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後継者問題から側室を迎えることになったウルジ。
さらに、ララとロサンの駆け落ちはウルジによって仕組まれた策略だと知ったラムダンは、ララを探しに都を飛び出し……と、いう前巻からの続きです。
ウルジを好きだと自覚した途端に裏切られてしまったラムダン……切ないですね。
憎みたくても憎みきれないほど、心はウルジに傾いているのに。
指輪を握りしめて震えるラムダンの気持ちを思うと、胸が苦しくなります。
そんなラムダンが連れて行かれたのは、スラム街の娼館。
そこで出会ったのは、なんと……⁉︎と、いう展開。
ラムダンはどこにいてもラムダンで、この子は本当にカッコいい子ですね。媚びないしめげない。
強い気持ちで現状を受け入れ、適応できる子です。
娼婦たちとの交流が楽しくて、ラムダンもおっぱいには弱いのかぁー、なんて思ったり^^
そして、ウルジサイドではアリアナとの婚儀の準備が着々と進められています。
ウルジ父の、「家を守るという事は血筋を守ると同義」という言葉ーー重たいですね。
ずしりとウルジの肩に伸し掛かってきます。
さすがのウルジも抗えないか?と、思った時に現れたのがララ。
ここで明かされるララの悔しさとロサンの本音、ウルジの恋心にジーンとしてしまいました。
嘘偽りないウルジの本音。信じてもらえないいかもしれないけど、誠意を持ってララに伝える姿にグッときました。
両サイドで展開されてきたストーリーが、ラスト1話で繋がります。
ウルジとの再会で心が揺れるラムダン。
ウルジの後悔と愛がラムダンを揺さぶり、抑えきれずに溢れ出すラムダンの涙がいじらしくて身悶えました。
頭でどれだけ考えても抗えない心の機微を、セリフなしで伝える場面は圧巻です!
そして、何より良かったのが描き下ろし‼︎
タイトル『初夜』
初めて男としてのラムダンを抱く…と、いう意味だと思います。
恥じらうラムダンも、tnkを曝け出させて全てを愛するウルジも尊かった。
ラムダンの表情が激かわです♡
次回こそ蜜月かな?(そろそろ頼む)
問題は山積みだけど、なんとか乗り越えと欲しいと願わずにはいられません。
前巻でウルジの策略を知り、家を飛び出したラムダン。
絶望に打ちひしがれた彼が辿り着いた先は
都・ミンシンの寂れたスラム街にある娼館でした。
そして、そこで偶然にもウルジの兄・バドマと再会します。
その頃、ウルジはラムダンの家出を知るも、第二夫人の
アリアナとの婚儀が目前に迫り、身動きがとれずにいました。
そんなとき、ウルジの元にやってきたのは…ララでした!
ここにきてやっと正真正銘の本人\ララの登場/です。
窓から家の中へ飛び込み、対面するなりウルジを
引っぱたくという先制攻撃を仕掛けるララ(強い)
ラムダンの気の強さといい、血筋でしょうか。
いや、その眼差しが示す意思の強さはラムダン以上かも?
