オレと君は共犯者だ

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表題作さまようまぼろし

御園七郎,用務員兼小説家
山本清人,高校生,生徒会長

その他の収録作品

  • その後(描きおろし)

あらすじ

トンデモ用務員×エンジェルフェイス生徒会長

生徒会長の清人は、旧校舎に出るという幽霊のうわさを調べるため、放課後の見回りへ。
そこで"用務員"兼"理事長子息"というアヤシイ長髪男・七郎と出会う。
うわさの幽霊は、「学園に七不思議を復活させる」ために七郎が仕掛けたイタズラだったのだ…!
イタズラを止めさせようとする清人だったが、うっかり七郎を手助けすることになってしまい!<? br> 学園七不思議、亡き兄の秘密、伝えられなかった想い――キュンありホロリありのネオオカルトBL!

作品情報

作品名
さまようまぼろし
著者
ジョゼ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
ISBN
9784864423687
4.2

(48)

(22)

萌々

(18)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
200
評価数
48
平均
4.2 / 5
神率
45.8%

レビュー投稿数6

ビジュアルも性格も関係性も素晴らしい兄弟

 全体のストーリー構成はとても素敵で、引き込まれました。最初は学校の七不思議なんて高校生が本気にするかな?なんて思っていましたが、それはあくまで物語を引っ張っていくアイテムみたいなもので、本題は別の所にあって。用務員の御園、生徒会長の清人、そして清人の亡き兄という3人の不思議な関係性が徐々に見えてきます。この兄弟が2人とも本当に可愛くて、生前のやりとりをもっと見たいなぁと思いました。思いやりのある兄、彼に引け目を感じながらも慕う弟。兄弟ならではの感情ですよね。逆に肝心の攻め(仮)である御園の魅力が、この兄弟の前には薄れてしまったので萌評価にしました。新雪に優しく踏み込んでいって欲しいですね。

0

まつ毛ふさふさ

最後数ページの清人が、2人が、可愛すぎて萌え転がりました。それまでのお兄ちゃんを主軸にした物語もじんわり面白いのですが、BL漫画を読んでて期待するものは最後の数ページのソレだったりもして。あんなかわい子ちゃん、手を出したいし手を出せない!
清人のまつ毛ふさふさの目、デフォルメの可愛いお顔がたまらない。七郎さんは純粋なるタイプのお顔ですよ!細身で長髪でピアスで、そして太い実家…
このお話がそもそも幽霊のお兄さんありきなのだけど、このほんわか清一お兄ちゃんが生きて3人でいられたら、いかほど楽しい毎日だったかと思うと切ない。

萌〜萌2

1

温かくくてちょっと泣ける

兄弟が仲直りするところでちょっと涙が出ました

お兄ちゃんの死んだことでそれぞれに悲しさを感じてはいるけれど、恐らく事故で突然亡くなっていて、そのことで誰も罪を負ったりしていないので会えて嬉しいみたいな状況が不思議面白く全体に流れるふんわりと温かな空気感もあって読む側に辛いようなことは一切ありません

清人とお兄ちゃんが再会したとき、と言うか清人が呼び掛けるまでお兄ちゃんは清人のこと分かってなかったように見えて、やっぱりぼんやりしてきているんだってちょっとだけ怖く思ったのですが、清人だって判ったとたんのあの表情で溺愛っぷりが伝わり、清人も慕っていたに違いないことが一瞬で解ります
大好きだったけれど、成長の狭間であまのじゃくになっちゃってただけなのに、その時期に死んじゃうなんて誰も想像しないですもの、もっと大人になるまで辛かったかも知れない心の重荷が下ろせて良かったです

お兄ちゃん、清人が思っているよりオチャメな人柄だったみたいだし、年齢が追い付いた今、もしかしたら清人の方が落ち着いているくらいなのではないでしょうか
とても可愛い兄弟&七郎が微笑ましくくて読んでいて終わる約束があることを忘れていたくなります
泣かせないって約束した七郎がお兄ちゃんと同じように清人を可愛い可愛いと見ているのがこちらにもやはり可愛らしく、でも自室に呼んでの早業には「もうまくってるじゃん」とウケました

七郎の見た目は好みじゃないと思っていたのですが、なんだか読み終わる頃には彼の色気や長髪の良さが分かってきて好きになっていました
ジョゼ先生のキャラクター、睫毛じゃない方も良いですね

1

旧校舎ってノスタルジーの塊だ。

歴史有る旧校舎を巡る七不思議。
旧校舎というだけで、ドキドキします。シチュエーション萌えと云う感じなのですかね?

ジョゼ先生の描く長髪黒髪男性は、好きだなぁ~❤️下ろしっぱなしのワンレングスもいいけど、低めの位置で纏めているのも大変よろしいのです。
当にドンピシャなビジュアルな御園は、個人的に眼福でした。

お話は、清人の兄の幽霊も登場するオカルト的なファンタジック展開です。
でも、幽霊ですら屈託なく怖さは有りません。
学園の生徒会長清人が、ふわふわ髪の可愛い子で。兄も可愛い。
兄と親友だった御園が、七不思議を作り上げて旧校舎取り壊しを中止させたかったのですが、七不思議を作ること自体も目的だったのですね。

少年時代の約束を守る純粋さが、御園に合っていたなぁと思いました。
あれこれ振り回されるストーリーテラーの役回りは清人。ツンツンしていた最初とは違い、徐々に可愛く変わっていくのもよろしかったです。

御園と清人が付き合い始めてからの、御園がムラムラしていて面白い。いつか、バージンスノーな清人に足跡をつけちゃうんでしょうね!
付き合ってからのイチャイチャも、もう少し見たかったな~❤️

2

切なきゅん

切なくてきゅんときました。幽霊なんて単語は出てきますが、ホラーではないので怖くないです。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

攻めと受けの恋と同時並行で、攻めと亡き友人の友情の清算も進んでいきます。
この亡き友人というのが、受けの兄であり物語の中では幽霊として登場してきます。
幽霊が出てくるとなるとファンタジーちっくに思いますが、実際読んでいる中ではファンタジーさは感じませんでした。

2人の共通の要素は兄の存在なので、幽霊である彼が成仏する方法を見つけるということで、一緒になる空間が多くなります。(但しその場には兄も漂っている)
そんな中で、お互いに惹かれているんだろうなと思う要素がちりばめられていて、とてもキュンとしました。
言葉にはしないけれど、表情が語ってくれます。

攻めと兄の関係を恋人だったと勘違いしてしまう場面がありまして、このあたりの嫉妬がとても可愛かったです。
自分の恋心も自覚しているからこそ、より切ない選択をしようとする受け。結局ただの勘違いではありますが、切ない可愛い~と気持ちを揺さぶられます。

最後まできゅんとくるままで終わるので行為シーンはないのですが、ジョゼ先生の絵柄が魅せる耽美さがなんだかエロティックでした。

5

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