ボタンを押すと即立ち読みできます!
ホラー苦手だけど楽しく読めた。序盤から怪現象が次から次へと起こりまくってコメディか?と思いきやガチ怪異。とはいえ、BがLしてるおかげか、そこまで怖さはない。後半は冒険ものっぽい雰囲気で盛り上がっていて良かった。
友春は騙されやすいお人好し。貯金を失った今でも、懲りずにまだ騙されそうで心配になるくらい、警戒心が育っていないような。怪現象をきっかけに、隣人の御影の事情にも触れることになり、ころころっと巻き込まれていく感じ。
御影は適度にミステリアスっぽいところが良い。明確に不思議なところがあるわけじゃないし、事情はちゃんと明かされるのに、なんとなく謎がありそうに感じる。超絶美形のホラー小説家って設定の印象に引っ張られてるのかな。
怪現象への対処には、意外にかっちりしたロジックがあって驚いた。オカルト作品にありがちな、あやふやさにモヤる系じゃないの嬉しい。友春の抱えるいろいろな事情が綺麗に回収されていき、爽快ですらある。
吊り橋効果が含まれる気はしつつ、二人がくっつく流れは自然で納得(あくまでもBL作品として)。特に御影の方は友春じゃないとダメな感じが出ていて良かった。
後半の地下迷宮の探索話は、日常の中にファンタジーな空間が入り込んできたようで、なんとも不思議な感覚。怖いはずのシーンでも、くすっと笑える表現があったりして、怯えることなく面白く読めた。
キツかったのは、変な同僚へのモヤモヤが解消されないこと。本人に分からせることもなく、あの程度の痛手を負わせたところで無意味だし、後から陰で罵って終わらせるのは展開として好きになれない。当事者が黙ってるのもちょっと。
カップルとして見た二人はとても好き。腹の中の夢子の存在も気になるし、続編も読みたい。
Kindle Unlimitedにて読了のち、凄く良かったので購入しました!
海野先生の作品は表紙やあらすじに惹かれていくつか読んだ事ありますが、中でも一番こちらの作品が自分には刺さりました!
ホラー要素も適度にありつつ、怪異を通して二人が心通わせていく様がよくわかる良作です。
お互い初対面からの気持ちが芽生えていく過程が見えるのが好きな方にはぜひぜひおすすめしたい作品です!(ホラー大丈夫であればぜひ!)
父親とのシーンや、夢子と対峙するシーン、線路でのやり取りなどなど、個人的ハイライト多くてあっという間に最後まで読み切ってしまいました。
そして街子先生の挿絵も良かった〜!
先生の御影さんがとても好きです。
続編あれば絶対買う…!と思ったら続編発売日近い?!こちらも楽しみですー!!
海野幸先生のこちらのシリーズ、先日続刊が出たとのことで、
まだ読んでいなかったこの1作目を読んでみました。
や、一人で部屋の中で読んでいたら想像以上に怖くてドキドキして、
ひいっとなるシーンも…!背筋がぞぞぞっとする、ホラー・オカルトBLです。
内容は結構怖い!と思うところもあるんですが、
街子マドカ先生のイラストが美麗すぎて、ページを眺めてはうっとり…
特に攻めの御影の男っぽさ、カッコ良さが凝縮されていてたまらなかった。
読み終わった直後の今、早くも手元に続編を待機させてます。
続編の表紙もキラッキラで眩しい!今夜、早速読むぞ〜✨
さて、こちらのお話。以下簡単なあらすじと感想を。
恋人にまるっと財産を奪われ、あげく会社でゲイバレして退職し、
家賃三万円(!!)という破格の条件のアパートに入居した主人公・友春(受)。
ところが入居早々、そこは心霊・怪奇現象の起こるアパートなのだと判明します。
どうやらこの怪奇現象、隣の部屋の住人で超絶美形・男前のホラー小説家・御影(攻)に取り憑いている霊「夢子」が起こしているようで…
夢の中で毎晩追いかけられ、危ない目に遭っているせいで眠れなくなってしまった
御影ですが、何故か友春のそばでだけは怖い思いをせずにぐっすり眠れると分かり、
毎晩一緒に寝るようになってー
と続きます。
これ、御影だけでなくそばにいる友春まで襲うようになった「夢子」をどうやって
退治するんだろう?とワクワクしながら読んだのですが、その解決方法に驚き!