流石のウルジも突然の出来事に唖然としています。
全ての真相を知り、兄を心配して駆けつけたララ。
彼女がものすごい勢いでウルジをまくし立てていると、
そこへ駆け落ち相手のロサンがララを追いかけやってきます。
すると、今度はララとロサンの痴話喧嘩が始まり、
無事夫婦の愛の再確認を経て仲直りするも、続いて
婚儀を控えたウルジを迎えにアリアナがやって来て…
次から次へと、なんだこの地獄絵図(笑)
しかし、そこでウルジはアリアナへはっきりと
婚姻の意志がないことを伝え、婚儀は中止へ。
ララとの対話を通して、自分の愛情がいかに一方的なもので
ラムダンの気持ちを無視していたかを突き付けられたウルジは
ララに心からの謝罪を述べ、ラムダンを必ず連れ帰ることを約束し、
ミンシンへ向かいます。
最初は同行を申し出たララですが、何やら体調が優れない様子…
もしや、おめでた?と思ってしまったのですが、深読みしすぎでしょうか。
今回のララの強襲で感じたのは双子の互いへの思いの強さでした。
互いに伴侶に欺かれ、自身も傷ついているはずなのに、二人とも
まずは片割れの元へ駆けつけたという事実に絆の強さを感じました。
二人が無事再会を果たす日が早くやってきますように…
一方、ラムダンは娼館での生活にも慣れ始めていました。
女たちに囲まれ、胸を押し付けられ慌てふためく
ラムダンが年相応の青年に見えてなんだか新鮮でした(笑)
そんな生活の中、ラムダンがふとした瞬間に
思い浮かべてしまうのはウルジのこと。
憎いはずなのに、頭をよぎるのは楽しかった思い出で、
憎しみと愛情が渦巻き、葛藤に苛まれているところへ
現れたのは迎えにやってきたウルジでした。
ウルジから聞かされるララの安全を喜ぶラムダンでしたが、
その後に続く「戻った後はお前の好きにしていい」という言葉に
動揺してしまいます。
解放されて嬉しいはずなのに、ウルジのことは嫌いなはずなのに、
彼の目を見ると、ラムダンの心はどうしようもなく揺れてしまうのでした。
それはウルジへの愛の自覚でした。
1、2巻を経てようやくスタート地点につき、
ラムダンの恋が始まったという感じです。
ここまで長かったなぁ…
まだまだ家や跡継ぎのこと、問題は山積みですが、
次巻では甘く恋に浸るウルジとラムダンを見れたらいいなぁ。
待ってました三巻!
ウルジの企みを知り脱走したラムダン、焦るウルジ。そこへララが飛び込んで来たので大変です。
ラムダンとソックリな顔で「ドン引き!!」を見事なまでに表現してくれたララには拍手喝采するしかない!
ウルジに対するカウンターパンチとしてこれほど痛烈に効くやつがあるでしょうか。1話からずっとことの顛末を見守って来た一読者としては、「そりゃそうよw」としか言いようがないですね。ちょうでっかいお灸。グッジョブ、ララ。さすがラムダンの妹。
ラムダンが娼館の女の子達に囲まれてハーレム状態になっているところはなんか和みました。女の子達がまた可愛いです。
なんやかんやあってウルジと再会したラムダンの、まるでやっと家族に会えた迷子みたいな涙がよかったです。
三巻ではラムダンの村やウルジの街の外のことが描写されて、急に世界が広くなり、次巻からはどんな展開になるのか想像がつきませんね。不器用ながらもやっと想いが通じたラムダンとウルジに何が起こるのか?楽しみです。
1巻も。え?どうなるの⁈ どうなるの⁈ ハラハラ、というところで 次巻へ。となっていたかと思うのですが。もうそれヤラレてるから。それほど大変な事にならないから‼︎ というのは、読み手側にはバッレバレなので。ちょっと安心して読めました。
ラムダンの、「ララを探して」の旅はちょっとばかり危なかっかしいけども。本当に危険な事にはならないで済むし。ララは思いの外直ぐ見つかるし。ウルジの友人、ロサンは本当にララを愛していたし‼︎ (これ、予想通りね。)アリアナも良い子でしたし。これも予想通り。
最近、1巻、2巻、と読み返していたところだったんだけど。終始ラムダンは美しいし。
ウルジは雄々しく立派に成長している。
