電子限定描き下ろし付き
初めて話したときから、かわいいひとだと思ってた
高槻くん(受け)の第一印象は最高に良かったです。
「自分が言われて嬉しい言葉は なるべく言いたい」なんて。
それを「いいね」と言える豊橋(攻め)も素敵なんですが。
そういう根っこの感性が近しい二人は、親友なら死ぬまでその関係は変わらないだろうし、どちらかが その先を望べば 遅かれ早かれって感じです。
ではなぜ萌評価なのか?せっかくの豊橋という男前攻めのかっこいい場面を あまり見ていないなぁーーと感じたから。
高槻くんが作中二度も、理由もなくその場から いなくなったり飛び出したりするから、豊橋が一人で悶々と悩んでいるシーンが多いんですよね。いや、攻めの悩ましい姿は大好物ですが、そういうことじゃない。
そのせいで、後半が駆け足ぎみに思えてしまいました。
豊橋のキャラ設定が文句無しだっただけに勿体ない。
豊橋高槻カップルの出会い編。めちゃくちゃ良かった…!
「バニラ〜」でも少し語られていた、高槻が豊橋を好きだと気づいたゴミ出しの朝のエピソードですが
高槻の行動が想像以上に可愛くてメロメロに(笑)
狙って可愛こぶってるわけではなく、そのために努力もしているけれど
好きな人の前では最上級の可愛い自分で居たいと言う高槻に豊橋がオチてしまう理由がわかりすぎました。
ふわ〜んとしているようで、でも芯はしっかりとブレない人だし
何より自分自身のことをよく理解出来ているところがすごく魅力的でした。
最後には吾妻と椿も登場してましたが、彼らのお話の続きもぜひ読んでみたいなと思いました。
なんて優しくていとおしい本
トヨハシとタカツキの出会いへん
お互いに出会って、日々が色づいていく。変わっていく
タカツキの、「女の子になりたいわけじゃ無いけど可愛いものが好き。可愛くありたい」という気持ちを、少しの迷いもなく自然に受け入れていくトヨハシ
終盤に明らかになった「男と付き合うの初めてじゃ無い」。タカツキはそんなかんじかな?とおもったけど、まさかのトヨハシ…そうなってくると、トヨハシの過去が気になるなあ。どんな恋愛してきたのかな?
とにかく優しいお話です
「バニラ・ショコラ・シガレット」がとても好みだったのでスピンオフのこちらを。
豊橋と高槻のなれそめ。
ふとしたことから惹かれ合う描写にドキドキ。ほぼ2人のやりとりなのにぐいぐい読ませるのが、バニショコと同じく好き。
ニコニコな高槻かわいいし、そんな高槻をかわいいと思う豊橋がかわいい。
豊橋が高槻にちゃんと「かわいいよ」と伝えてあげるのいい男だし、言っておいてちょい照れるのが萌え〜。
絵も背景もお話もやっぱりかわいいですね。
ファッションも凝っていてかわいいけど、柄物が多いので目がチカチカしたw
豊橋か細身で男らしいスタイルの良さが特に萌え〜。
描き下ろしで、椿と我妻が出てきたのも楽しい。
4人が集合する直前を描くのがおしゃれですね。
随分深いテーマを扱ってるのだと思いますが、難しい用語とか使わずに軽やかに描いてます。そして相変わらず飯が美味そうで猫が可愛い。
高槻が書いた小説を二人で映画館で観る場面があるのですが「人と関わることで世界が変わっていく」という弁があり、
小説の映画化にしろ必ず当たりでないけど多少の皮肉も込めて『ビター・シガー』というタイトルなのかなと。
そしてストレートでない事を隠して毎週食事に誘ってた豊橋は結構曲者。