Renta!限定かきおろし付
あいつがオレの身体を変えた
双子の妹の代わりに、富豪のもとへ嫁いだ少年。
を描いた『ララの結婚』の2巻。
『ララの結婚』の1話はR-18指定の「メス堕ちBL」に収録されていた作品、ということもあり1巻はなかなかハードなエロも多かったですが、2巻はそのエロさはやや鳴りを潜めています。
理由は、ウルジ×ラムダンの心情面に多くのページが割かれているから。
ということでためこうさんらしいエロメインで手に取る方にはやや肩透かしを食う作品かもしれません。
が、ストーリー重視の方には超お勧め。
ウルジのラムダンへの執着心。
ララの感情の変化。
そして1巻の最後に登場したウルジの兄・バドマの存在。
めっちゃ面白かった…!
ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
子ども頃からラムダンのことが好きで、彼を手に入れるために画策してきたウルジ。
が、双子の姉の代わりにウルジのもとへ嫁いできた(本当はすぐに逃げる予定だったのだけれど諸事情あり逃げきれていない)ラムダンは、ウルジに心を開くことはない。
身体から懐柔されつつ、それでもウルジの思惑通りに動く気のないラムダンは抵抗を続けるが。
そんな二人のもとに、一人の男がやってくる。
ウルジの兄のバドマ。
まじめで品行方正なウルジとは正反対の遊び人のバドマが、「ララをウルジからもらい受ける」と宣言したことで状況は一転し―。
長男のバドマではなく、次男のウルジが家を継ぐことになった理由とか、バドマとウルジの不思議な信頼関係が序盤描かれています。
ラムダン(ララ)が、ウルジではなくバドマを選ぶ、と宣言したときは一体どうなってしまうのかとハラハラしましたが、このラムダンの行動から、バドマ、そしてウルジ兄弟の過去を導く展開になっているところがさすがためこうさんといったところか。
バドマを介し、ウルジの子どものころから一途に自分に向ける愛情に少しずつほだされていくラムダンだが…。
男でありながら男に抱かれ、そして快楽を得てしまうという屈辱を、ラムダンはなかなか受け入れることができません。
もともと活発な男子で外で自由に行動することを好むラムダンが、ウルジとともに家のために働く過程も良し。
そんなラムダンの葛藤と性格がきちんと描かれているので、女の子らしいビジュアルと服装(何しろラムダンは嫁ぎ先では「ララ」として生活しているので)のために一見女の子に見えがちなところが、男の子らしさを表現しているのもこれまた良し。
少しずつウルジに心を寄せていくラムダンだけれど、ここでまた大きな出来事がラムダンを襲います。
ウルジの第二夫人の存在。
男であるラムダンには子をなすことはできず、富豪の家の跡取りであるウルジには子が必要。そのためにウルジの父親は第二夫人を娶るよう行動します。
そんな出来事を挟みつつ、ラムダンのウルジへの感情の機微が細やかに描かれていきます。
第二夫人の存在もありつつ、感情面としては甘い展開になってきたな~、なんて思って読み進めていきましたが、最後にドカーンとまた大きな爆弾が落とされます。
この「爆弾」が何なのか、ぜひとも手に取って読んでみてください。
が、予告編を見る限り、またまた大きな危機がラムダンを襲ってきそうです。
なぜここで「続く」になるのですか、ためこう先生…!
2巻はバドマ、そして第二夫人の登場、そしてラムダンの感情の変化、と盛りだくさんですが、ストーリーがとっ散らかることなくきちんとつながっていて素晴らしい。複数あるバックボーンが見事に融合し、ストーリーに重みがあります。
2巻はウルジとラムダンの感情面に焦点が当てられていることもあってためこう作品にしてはややエロ度は抑えめではあるのですが、その分内容はぎっしり。めっちゃ面白かった。
早く続きが読みたいです。
ところで、『ララの結婚(2)』はアニメイトさんで12Pの小冊子付の「アニメイト限定セット」も発売になりました。
本誌はシリアス寄りな内容ですが、この限定セットに付随してくる小冊子がめちゃエロで、コミカルな内容で箸休めな感じ。ということで、これから買われる方にはこの限定セットをお勧めしたいなと思う、可愛らしい小冊子でした。
もう性癖のどストライクなんです。「神」以外選べない。
2巻もやっぱウルジがとにかくもう不器用。
ラムダンのヲタクと化してる。
ヲタクだから(?)恋愛コミニュケーション能力がゼロに近い。
ためこう先生がツィートで「ウルジは童貞じゃないです。モテるので」と書いてらっしゃったのを読んで少なからずショックを受けた我々ですが、ウルジ‥本当にモテるのか問題が2巻でも私の脳内に勃発しました。
顔と身体は最高だけど、とにかく不器用すぎる。
セックス中にオヤジ攻めの多弁になるの怖いしキモいし‥相手の要望一切考慮せずヤりまくる鬼畜だし‥普段は無口だし、スペックで付き合ったら最後「何考えてるか分からない」ってフラレるタイプじゃない?ウルジって‥。
学園モノに置き換えたら、陰キャが学園No.1アイドルに恋をした、みたいな‥?
