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あと何回、一緒に食卓を囲めるのかな。
幼馴染で料理人×サラリーマン。
料理人の攻めが子供の頃から幼馴染の受けのことが好きで、地元を離れて受けが住む街(すすきのって出てきたから北海道かな)でカフェを始めて、そこで再会したところから話が始まる。
まともな食生活をしていない受けにご飯を食べに来るように言って胃袋から絆した感じの話でした。受けは以前から攻めの好意には気づいていて、攻めの家に入り浸っていたので、そういう関係になってもいい、みたいなところはあったようです。
攻めがワンコ系、受けの方が背が高く性格もクールなキャラでした。
表題作だけならキャラも魅力的だし、ストーリーも付き合うまでの流れが無理やり感がなく、萌えも切なさも十分に感じられてよかったですが、二作目の「ある日 森の中で」が、菌の研究に来た研究者が身を寄せてお世話になっている家の子(未成年で中学か高校生)に好意を寄せられて手を出してしまう話で、合意の下ではありますが、世話になっているお宅の未成年に手を出しちゃいかんでしょと思ったので、総合的には萌えは一つ減りました。
表紙から受けた優しい、穏やかな印象通りの話で、安心して読むことができました。
急な展開などなく、ゆっくりジワジワと、暖かい雰囲気が好きでした。
つくづく好きな人のために食事を作るという作業は、愛そのものなんだなぁ。弱っていた総一のために、美味しい食事を作る悠次。
ずっと悠次の気持ちに気がついていた総一も、次第に絆されていく。
受けの総一がかっこいい。想像していた以上に、優しくて、悠次とのこともとても真面目に考えているところがすごくよかった。
お互いを労りあえる、素敵なカプ‼️
表題作が可愛かったです。同時収録の短編は苦手でした。
とはいえ、どちらも作品の雰囲気と絵柄がとても合っていて良かったです。
表題作『焦がれて、焦がして』
幼なじみの再会ストーリー。
ストーリーとしての目新しさはそれほど無く、わりと急展開ですが、お話の雰囲気が全てふんわり良い感じに包んでくれました。
受けの総一は悠次を弄んでいるようにも見えますが、上京の時点で告白されたら答えてやるつもりだったのでは無いかなと思いました。
愛の重さに差は感じますが、それを埋めるだけの度量が総一にはあるのではないかと思います。
悠次が見た総一の結婚式の夢が最悪で良かったです。
同時収録作品『ある日森の中で』
こちらは苦手な内容でした。
主人公は可愛いのですが、相手が大人なので、やることやっちゃうと流石に……!
というか、さっき知り合った人を子どもの部屋に泊めるなー! と思いました(笑)
地味で生活感あふれる世界観が好みにぴったりの作品でした。でもストーリーを追っていると、これはいつの話?となったりページを抜かした?となるところがあり、加えて悠次のキャラにもハマれず。表紙も気に入っていただけにとても残念でした。
初恋の幼馴染みとの再会+胃袋掴む系。総一の弱った心と胃袋に、悠次のごはんと優しさが染みていく展開にほっこりします。
基本的に悠次視点なので総一の気持ちは分からないところもありますが、キャラ的に裏表なくはっきりものを言いそうなので、悠次の抱える不安がどうにかなれば良さそうだと、ある意味安心しながら読めます。
ただ悠次はあまりに恋愛慣れしてなくて、30前で初めて誰かと付き合うの?と思わせるモノローグが多く、初恋の拗らせからこの重さは…と心配になってしまいました。ギャップゼロのキャラの印象通りではあるんだけど、それがなおさらヒヤヒヤするというか。挫折を知らない人を見る怖さに似てるかも…ただ好みの問題かも…。
総一は悠次の爆発するところも含めて受け止める覚悟のようで良かったですが、個人的な萌えでいうと、このカップルは刺さりませんでした。総一単体だと小気味よくて好きです。
家族同士が仲良くってずっと隣に居る幼なじみ同士。 そんな幼なじみが初恋相手だと気付いたのはかなり後になってから、、、。
叔父の店を受け継ぎオーナーシェフとして、カフェバー『プレール』を切り盛りする悠次と幼なじみで疲れ切った企業戦士の総一。
一度は総一への気持ちに蓋をしたのだが、疲れ切った総一との再会をきっかけに、美味しい料理に美味しいお酒にと総一を癒しながらも自分の思いが溢れ出してきて、、、、、。
出てくる料理が美味しそう!!そりゃ、疲れ切った総一はあんだけ愛情のこもった料理を食べたら涙も流す!!そして、お店に行ってみたい!!!食べてみたい!!!
まずは胃袋をガッツリ掴まれた総一、居心地の良い空間にと、、、好きの気持ちを隠してる悠二だが、バレバレのようで、、、
互いの気持ちを確かめた時のその先へーーー。