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表題作竜人と嫁の恋暮らし

アーロン,335歳,竜人の戦士
レイ,22歳,前世の記憶を持つ記憶喪失の青年

その他の収録作品

  • ひなたぼっこは嫁のお仕事
  • あとがき

あらすじ

◆竜人とスローライフ&甘い溺愛!
<一緒にひなたぼっこをするのは「嫁」の大事な仕事だからな>
竜人の「嫁」として狩り、チーズ作り、ひなたぼっこetc…<.br>
「いいから、俺に世話を焼かせろ」
記憶を失い、日本の男子高校生だった前世の記憶だけが少し残っているレイ。
そんな彼を救ってくれたのは屈強な竜人の戦士アーロンだった。
山小屋で、建前上は彼の「嫁」として、狩りをしたり、チーズを作ったり、
ひなたぼっこをしたりして一緒に暮らすうちに彼のことが大好きになってしまうレイ。
竜人は知恵と力に溢れた最強の種族。
そもそもレイとは種族が違うし、彼の本物の「嫁」でもないのに…。
一方、アーロンもレイへの恋心を止められずにいた。
だが、実はレイには本人も知らない重大な秘密が隠されていて…!

【人物紹介】
レイ/記憶を無くした青年。
前世は日本人らしい。一生懸命でまじめ。「嫁」。

アーロン/兄貴肌で頼りがいのある竜人。
最強クラスに強い戦士。「夫」。

作品情報

作品名
竜人と嫁の恋暮らし
著者
櫛野ゆい 
イラスト
高世ナオキ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
竜人と運命の対
発売日
ISBN
9784799746059
3.7

(25)

(4)

萌々

(15)

(2)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
90
評価数
25
平均
3.7 / 5
神率
16%

レビュー投稿数7

ここも溺愛

櫛野先生の書かれる”オラーン•サラン“の発情がある竜人シリーズ。
「竜人と運命の対」3巻でも活躍していたレイとアーロンが出会って伴侶となるまでのお話です(⌒▽⌒)


受け様のレイは、前世らしい異世界での記憶を持つのだけど、今の記憶はない。
攻め様は、竜人であり屈強な戦士であるアーロン。

周囲の状況がわからず、混乱していたレイを助け、「嫁」と称して一緒に暮らすことに。

この2人の生活か、まさに異世界スローライフでのんびりほっこり( ´∀`)
薪割りしたり、チーズ作りやら料理をしたり、さらにはひなたぼっこ!
並んで、じゃなく、アーロンってば石の上じゃ固いだろうって、自分の胸板の上にレイを乗っけた上でひなたぼっこ(☆▽☆)
過保護な溺愛がいいわ~。

真面目で優しいレイに惹かれていき、好きだと気付くアーロン。
オラーン•サランに思いを馳せるアーロンの胸中を想像すると、めっちゃ萌えました(≧▽≦)


途中まで、やもするとスローライフ過ぎで飽和ぎみになったところで、レイの恋人たという男が現れてから物語が動き出し。

竜王妃の逆鱗の欠片の行方や、宿敵をやっつけてやっと2人が運命の対となるまで、楽しく読ませて頂きました(^^)

いざとなったら2人で逃げる、と言うアーロンに、ちゃんと説得しましょう、と言うレイの真面目さ芯の強さが好きでした。


イラストは高世ナオキ先生。
2人がフクロウのククと一緒にひなたぼっこしてるイラストが、最高にかわいいです( ´∀`)

0

長い

スピンオフ作品との事ですが、既刊を読んでいなくても問題無く読めました。
ただ1ページ2段なのでとっても長いです。
スローライフ部分が永遠と続くのでちょっと苦痛に感じたのも確かでした。
これ半分くらいでも充分伝わったと思いました。ほのぼのがやたらと長いので、いつレイの瞳の秘密が分かるんだよ、アーロンの敵はもう現れないのかとヤキモキしました。
ただレイがアーロンに狩りの方法を学んでいたのは、後に活かされていました。
レイの幼なじみのダンテが現れてから一気に物語が進みましたが、凄くハラハラする事もなく終わってしまって感じがしました。
もっとテンポ良い作品であったなら、凄く楽しめたと思いました。

1

ごちそうさまでした

2019年刊。
へ?異世界でスローライフ!?チーズ作り!?ひなたぼっこ!?
普段ならこれらのキーワードが並んでいると素通りしていただろうけれど、今回は好き作品のスピンオフだし…と思って購入。
異世界ものも人外攻めの溺愛も大好きだが、これに『異世界に来ても受けが苦労する事無く、美味しいご飯生活にも慣れて攻めに溺愛されているの♡』となるとどうも辛口になってしまいそうでね…
いや、読まず嫌いな傾向は良くないだろうけどさ。
今回はレイが記憶喪失になって一人生き残っていたのを、駆け付けた竜人・アーロンに救出されたという冒頭から、何かしらのドラマチックな展開に期待を持ったのだった。

