泣きたくなるほど、君が好きです。

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表題作リンク アンド リング

別所 華やかな大学生,隠れかわいいもの好き
蒔田 地味な大学生,オープンなかわいいもの好き

同時収録作品episode 藤司と久長

その他の収録作品

  • after that episode.(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

君が好きだと、胸を張って言えるようになれたら――。

「隠れかわいいもの好き」の別所は、
同じ趣味を持つ蒔田と大学の講義で偶然出会い、意気投合する。
蒔田は柔和な性格ながら、好きなものを好きだと言える、
芯の強い人だった。

紆余曲折ありながらも晴れて恋人同士になった二人は、
独占欲や嫉妬心にも真摯に向き合いながら、
二人にとっての最善をゆっくりゆっくり探していく……。

作品情報

作品名
リンク アンド リング
著者
つゆきゆるこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
ISBN
9784834264517
4.3

(220)

(125)

萌々

(58)

(28)

中立

(4)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
29
得点
945
評価数
220
平均
4.3 / 5
神率
56.8%

レビュー投稿数29

終始心が温かくなるBLでした

可愛いものや好きなものをなかなかオープンにできず、周りの目を気にしてしまいがちな別所くんが、おとなしそうな印象だけど自分の好きに正直な蒔田くんと出会い付き合っていくBL。

自分の好きをなかなか主張できないが故にすれ違ったり心にもないことを言ってしまうこともある別所くんですが、誰かからの言葉を素直に聞き入れたり、自分の言動をちゃんと振り返って反省して、好きな相手の為に奮闘しながら言葉や行動を選び相手を大事にするところが本当に素敵でした。
また蒔田くんもそんな別所くんをちゃんと尊重するし、久長くんもひどい言葉を言ったらちゃんと謝れるし、藤司くんは久長くんをちゃんと叱ることも導くこともするし、なんというか登場人物がみんな、完ぺきではないけどちゃんと人に寄り添える人たちだということで、こんなに作品が温かくなるんだなと優しい気持ちになりました。

ほっとしたいときに読むのにぴったりな1冊です。

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男性でも見やすい

男性におすすめしやすい作品

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本当にBLって良いよなあと思えるお話

こんな素晴らしい作品をずっと本棚に寝かせてたなんて!!

これぞある意味BLの醍醐味じゃないですか?な感想を持ちました。

穏やかで一緒にいると居心地が良くて、相手を尊敬できて自分が影響を受けてて。
自然にもっと一緒にいたいと共に過ごす時間が長くなって。
友達になれて嬉しくて。一緒にいるとすごく落ち着いて。だけどこの動悸は…?

二人がお互いを好きなことで、変わっていくのがとっても良かったです!
周りの目を気にしながらも二人で話し合って。恥じない逃げないのがすごい!
かたい絆ですね。そんなに良い関係なんだね!

少しでも二人のこれからの為にしたいこととか。

はぁ〜、良かったです。前に頭の方で読めなかったのに今日はすごく楽しめました。
本当にBLって良いよなあと思えるお話でした。

別所くん、前髪がワカメみたいだなってずっと気になっててごめんね。

CDも出てるんですね。聴きたいなあ。

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愛を知れる

最THE高の一言。
二人の馴れ初めや、物語の大筋も全てにおいて”愛”が溢れていて、見る前と見た後では、自分が優しい笑みに自然となってるそんな本でございます。
彼らが今まで抱いたことのない感情を知お互いを通して知れたりする事や、人間として少しずつ成長していく様は、見ていてとてもじんわりと愛を感じられてまさにほっっこりします。
精神的な踏み出す勇気をお互いに与え合ってるそんな描写が時々あってこの二人なら未来永劫幸せだろうなと幸あれと幸せを寝返る一冊です
同時収録されてる短編もまるで見ている側が親目線になれるようなエピソードで最高です

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育み愛の名作

名作に出会ったときに、何で今まで読んでなかったんだろう!?
って思うんでけど、本作もその一冊でした。めちゃくちゃいい作品じゃないですか!もっと早く出会ってもよかったけど、出会えてよかった。ありがとう。というわけで、途中からは目頭を熱くさせながら読んでしまいました。

大学生の同級生、かわいいものが好きなふたり。好きなキャラクターグッズがきっかけで仲良くなって、陽キャと陰キャでそれぞれの属するグループは違うけれど、ふたりで一緒にいる時間がとても心地よくて穏やかで、この気持ちはなんだろう…と。自分が好きな”もの”を堂々を好きと言える、自分が好きな”人”を堂々と好きと言えるということが意外と難しい社会ではあるけど、実は難しくしているのは、自分の好きなもの(人)を他者に非難されたくないと思ったり、一般的な概念に縛られている当事者自身なのかもしれないな~と考えさせられたり。んでもって、このふたりは性質が正反対なんですが、互いに歩み寄りながら交流することで、それぞれの異質な世界に触れて、今まで苦手だったもの(偏見)を克服していく、つまり新しい自分に出会いながら自分の世界を広げていくんです。尊い!

自分にとって不都合さのある社会を、自分なりの歩調で歩み寄っていく、そうすると意外と周囲も歩み寄ってくるんだよ、という小さな調和を描いていて、もうなんだかめちゃくちゃ感動してしまいました。素晴らしい…。自分を中傷する人、反対の考えを持つ人、好きだけど時々すれ違っちゃう人、どんな人に対してもきちんと”対話”して、お互いの考えギャップを埋めていけば、そのうちみんなが理解しあえるようになるでしょう?っていう、現実性のあるユートピアが描かれているな~と思いました。

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