電子限定描き下ろし付き
唯一無二のBL時代劇、第一部完結!!!
あーーーー…良かったぁぁぁあーーー‼
この作品、読んで、本当に良かった!
とにかく惚れ惚れする情緒ある世界!
そしてカッコいい!
「男として」に拘りながらも抱かれる事に抗えず、そして惚れる相手は男、、、
でも、男だから佐吉にも先生にも惚れた訳じゃない
それは「佐吉だったから」であり「松庵先生だった」から
それを勘次さんとおきぬちゃんのヘテロの恋を通して「その人そのものに惚れる」事を示しているのも粋ですね
BLだからと言ってBLだけに拘るのではなく「人間」に惚れる、という愛の在り方を魅せられたような気がします
みんな、ほんとにカッコイイ!
あと、セリフもとても粋で鯔背です!
雪さんが旧友のおしんにちょっかいを出そうとしたお侍さんに対して切った啖呵!
あの流れるようなセリフには気持ち良過ぎてゾクゾクっとしてしまいました!!
そしてまさかの終わり方…!
参った参った。。。
完全にやられちまいましたぜ…!!コンチクショーってんだぃっっ(>︿<。)‼
…いやぃゃ……最高過ぎたょ、ホントにさ!
読み応えしかないお話しでした!
どうぞ、気になった方は読んで下さいな!!ぜひぜひ良しなに~
表紙がかわいらしくてうれしくなります。
痴話喧嘩が2人らしくて微笑ましい。
頭を冷やすために出て行った雪。
その間、落ち込みまくって見ていられない松庵。
再会する時の、松庵のもとへ走って行く雪のシルエット。
その雪を出迎える松庵。
このシーンめちゃくちゃよかったです。
かっこいい絵のコマ割りが最高。
この2人でなくてはいけない、離れられない、お互いがお互いの居場所、家ですもんね。
佐吉が親分になってまたいい男になり。
周囲の人たちとの関わりもよくて。
松庵、雪それぞれの情や行動の仕方がある。
2人だけの話もいいけれど、周りの人がいて、2人の世界があるという描き方がいいですね。
あと、食べ物もいい。
大根、ごぼう、卵、鯛、鰹…素朴ながらどれも美味しそうでご馳走に見えました。
料理上手な松庵、食いしん坊な雪というのも家族な感じでよかったです。
最後のシーンの2人が見れたこと、2人が共に生きたんだと想えるだけでもう私には充分でした。
胸がいっぱいなんですけど感想が言葉にできません…
本当に出会えてよかったと思います。
雪さんが日に日に可愛くなる。ヤンデレ気味の雪さん、髭が生えていてもたまらないキュートさ。あ〜〜〜雪さんと松庵先生はどっちも嫁。
10話の家出回も痴話喧嘩ではあれ雪さんが酷いんですけど、憎めないかわいさ。先生がやや可哀想ではある。
佐吉と共にあったことで辰雄が、雪さんが、生かされていたこともまた事実で。雪さんがそれを否定することはなく、しかしこれからを生きるために松庵先生を選んだことが嬉しい。
「男」になりたかった雪さん。「男」にならねえといかんのですか!?といった松庵先生。かつての雪さんには刺さらなかったかもしれない。松庵先生と暮らしたからこそすんなり受け入れられて、またそのあと雪さんが人斬りで解決しない畳み方もいい。今までの話が繋がって、昔があって今があると。
11話良かった…
佐吉も強く生きたんだなぁとか、いろんな気持ちが渦巻きます。そして1890年と言われると、途端に今に近いような気分になる不思議。
傑作でした。
電子限定描き下ろしイラスト1枚
相変わらず全ページ全コマを引き延ばして飾っておきたいほどの圧巻の美しさ、センスと画力に本当に感動させられます。あの時代に男に生まれた事へのプレッシャーに悩むんだりもしていた雪さんですが、この3巻の雪さんは正真正銘の男でした。
強く、時に人間の醜いところまで見せ、なおかつ美しい!!
そんな雪さんの先生への愛も伝わり、幸せたっぷりの二人が見れてよかった・・。
ヘタレ扱いされている先生も先生で、最後には男気をみせてくれましたし、
サブキャラ達のお話も見事に落ち着くべくところに落ち着いたように回収されて、締めまで綺麗にまとまった素晴らしい作品ではないでしょうか。
そして先生曰く「ちょっとハズした」と言う巻末の後日談は、
まさに理想のハッピーエンドのその先でした!
出会えてよかった作品です。