ややこじつけっぽい感じもしなくはない…かもなんですが、
それでもすごく面白かった…!なるほどねー!と大興奮でした。
”名付ける”ことは即ち「意味付ける」こと、その重みを感じてほおおおーっとなりました。海野先生、すごいなあ。。
そして山で行方不明となったままの、友春父の遺した思い。
花火のシーン、うるっときてしまった、、
幼い息子との花火の約束、アイスを一緒に食べるという約束、
ずっとずっと心残りだったんだね。。
果たせなかった約束をやっと果たし、空に還っていく父親の気持ちを思い、胸が詰まりました。
徐々に徐々に変わっていく攻め受け二人の関係性も、良かった…!
受けの友春、優しくて気弱な感じがする青年なんですが、終盤めちゃくちゃ力強く
気持ちをぶつけるシーンがあって。
御影のそばにいるのは決して「守りたい」という正義感からではなく、
「好きだから」なんだ。
そして怖いことの中心にいる好きな人を放っておくことはできない。
怖いことが起こったら、助けに行く。
そんなことを切々と語る場面があって、胸打たれました。その気概が、最高にかっこいい…
あとあと、最高だったのが、御影がそれはそれは甘く甘く、優しく蕩かすように
友春を抱くシーン!!
街子先生のイラストを見ながら、うっとりしてしまいました。
ちょっと渋くて、めちゃくちゃ好きで憧れてしまうタイプの攻め。。
続刊は同棲編かな?御影と友春と、友春のお腹の中にいる夢子と(笑)。
これからも色んな怪奇現象に襲われて大変そうな二人ではありますが、
そんなことも「退屈する暇がないね」なんて言いながら乗り越えていっちゃいそう。
最強の二人の物語、続編を今夜読むのが今から楽しみすぎます(*´˘`*)♡
引越した先がこわーい現象が起こるお家だった……!大変な目にあって助けを求めた隣人御影との物語。夜にさみしいお部屋で1人で読んでたら怖い現象ばっかりです友春は怖い目にあいつつもなんだかんだ腹が決まったら強い子でした面白かった!
ひゃぁぁぁ〜〜〜!!(*´∀`*) 一気に読み切っちゃいました。
近々続編が出るとあって、こちらの正編を手に取ってみたのですが、めちゃくちゃ面白かったです!!
私がまだBLにハマる前の発売なので、これまで知らなかったのが悔しいですが、続編発売キッカケに読むことが出来て嬉しい……。゚(゚´∀`゚)゚。 意識は早くも続編に向いています。
霊障シーンが割とガッツリめで、ホントにホントに怪異です。
実際こんなんあったら怖いよーってなりますが、悪意がない霊障なのでそこまでホラーめいてないところにホッε-(´∀`; ) 現象自体は普段の生活に支障が出てるあたり、怖いというより迷惑といった方がしっくりくるかな。睡眠がとれない霊感体質の御影が不憫でした。
怪異現象にビクビクするシーンは確かに多いですが、行方不明の父と友春のハートフルな絆のエピソードにはうるっときちゃう感動のシーンも。怖いと感動の感情の振り幅を見事に演出する海野幸先生の筆のセンスにひたすら脱帽の思いです。怪異現象の裏にあるものの暴きにすっかり魅了された物語でした。
幽霊アパートで知り合った2人が怪異現象を通して安心と信頼を互いに感じ合い、そして互いに惹かれ合っていくストーリーが抜群に面白かったです。
身に降りかかる霊障と対峙する同志のような2人の間の恋愛感情は、危機的状況から生まれる場当たり的なものではなく、お互いの人となりを知り得たことから生まれ出たもの。こういうピンチまみれの状況があったから、親しい関係になった…ということは否定できませんが、それはあくまでもキッカケであり理由ではありません。
不安で怖い状況だからこそ、寄り添って助けてくれる温かい人間性の部分でちゃんと好きになっていくのは読めば多いに分かると思います^ ^
怪異が見どころのストーリーではありましたが、実は"救い"が大きなテーマと言えるでしょう。
今まで諦めていたこと、目を背けていたことから一歩前に踏み出し、前向きになる希望を抱いていくことが彼らにとっての大きな救済となりました。御影にとっては友春という存在が、友春にとっては御影という存在がいたからこそです。
怪異を通して絆や愛情が深まっていくストーリーに興奮しきりで楽しみました。
続編が既に待ちきれません!♪( ´▽`)