ウルジが、ラムダンの事が心配で、心配で。何よりも大切に思っているから。直ぐに飛び出してラムダンを追いたいんだけど。プルクティーン家の跡取りとして、仕事に関わる全てにおいて。冷静にテキパキとこなして行く姿。彼は、彼の信念に従って「欲をかいた。」のでしょう。家の繁栄と、それに関わる者共たちの幸せと。恋も。彼は何も捨てないで、全てを全うしようとしている。
まぁ、そんな彼がロサンに「家を棄てれるか。」と言うのもどうなんだ、って話ですが。
それがウルジの、ウルジたる由縁なのでしょう。
彼は大切にしているもの、全てが欲しい。
ある意味雄として圧倒的にに強い。そんな彼にラムダンが惹かれてしまうのは、仕方のない事だったのかも。嘘をついて謀ったのは良くなかったけれども。ウルジの強い気持ち、強い愛は、嘘の無いものだったから。本当の意味でその愛情を受け入れるラムダン。
プルクティーン家の表向きの仕事である塩の売買の他に、何か情報の売買をしているという事実。
それは今後どんな影響を及ぼすのか。
冷徹に見えたウルジの父の、後継への願いとは。まだまだ気になる事もいっぱい。
続きが待たれます。
同じ顔、同じ瞳のララ。彼女もまた、ラムダンと同じくらい気丈で、守られるだけの女の子では無い。
ラムダンを守ろうとしている。とても強い心の持ち主なのだ。
双子で、同じ顔と言っても。ウルジか直ぐにララと分かったのも。私たちが直ぐにその違いが分かったのも。ためこう先生の絶妙な描き分けには唸るものがあります。ラムダンは美しいけれど、着衣でもやっぱり男の子で。同じ顔をしたララはどう見ても女の子なのだ。
ウルジと、ラムダンの、それぞれのアップの表紙もとてもとても美しかったけれど。淡い色合いの衣装を纏った 本作の表紙も、扉絵も。とても綺麗で、ほぅっとため息。
そして「民族BL」と謳う、民族調の調度品や装飾のきめ細やかさにも感嘆。
科白の無いコマの美しさにも。とにかく愛でていたい。
ああ、ラストの画も大好きです‼︎
側室・駆け落ちの真相…と、一波乱ありそうなところで続く!状態だったので、首を長くして待っていたララの結婚3巻。
読む前は、ラムダンとウルジの行く末にハラハラする展開になるのかと思っていたんです。
ちょっと、良い意味で予想外でした。
なにがって、メイン2人のもどかしさももちろん良かったのですが、サブキャラクター達のストーリーがとっても良くて!
どのキャラクターも脇役で終わらない感じが好きです。
中でも、ララを含めた女の子達それぞれにきちんと物語があるのがすごく良かった。
ララ、アリアナとエリン、ラムダンを慕うヤン、娼館の女性達。
決してメインの2人を邪魔することなく、自然と彼女達の恋や想いも描かれていて、どの女の子にも愛着がわいてしまうんです。
BL作品で女性キャラクターが魅力的ってすごいですよね。
それもきっと、ためこう先生の描き方がお上手だからなのだと思います。
ウルジとラムダンを中心に描かれていた背景が、今作でやっと点と点が繋がった気がします。
バドマとラムダン、ララとウルジ、ララとロサン、ウルジと父親、ウルジとラムダンなど、組み合わせの違うやり取りの中にドラマがありました。
ウルジの父親に関してはあまり良いイメージがなかったはずなのに…はずなんですけど、なんだか誰のことも憎めなくなってしまう。
掘り下げ方が絶妙で、どのキャラクターも本当に魅力的に見えるんですよ。
ためこう先生は余白とアップの使い方が上手いなあ。
今作でようやく不器用ながらスタートラインに立てたウルジとラムダン。
やっと本当のウルジという人が見えた気がしました。
ラストシーンがすごく綺麗。
2人はこれからお互いにどう向き合っていくのか?
後継者問題は?など、その他もろもろの問題は残っているようですが、今後の展開が非常に楽しみです。
個人的には弟バカなお兄ちゃん・バドマとウルジのやり取りをもっと見てみたいなあなんて。
双子の再会も早く見たいところです。
あとですね。普段は一見すると女の子に見えてしまうラムダンが、娼館の女の子達の中にいると、やっぱり「男」なことが分かる描写がちらほらと見られて、こう…上手く言えないのですがグッと来てしまって。
ラムダンは女の子に対しての何気ない立ち居振る舞いだったり、素がもう男前でかっこいいんですよね。
そんなかっこいいラムダンがウルジの前では…と、こういうギャップがまた良いんだな。
描き下ろしが本当に萌えの塊でした。