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江戸BL…少し抵抗あり、恐る恐る読んでみましたが、あまりの人情劇と心がグラグラ動かされるシーンの連続にあっという間に読んでしまいました。
人外(鬼の子)×人……とそれだけで読む人を選ぶかと思いますが2人ともお互いの事を大切に思っていて『尊い』の一言でした。
かなり暴力的なシーン、無理やり…を彷彿とさせる第三者による性暴力シーンもあるので注意が必要です。
見世物小屋で働いていた双子の弟を亡くした壱は世話を任された子どもに『べな』という名前をつけます。小屋から逃げ出した2人は髪結の夫婦の世話になりますが……!?
べなが壱に対する気持ちに気づいて、気持ちを伝えようと言葉を勉強するところが愛だなぁ!
壱の弟、二三とダンゾウの話も衝撃的でした。
二人が同じ気持ちになるシーン、本当に美しかったです。優しい話、続きも読みたいです。
歴史物が好きで手に取りました。
表紙絵から気に入っています。色気のある壱と、鬼のべなが可愛いですね。
読む前は鬼と人間の二人が異種間でも心を通わせる温かなストーリーかな?とか想像してましたが、思った以上に脇役キャラが重要に関わってくるお話でした。人間壱と双子の弟二三。そして二人の世話をしていたダンゾウ、それから、ダンゾウの居る見世物小屋から逃げた二人を匿ってくれた奈緒とその家族。みんなが深く関わって繰り広げられる人間模様がとても面白かったです。
べなと壱が見世物小屋から抜け出すまでのお話は子供の搾取、そして人では無いものへの差別と虐待が続いていて読むのがしんどかったです。しかし、そこから逃げ出した先の髪結の家奈緒の家族との生活は人間らしい生活をしたことなかった二人に賑やかで温かな心を与えてくれて、奈緒が登場してからはお話の雰囲気がガラリと変わり読んでいてこちらも楽しい気持ちになりました。
双子の弟二三を病気で亡くした壱は、二三に幸せな時間を与えられなかった事をずっと心に残したまま後悔しています。なので、べながどんなに壱に懐いていても、べなを受け入れる事が出来ないし、ましてやべなを二三の変わりに可愛がる事なんてできないでいる壱の心がとても読んでいて苦しかったです。
その壱の後悔の気持ちが、一度別れたダンゾウと再会した事で弟の最期とその時の気持ちが分かって、壱自身の心の整理が出来たのが凄く良いストーリー展開でした。
ダンゾウと再会した時には一体どうなる事か?とハラハラしましたが、実はダンゾウはそこまで悪い人ではなかったのが意外な展開でした。
べなは奈緒の家族と関わる事で、言葉以外にも様々な人との関わり方を学んでいき、純粋に壱に好意を寄せる姿が可愛いんです。だけど、壱にダンゾウが触れていると嫉妬したり、危険な目に遭遇したら鬼の本能で助けてあげたりと、まだまだ人間の世界の中では子供の様な感情もありながらだんだんと複雑な感情、そして恋とか愛とかそんな気持ちも理解しようとしているのが健気でした。
複雑な過去を背負った二人が幸せになりたいって歩み出したストーリーが最高でした。
なんでもっと早く買わなかったんだろう! 作品の評判の高さは知っていたのに、江戸ものに馴染みがなく何となく避けてきた自分が悔やまれます。
まず、勧められて読んだ『ノっぴきならぬ』にドハマりし、その勢いで購入したこふで先生のデビュー作であるこちらにもドハマりしました!こふで先生、ありがとうございます!
べな、満足感が半端ないです!
苦しい環境で生きてきた美男子の壱と、鬼の子であるべなの物語。こふで先生の作品は、どれも辛くて苦しい状況の中にも必ず救いがあります。眩しいほどの希望! 暗く苦しい部分もガッツリ描かれており、そのドラマチックさにあっという間に主人公2人に引き込まれました。
べな!!!かわいい!!!壱!!!健気!!!
そしておなおさんたちも素敵!ダンゾウ…!!二三(ふみ)…!!
1巻の中に詰まったたくさんのドラマが本当に読み応えがあります。読み終えると幸せな気持ちになり、何度でも読み返したくなる作品です。
人外系の話が読みたいなーと思って探してたときに見つけて、買って読んでみたらすっごい好みでした!まず表紙の絵が綺麗でそこに惹かれたんですけど中の絵もすごくきれい!ガタイのいい男や子供、女などのかき分けもうまくて万人受けするきれいな絵だと思います!あと個人的にはべなと壱のストーリーもいいのですが、ダンゾウの話にこころを打たれました...。最終で木に見世物小屋での暮らしが辛かった壱にはべなとの幸せが訪れるのですがみんなハッピーなのもみたい!と思ったらpixivに作者様が現パロ乗せてくれててありがたや、
