カップルでした。

樹の方がお兄ちゃん大好きで押せ押せなのですが、皓史のほうは何故か樹にあまり構ってくれず、樹は不満を抱えています。
当て馬役の友達がいるのですが、この人がすごくいいキャラクターだったと思います。皓史が本当に動かないキャラで、樹がけっこう一人で騒いでいるというか、ひたすら追いかけているだけの不敏な感じがしました。

でもせつなくてかわいそうという作風ではなくてライトでちょっとミーハー(?)な感じも・・・。
タイトルからしっとりしたお話を想像していると、ちょっと期待と違うかも知れません。後半は樹のほうが皓史を縛って襲い受け・・・という、アダルトでもノリはラノベのようだなあという感じでした。

しかし、弟がまだ子供で一方的に兄を追いかけている、というシチュエーションは、兄弟ものをいくつか読んだ中でもあまりないシチュエーションだったので楽しめたと思います。

1

血の繋がりのない兄×弟

サクッと読めて王道のストーリーだけど、ちょこちょこ勿体ないなあ…と感じるところがあって萌え切れなかった。
兄弟もの全般が好きなので義理でもまあいいのだけど、どちらにしろ一緒に育ったという実績はもっとガッツリ欲しい。
親が再婚したのが受けが2才だったというなら、お兄ちゃんに遊んでもらった、世話してもらった、ずっと好きだったならそういう具体的なエピソードを見たかった。セリフや地の文での説明とかじゃなくて。

あと本当の兄でなくてもいいけど、兄弟ものはエッチの時の「兄ちゃん」呼びは必須だと思うんだよなあ。にいにいでも兄さんでも兄貴でも兄者でも呼び方はなんでもいい。とにかくせっかく兄弟なのに、名前呼びは萎える。
この二点が足りなかったせいか、背徳感が感じられなくて、どこか歳の差幼馴染みカップルみたいな感じにも見えちゃった。くっついたあとの続編は実家で致したり、親にバレそう、みたいな話でもよかったんじゃないかな。なんか実家出て二人で暮らしてるせいか、家族ぽさすらないんだよなー。

お兄ちゃんは常識人っぽくて、一夜の過ちをなかったことにしようとするのは、なんとなくわかる。だからもっとお兄ちゃんの心理も描いて、背徳感を協調してほしかった。兄弟もので一番萌えるのはそこなんだよー。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP