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実家の積読消化。まだまだ沢山あって読みきれん…
最近読んだ物の中では一番良かったです。
表紙とタイトルと作者に惹かれて購入しました(昔)。
他の方が書いてらした通り、ロミジュリでシンデレラで人魚姫の超☆融☆合ですね。
ボコボコにされた挙句に幽閉された攻を、受が甲斐甲斐しく手当てします。若干疑問に思うのは、さすがにあれだけ長い間一緒にいて、たとえ目が不自由な状態であったとしても、さすがに相手、声でわからんか???????この攻に声豚になれる素質は皆無だと断言しよう。
更に「王子を助けたのは私よ」と名乗りを上げる、人魚姫で言う人間界の姫ポジションの八起という当て馬が登場するのですが、さすがに幽閉期間の思い出話をする時に、攻との会話が噛み合わないだろうと…そもそも口調も声も違うでしょ。
他にも、口を割らせるのに強姦する…?こういうの突っ込んではいけないのは重々承知なんですが…BLあるあるなので…むしろこうならないBLって、逆に読者に対しての裏切りなので!!?期待にちゃんと応えてくれるこの展開、大いに有難い(褒めてる)。
受の家、その後ど〜なったんだろうなぁ…と思いつつ、ハピエンで良かったです。
二人がすれ違う原因と展開が少々強引な気もしますが、全体的には昭和レトロな雰囲気のロマンティックなお話でした。
その生い立ちゆえに日蔭体質が身に付いている奈津が健気で胸が詰まりました。が、日高が…根は優しい男性なのでしょうが、想像以上に傲慢な男に成長していて少々びっくりです。それにしても、八起すげーな!と感心してしまいました。日高の探し人が誰なのかは脇に置くとしても、よくそんなにアッケラカンと嘘を吐けたもんだ。しかも、そのことについて彼はなんの応報も受けていない…。それでいいのか。もやもや。
誤解が解け、心も結ばれた途端にジ・エンドで拍子抜けしました。苦難を乗り越えてここからラブラブじゃないのか、と。甘い二人も読みたかったので評価は「萌」です。
攻め:実業家の跡取り 日高
受け:華族 奈津
奈津の兄に監禁された日高を助ける所から話が展開する。
家の対立のこともあり、助けたのは自分だと名乗ることもできない。
すれ違う2人がもどかしい話ですね。
華族なのに肉親や使用人からも酷い扱いを受けている奈津。
水仕事でひどく荒れた手を日高が薬を塗るシーンが好きです。
うすうす自分を助けたのは奈津だと気付いているだろうに、奈津を陵辱する日高が憎らしいですね。
とにかく受けの奈津が健気で頑張っていました。
どうにもモノクロのイメージがつきまとうのは、時代設定のせいだけではないよ。
ベッタベタなお話なんだけど。
でも、ちょっち不可思議なところがチラホラ。
嫌ってたはずの奈津に欲情して押し倒した日高。
いくら口を割らせる為とはいえ、普通男に欲情はせんだろ?
しかも割らせる理由が、「自分が監禁された時に世話をしたのは誰か?」なんだけど…。
八起だって自分で確認したんだろが。本人もそうだって言ったんだろが?
なのになぜ、奈津に聞く?
違うってわかってたんでしょ。
それなのに、奈津を自分の物にしておいてまーだ八起に優しくする日高って何様?
花のような芳香って、男性に使う表現じゃないよね?
けっこう「?」が浮かんじゃぁ消えるお話です。
ま、学生時代からお互い惹かれあってたんだよね。それを認めたくないってーか、気が付かないようにしてたんだよね。
お約束のオンパレード。
この二人のその後が読みたかった。
きっと樋之口は没落ってーか無くなっちゃって、日高が奈津を自分の家に引き取ってそれこそ大事に大事にするんだろうな。
奈津をいじめてた女中蓮は働く場所も無くなっちゃうんだろうな、ザマーミロ。なんて考えちゃいました。
表紙の受けがすごく綺麗で購買意欲をそそられる~
平民のお金持ちの攻め×華族の受け。
でも華族といっても妾の子だから家人には虐げられる、さらに級友達からはお高くとまっていると距離を置かれる・・切ない(:_;)
根が優しく堂々とした攻めに憧れるのわかる気がしますね。
とにかくこの受けが健気・・というかもう自分が何かを望んではいけないという諦めの境地にいます。だから攻めを助けたのは自分だとも言おうとしない。
最終的に誤解は解け、二人は結ばれるのですが・・
正直この攻め、助けてくれた人間云々とかよりも、最初から受けのことが好きだったんだろうな~と思いました。
偽物(自分が助けたとウソをついた受けの従兄弟)が現れた時も、本心では違うと思っていたし。なんというか無意識の自分の相手は受けであってほしい、みたいな気持ちが見て取れるような。
時間はかかったけど、受けが報われて良かった(*´∀`)
久々にエロじゃなくストーリーに萌えましたw