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21歳と41歳の秋に温泉旅館に行くお話。道中、不意打ちなタイミングで「写るんです」(インスタントカメラ)でシャッターを切る水沢くん。
今はスマホで写真が簡単に撮れてすぐに撮れた画像が見られるけど、フィルム写真は現像してからのお楽しみがあるから趣きが違う。恥ずかしそうな顔の先生やはしゃいでる水沢くんの姿が写真に写ってる。旅館の浴衣で布団の上でくっついてツーショット撮ったり。
恋人とのイチャイチャ写真って別れちゃったら気まずいモノに成り果てるけど、この2人めっちゃ長く続いてるんだもんね。
これ、温泉旅行の番外編なのかと思いきや過去回想なのよ。
現在35歳と55歳なんだって。
本編ではラスト28歳と48歳だったから更に7年経過してて2人ともおじさんぽくなってる。
でも、全然ラブラブなのよ。きっとおじいちゃんになっても仲良しなんだろうなー。
なんというか、しみじみと、じんわりと、優しい気持ちになれます。
ああ、本当にいいものを読んだ。
ありがとう。
最初はすこしクセのある絵にとっつきにくくて、でも評価が高いしと読んでみたらなんかもう視界がにじみまくるほど胸にきて、とても大切な作品になりました。
そしてこの番外編を今さら知って真夜中に読んだわけですが。
架空の物語、架空の人物たちなのに、心から
お幸せに、
と願わずにいられない。
でもって、願わなくても幸せやなごめんごめん、てくらいわかちがたい2人にこれ以上は言葉は不要でしょう。
番外編の電子配信を長いこと知らなかったもので、今こうして時を経ても読むことができて心の底から感謝しております…。
30Pほどの短い番外編ですが、読んでから改めて眺めるこの表紙の尊いこと尊いこと…。
2人の人生の思い出の1ページを見せていただいてありがとうございますという気持ちです。
水沢は相変わらず可愛い格好良いし、先生も平凡オジながら幸せで満たされた表情が印象的です。
この短編の中で更に将来の2人の姿が描かれていて、2人の幸せな姿を目に焼き付けました。は〜尊い。
安定のラブラブぶりで安心して読めました。なんかこのカップルは「死がふたりを分つまで」っていう言葉通りにどちらかが亡くなるまで絶対に別れない雰囲気がやっぱり良い!ビッグラブでしっかりくっついている感じが大好きです。
21と41才が伊豆箱根の温泉へ泊まりに行くお話。
電車乗って観光して、カニ食べて温泉入って布団で寝るっていう普通の1泊旅行のお話。ほんとにそれだけなんだけど胸がキューっとしめつけられて泣きそうになりました。
空を見上げてる先生の横顔を見つめる水沢の表情や、カニを美味しそうに頬張る水沢を愛おしく思いセッセとむいてあげる先生。
確か付き合って3年くらい経ってるはずだけど、まだまだフレッシュな気持ちを持ち続けていられる素敵なカップルでした。
ラストに旅行から14年後の二人が出てきて、年取ってる感じがちゃんと分かる絵がまたまた最高でした。
久しぶりの再読。
せっせと蟹むいてる先生に「先生、おれのむいてばっかじゃん 食べて」って水沢が言うんですよね。
でも先生は「いいから食べな」って言うところがあって。
ここが超〜〜好き。
愛ってこれだよねって。
ここがあまりにも好きで鮮やかに記憶に残っているんだけど、その先の二人は、記憶からすっぽ抜けてました。
だから久しぶりに再読したら、35×55歳の様子と、「あの時の写真」の先生の笑顔が本当に幸せそうで、なんだか泣けて仕方ない。