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しずくは俺が守るんだ、αなんていらない
ホテルの経営者の御曹司の高校生α×高校の用務員の子持ちΩ。都市伝説くらいに男性Ωが少ない世界観で、男性Ωへの差別意識が強いです。
受けはヒートによるレイプで妊娠しています。アフターピルをもらいに産科に行ったけど勇気がなくて入れず、妊娠が発覚して中絶せず産む決心をしたようです。受けの母親は子育てに協力的で理解のある母親です。
婚活パーティーでホテルマンのバイトをしていた攻めと出会い、攻めのほうは出会った瞬間に受けのことを運命の番と確信します。その後、攻めの通う学校で受けも用務員として働いていたため、再会します。
受けのほうは攻めに対し運命の番という認識はないですが、攻めに出会ってからフェロモンが不安定になり、学校でヒートを起こします。
生徒に襲われそうになったところを攻めに助けられ、攻めは自分の腕を噛んで受けを襲うことを我慢していたことから、受けは攻めに好感を持ちます。
攻めの幼馴染のΩの女子が「男の貴方は世間的に見てもふさわしくない」というようなことを受けに言い、真に受けて一旦は攻めを拒絶しますが、御子が頑張って二人を繋ぎ止めました。
1巻でハピエンまで纏まっていて話もシンプルでわかりやすかったですが、ただでさえ男性Ωに対する差別意識が強く生き辛い状況で、高校生がレイプでできた子どもを産んで一人で育てようとする心情には共感できませんでした。
また、いくら親が経営しているホテルでも、高校生の攻めが勤務中に空いている部屋に好きな子を連れ込んでセッするところも、前半の理性的なαからイメージダウンでした。
高校時代にα先輩によるレイプで妊娠、出産を経験した娘を愛する雫斗。αに対するトラウマは根深く、番は作らないと決めています。しかし、参加させられた婚活パーティーで雫斗を「運命の番」だと言うαが現れる。その場は逃げ帰ったものの、後日新しい勤め先で学校制服姿の件のα・葉月と出くわして!?。
作中何度かフラッシュバックで学生時代のレイプシーンが挟まれるので苦手な方は注意が必要です。
雫斗のトラウマはかなり衝撃的なのですが、それ以上にしずくと葉月の雫斗に対する思いやりや、特に葉月に関しては年下ながらも雫斗を絶対に傷つけないという気持ちと覚悟が伝わって来ました。
ハートフルでありながら、えちシーンはとてもえちえちでオメガバースということもありナカの描写もバッチリされています。電子白塗りですが満足度高い作品でした。
私が初めてお買い上げをしたBL本です!!
このお話のオメガバースの設定では、Ωは肩身が狭くて、それでも男手1つで子育てをしている姿に胸打たれるものがあります。また、葉月くん(攻め)の圧倒的なスパダリ感、肝が据わってて歳下(攻め)だけど大事な場面で形成逆転するのがたまらないです。
あと!ハッピーエンドなので!最後は名前のようにはなってないので悪しからず!^_^
私はこの一冊で見事にBLの沼にどっぷりと浸かりました^_^
信頼できる人と番てよかったね
オメガバースという世界観があることは知っていたが読んだことはなかった
”Ωの雫斗は1人娘のしずくと暮らすシングルマザー”というあらすじで、どういうことだろうと思い購入
親には頼らずにしずくちゃんを育てたいと頑張る雫斗さんを応援したくなり、ママを心配するしずくちゃんに共感し、用務員の先輩である木村さんに癒されて、雫斗さんに出会い自分のα性に向き合い突き進む葉月を応援していた
学生時代の経験がきっかけでαに対して恐怖心があるけど葉月くんを意識していく雫斗さん、α性を隠してたけど向き合い葉月くんがどんどん近づいていき惹かれていく描写、好きです
あと、ジャージがこんなに印象強いアイテムになるとは思いません
相手の将来を考えて一度は距離を置こうとするのは王道展開もあり、最後のお互いの気持ちに素直になったイチャイチャシーンもあり
思いが通じ合って、しずくちゃんを含めた素敵な家族で本当によかった
初めて続編を追っているBL作品でもあります
総評としては、「イラつくテンプレ作品だけど、推せる点もある」です。
好きな作品ではあるけど、以下かなりきつめなことも書いてますので反対意見は聞きたくない、という方はご注意ください。
オメガバもののドテンプレ作品です。
あらゆる男どもから狙われまくるΩ受。レイプに不遇な扱いと、それはもうこれ以上ないほどテンプレ通り。
強くあろうと努力はしてるけど、正直性根まで女になってんなこいつ、と思えるくらい姫受特有のなよっちい演出も多いです。
テンプレα×Ωものに食傷気味な方にはうわー…となる展開多々。
とにかく受がね、そこは言えよ、そこは休めよ、という場面場面でことごとく無駄な強気と健気っぷりを発揮してあかん方へと持って行くので正直イライラします。困難を攻と共に乗り越えるため、絆を深めるため、なにより受が今まで散々経験してきた不遇な境遇から来ている諦めや自己犠牲精神のせい、とわかっていても。
女々しい受が苦手な私としては途中で何度「うがー!」と投げ出しそうになったかわかりませんが、優しい親や姑の存在、なにより子供達が良い子すぎて可愛すぎて、彼らの存在のおかげで読み進めることができました。ほっこりする。
あと、受が途中から、男らしさを装ってるけど実際は性根まで女々しい姫受→鼻につく女々しさは多少緩和されてきた姫受に進化してきたので、だいぶ楽に読み進めることができるようになりました。
テンプレと言えどなんだかんだ惹き込まれるストーリー性があるので、子供たちの今後の幸せを祈りつつ、今後も最後まで追い続けようと思います。
…α×Ωはもう量産されすぎてて基本真新しさがない、という不利な状況の中頑張ってるとは思うけど、私はやはりα×αかΩ×α推しだな。
