単行本版(特典付き)
惚れた弱みってやつは困ったもんですね。
竜二の切ない片想いに心臓がキュウッッとなってしまいました(>_<)
圭吾が全くもってけしからん!
そりゃ、明希が好きなの知らないから仕方ないんだけど、圭吾が明希を振り回す→明希が竜二を振り回すの流れになってるのが何だかな…。
竜二が圭吾の欠員要員扱いにされてるシーンをみると、圭吾と明希にチョップぶちかましたいくらいムカムカしました。圭吾で埋めたい穴を竜二で埋めるってのはどうなのか…。でも竜二としてはそういったこと含めワンチャン期待してるし、何だか複雑な気持ちでいっぱいの作品でした。
欲しい言葉をくれたり、お姫様扱いをしてくれる竜二に居心地の良さを感じ、いつの間にか好きになっていった明希の心の変化は、竜二を応援していた私としては嬉しい限り♪明希のツンがデレに向かっていくのが良かったー!そのデレに竜二が顔を赤らめるのも最高でした。
頑張って明希を繋ぎ止めて離れないでいて良かったなと思いました^^
切ないシーンが多かったけど最後は素敵な関係に収まった2人に万歳です。
番外編もあるみたいなので、そちらでも2人のストーリーを楽しもうと思います。
『かわいい』『お姫様』と言われて育ち、第二次性徴期に自分がどんどん可愛く無くなっていくことを知る。
強くてカッコいい男に恋をして、守られる『可愛い女の子』のポジションにはなれず、隣にいられぬよう、強くあろうとする。
好きな男に子供が出来たと知り、自分のことを好きな男に抱かれて、『孕みたい』と請う。
作者様がそういう意図で描かれたのかはわかりませんが、そもそも明希は男性とトランス女性の間くらいに位置しているのかな?と思いました。そう思えば思うほど、ケイゴとの関係が切ない・・・。
一方で、竜二の献身性もまた、切なさを誘います。自分の欲望と重なる部分があるとはいえ、こんなにも長い間、自分以外の男を愛する、自分の好きな人を抱く・・・なかなか割り切れるモノではないですよね_(:3 」∠)_
この世界観に似合わない、明希の可愛いモノ好きと、可愛いモノに触れたときのきゅるんきゅるんな瞳が、なんだか逆にリアルな感じがしてグッときました。
エッチなシーンは、それはそれで素敵です。総合的に、とても満足度の高い本です。
年下攻め→受け→受けの親友の図です。
学生の頃からノンケの親友に片思いの受け。
それを傍で見ていた年下攻めは、ずっと受けのセフレをしつつ手に入れる機会を狙っています。
年下攻めと親友は裏社会の上司と部下の関係。
受けは親友の片腕になりたくて弁護士に。
普段はクールな受けですが、実は可愛いものが好きで「かわいい」と言われたい願望があるギャップがすごく可愛いです!
容姿は美人系なのですが、可愛いぬいぐるみを抱えて笑う顔の破壊力バツグン。
途中に学生の頃も描かれていて、ありがたや~~!
この描写があるのとないのとでは、内容がだいぶ変わりますから…。
受けが落ち込む時も嬉しい時も寂しい時も、ずっと傍にいたワンコ年下攻めの良さがたくさん詰まってます。
ただ、終わり向かって駆け足気味で勢いが失速してしまった感じがあり、私の中の神まで一歩届かず…。
ラブラブになって攻めに受けのことをたくさん「かわいい」と言って甘やかしてほしい~~!!(切実に読みたい)
それから紙媒体は修正強め、大きめの白モヤでした。
電子は未読ですが、よくある電子修正っぽいなぁと。
大きそうなのにもったいない…!
見たいのは、姫野が普段の低体温な雰囲気から一変可愛い可愛いされてウフフってなってるところで、ヤクザとか片想い相手とのやりとりではないので(ストーリー上無い訳にはいかないのだけど)個人的な満足度はちょっと低めでした。それだけ姫野はもっと知りたくなる魅力的なキャラでした。
もっと可愛いぬいぐるみやお弁当に囲まれて可愛い顔してるシーンが見たかったな。
真面目に仕事してる最中に中出しされたの思い出してるの良かったです…クールなスーツ姿とエロ可愛い中身のギャップが最高。
もっと姫野の“可愛い”と“普段使い”のやりくりも見たかったな。普段の服とか持ち物は普通なんだけど、その辺りの葛藤はなかったのかとか。
竜二の一途な尽くしっぷりに胡座かいてた姫野、彼こそずっと可愛がって大切にしてほしい。