前半、帯通りのスローライフなのんびり展開には少し退屈かもって部分はあったが、そんな中でも狩りの時に無用な殺生は避けて狩った獲物の命を尊ぶシーンが織り込まれているのは良かった。
ただ、他の方々と似た感想になるだろうが、レイに元の日本人らしき人物の記憶が色濃く残っている様子からして、もしや彼の転生自体に重大な秘密があるのかと思いきや、肩透かしを食らった感は否めない。
元々のレイが頑張り屋で慎ましい性格だし、記憶がないながらも助けてもらった村での自給自足生活に馴染もうと努力する姿には充分好感が持てたけれどね。
そんな健気なレイを、アーロンってば本当にお嫁さんにしちゃった訳だが(笑)

自慰にすら戸惑っていたレイとはどさくさ紛れの無理矢理ではなく、ちゃんと両想いの元に結ばれるし、アーロンが長年追っていた宿敵とも一応の決着は着く形なので、この一冊でも「ごちそうさまでした」と問題なく楽しめるようになっている。
この話が好感触だったならば、『竜人と運命の対』『サーベルタイガーの獣愛』も併せて読むと、人と共存している獣人・竜人族の世界観により馴染み易くなると思う。
このシリーズ内の竜人族は精悍で戦闘能力に長けているのは勿論だが、一目惚れした相手にはでろ甘になって尻尾で感情を表す姿は、溺愛攻めスキーのツボに嵌まるぞ~

3

溺愛は大好きだけど…

『竜人』も『嫁』も大好き設定です。おまけに、読み応えのある二段組で、ワクワクしながら読みました。

なのに、なのに…。

あろうことか、途中まで淡々と続く2人の狩りやひなたぼっこの日常に飽きて、読み進めるのが苦痛になりました。いや、イチャイチャや溺愛は大好きなんですよ!ただ(記憶喪失のまま)何も分からず、関係も変わらずに進むのに、興味が失われたようです(汗)。

そして、自慰を手伝ってもらうシーンです。記憶を失くしてたとはいえ、医者で22歳の青年が怖がってる様子に、ちょっと冷めちゃいました…。

ジャディスが登場したくらいからは面白くなったし、仔フクロウは可愛くて癒されるし、ダンテに嫉妬してたアーロンも萌えたんだけど、それまでが乗りきれなくて中立の評価です。

7

のんびり異世界

竜ちゃんのスピンオフ?と思って購入。竜人の里の近衛隊長だったアーロンが宿敵を追っかけて滞在している集落、そこが舞台の「異世界スローライフ」なお話でした。のんびり+溺愛で癒したっぷりでしたが、お話としては「おお!」というものを感じられなかったので萌にしました。2段組260P弱+あまあま後日談9P+あとがき。「竜人と運命の対」や「サーベルタイガーの獣愛」と同じ世界観ですので、そちらを先に読まれた方がより楽しいのではと思いました。

気付けば累々と重なる屍の中に一人倒れていたレイ。黒い竜人アーロンがそこから助け出してくれましたが、自分のものかどうかも分からない記憶しかなく、アーロンの家で仔フクロウのククと一緒に暮らすことになり・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
グラート(アーロンの暮らしている集落の村長、人)、シュリ(グラートの孫♀)、仔フクロウのクク(しゃべらないが和ませ役、可愛い!)、ラトゥ(白狼)、ダンテ(レイの幼馴染)、ジャディス(方術使い)。「サーベルタイガーの獣愛」で出てきたカーディア国の田舎が舞台です。

**内容に触れる感想

時間軸は多分「竜人と運命の対」の少し前になると思います。あるキーアイテムが「竜人・・・」とつながっています。そのキーアイテムを持っているのがレイで、それを巡ってアーロンと悪党がバトル というお話ですが。

筋は上記の通りですが、おそらく書きたいと思われたのは、人型の嫁を溺愛する竜人ちゃんでは。
「竜人・・」の受けは、きゃんきゃん鳴く子犬という印象でしたが、今回の受けは大人しやか、穏やか、控えめという印象で、かつ記憶がぶっとんでいるものですから、アーロンはレイを気遣って超過保護です。
それから住んでいるところが、都会ではなく山奥な印象で、二人仲良く狩りをしたり料理をしたりと、のんびり豊かな田舎暮らし。そんな様子がたっぷり書かれています。そこに可愛い仔フクロウのククが参戦している様子を楽しめました。

レイが日本人男子高校生の記憶を持っているところだけが、個人的には引っ掛かったのですが、まあ黒髪男子を出さないと、というお約束なんですかね。無理矢理な感じが否めなかったですが、持っているキーアイテムの片割れが飛んで行っている先の関係もあるから、と、ごっくん飲み込みました。

さらっと読めてしまったので萌です。「竜人・・」のジーンがお好きな方はこちらの本も楽しいと感じられると思います。

4

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