というウルジへの愛を語りだすと止まらない私です。まるでディスっているかのようなんですが、ウルジはそこがい・い・ん・で・す!!!
どうかそのままラムダンを追い続けて下さい。
ラムダンの今回の見せ場最高にカッコ良かった!男前ラムダンを今後もたくさん見たい。
弓矢のシーンで、びっくりするウルジの姿最高でした。女にされてもすぐわんぱく坊主が顔を出してくるラムダンが大好き。
こういう話って、なかなか絵で表現するのが難しいんじゃないかなと思うのですが、ためこう先生はさすがに力がありますね。
いやがる受けを強引に手に入れる話って、舞台やディテール、キャラクターがとにかく不快感がないように、納得できるように、不自然さ少ないようにしなければ世界に入り込めないので、長編ストーリーを続けるのも大変かと思います。
こんな性癖にどストライクな、エロたっぷりな作品を世に送り出してくださってありがとうございますためこう先生‥できれば修正無しで見たいですm(_ _)m
2巻は、ウルジの兄貴がやってきたところから始まりました。
帯からもわかるように、この兄貴、何やらかき乱すようだな……と構えて読んでいたのですが、
想像とは違い良いひとでした……!
良いひと、というか、ちゃんとウルジの「兄さん」を
しているんだなあと感じました。
亡きお母さんとの過去の話も出てきまして、
彼らの背景が少しだけわかりました。
その、兄貴とウルジの決闘で、ラムダンはウルジではなく、
兄貴を選ぶのです……。
でも兄貴のはからいでラムダンはウルジのもとに戻りましたが、
嫉妬したウルジの欲望のままのおセックス、よかったです。
ラムダンも、ウルジに対して恋愛感情?を抱いているのではないか、と自覚しつつある矢先、
第二夫人の座を狙っている女の子も出てきたり、
ララの駆け落ちは仕組まれたものだと知ったり、
波乱の2巻でした。
次回は2020年後半だそうで、それまで長いなあと……。
続き、超気になります。
ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★★★★☆
タイトルは、2巻で一番好きなウルジのセリフです。
今回、わたしはアニメイトで購入したため、
限定の小冊子もいただきました。
こちらもよかったのでぜひ読んでください。
1巻に少し出てきたウルジのお兄ちゃん。なんとなんと「ラムダン貰うぜ☆」と言い放ってきます!な、なんというチャラさ、、!笑 まあ、なんだかんだで良い兄弟なんですけどね。
が、流石にラムダンを取られそうになってウルジがキレます。その表情がちょっと怖いんですが、はらわた煮えたぎってる感が伝わってきて、やっぱラムダン大好きなんだなって思えて好きです!あと、なんと言っても顔整ってらっしゃるからね(●︎´▽︎`●︎)
ラムダンが兄から戻ってきた日とその翌朝の場面、ラムダンとウルジが湖(?)で話す場面etc…が個人的に萌えました
1巻も面白かったけど、2巻はもっともっと面白いです!!早く3巻読みたいよぉぉ
正直一巻はそうでもなかったけど二巻はめちゃくちゃ面白かったです!
色んな脇キャラの登場によって二人の掘り下げがより進んで、ストーリーもメリハリが効いてきて何度読んでも飽きません。
馬上から弓矢を射るラムダンの凛々しい姿や手段を選ばないウルジの悪辣っぷりもすごくぐっときましたけど、個人的に一番萌え狂ったのは鼻歌のシーンでした。恋するラムダンかわいい…!!兄妹早く幸せになって!と心の中で叫びまくりました。
続きが気になりすぎて来年の後半まで待てないです!