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榎田さんと佐々木さん両方目当てで読みました。
執事モノですが、執事の方が主人より若干年下です。
表紙に主人公2人が描かれていますが、2人の性格と外見のイメージはピッタリでした。
見目は美しいが潔癖症、我儘で毒舌家、人嫌いで神経質な主人の乙矢がしかける序盤の意地悪はまるで子供の様で、それに耐える執事候補の原田、そして原田を執事として指導する富益とのやり取りが可笑しく楽しいです。
昔のトラウマが原因で、乙矢は手袋を外せず、人と接触すると発作を起こす体質なのですが、原田に対して徐々に心を開いていく過程が読みどころです。
いよいよ原田が執事として採用されるために、原田に触れても大丈夫か実験をするのですが、そのシーンが私は一番キュンキュンしました。
まるで映画を見ているようにそのシーンが目に浮かんできて、しかもとても官能的でした。
この頃にはツンデレで不器用な乙矢がとても可愛く見えてきました。
余計な事を言わず、忍耐強く、乙矢を優しく包み込む原田もとても素敵です。
表紙がイイ!
ツボです。
榎田尤利さんだから内容も安心。楽しみに読める。
ただ、挿絵がちょっと残念。
アップの絵は素敵なんだけど、引きの絵は微妙。
表紙はいいのに!
何と言うか色々と崩れていてもったいない感じ。
潔癖症で手袋を外せない、何かあったらすぐ手を洗うご主人様と
体育会系執事見習い。
老執事もいい味出してる。
手を洗いすぎてバリバリな手のご主人様にハンドクリーム塗ってあげたりしてるんだろうなぁ。やたらと近い位置で!
面白かったです(*^ワ^*) 受けが極度の潔癖性で、人間嫌いで、毒舌家で、わがままetcとのことで、私の周りにはいないタイプ。いったいこんな受けがいかにしてH出来るようになるのか?BLなんだからきっと最終的にはそういう展開になるはず、ですよね?と言うことで好奇心旺盛な私としては、これを読まずには天国に行けない!という思いで購入(笑)
読み始めて数十ページ程経った頃、「あれ?」と思いました。この小説、受け視点と攻め視点と両方あるけれど、どちらかと言うと攻め視点の比重が高いのです!BLを読み始めてかれこれ一年が経とうとしておりますが、攻め視点の多い小説っていうのは私にはこれが初めてです。今までですと、
1.殆どが受け視点
2.または、受け視点が多め
3.たまに、受け視点と攻め視点が半々
といった作品が多く、圧倒的に1>2>3の順で受け視点が多かったのです。そして攻め視点よりもやっぱり受け視点だよねー♪と思いながら読んでおりました。それ故に今回は私にとっては斬新でした。
最初は「うーん、攻め視点が多めっていうのはどうだろー。感情移入出来るかなー」と心配しておりました。ところが何てことはありませんでした。いやむしろ、攻め視点で受けを眺めるのが楽しくて、楽しくて♪切ないのがベースのようですが、攻めと受けとの攻防や、攻めのお茶目な性格や、受けの毒舌なんだけど笑える言動や、老執事の老獪な手腕など、全体的にとてもコミカルで小気味好いストーリーでした。
ただしエロは少なめ、になるのかな?ゆえにこの作品、榎田尤利先生の他作品と比較すると、ランクは下位になってしまうのか…(ノω・、) でも、きっとこちらの作品がこれだけ面白いのだから、他作品はもっともっと面白いのでしょうね(^^ゞ ただし比較的ランクが下位のために、未だこの作品を読んでいらっしゃらない方がおられるとしたら、それは勿体無い話だと思います。ストーリー重視という御仁には是非とも読んで頂きたい、本当に素晴らしい作品です。
しかもエロが全くないわけではなく、ちゃーんとありますしね(〃∇〃) あの毒舌な受けが心を開くとこんなにも可愛くなるんだぁ…と結構萌えますよぉ♪ただしラスト近くではありますが…。でも、こちらの作品は内容も構成もしっかりしているため、不思議とエロがなくてもOKなのでは?と思えるくらい秀逸です。
私が特に好きなシーンが菜箸のそれです。
♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪
攻めが受けとチェスをするのですが、潔癖症の受けは攻めに、手袋をしたまま菜箸を使って駒を摘み移動させるよう強要するのです。
攻めは将棋なら嗜む程度やったことはあっても、チェスは全くのド素人。
熟考しているとその間に、受けがうつらうつらしてしまいます。
それを眺めているうちに、攻めの耳元にいたずら好きの悪魔が囁くのです。
それは、菜箸で受けの鼻を摘めというもの。
攻めは心の中でいろいろな葛藤をするのですが、気づくと受けの鼻を菜箸で摘んでいました。
♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪゚+。+゚♪
この直後の受けの怒りっぷりと言ったらありません。その様子も楽しかったのですが、何といっても攻めの叱られっぷりが…(≧∇≦)ノ彡 バンバン! 実に爽やかで、潔く、そして…可笑しいんです!!!このシーンは、つたない文章で私がご説明するよりも、実際に読んで味わってほしいくらい楽しいエピソードの一つです。
読んでみて面白かったら、是非レビューしてみて下さい。楽しみに待っておりますので。この度は長々とお読み頂き、有難うございました<(_ _)>
1冊すべて表題作です。
乙矢(受け)と仁(攻め)両方の視点でストーリーは進んでいきます。
切ないがベースなんですが、全体的な雰囲気はコミカルだと思います。
榎田先生の作品は、読んでて辛いものもあるのですが(それも素晴らしいですけれど!)、この作品はイタイ系が苦手な方にもお勧めです。
乙矢に呪いをかけたのが母親というのは切ないのですが、傍に理解者である執事の富益がいたことで救いがあります。
繊細で不安定な乙矢に対して、どっしりと落ち着きある仁はぴったり。乙矢が何をしても大丈夫だろうという安心感がありました。
あと甘いです。頬を触れるだけなのに、手にキスするだけなのに、こんなに色っぽくドキドキするなんてと驚きました。
進んでいくひとつひとつの出来事や会話の何もかもが良かったです。
二人とも「好き」という言葉を言っていないのも素敵でした。
余談ですが、他の方のレビューを読んで、電子書籍にもぜひ挿し絵を!佐々木先生のイラストをご覧になれるように!と願ってしまいました。
背後からのエッチという色っぽい場面の後で、富益の前で赤面&驚く二人というラストがなんとも素敵でしたので。あと鼻をつまむ場面もぜひ。
榎田先生が、若き日の恋物語を妄想されたという富益の魅力を堪能していただきたいです。
体育会系執事、繊細でツンデレなご主人様がお好きな方にお勧めです!
強迫性障害の乙矢は常に手袋をしています。
そして日に何度も手を洗っているので、手はボロボロ。
こうなってしまった原因は、小さな頃にある人から受けた心無い言葉。
まるで某コミックの受け様みたい…
この設定に惹かれたのでこちらの作品を読んでみたのですが、冒頭から引き込まれて一気に読んでしまいました。
乙矢の秘書兼執事は常に手袋をつけ、手袋は半日経ったら新品と交換する。
乙矢と1メートルの距離を保たなければいけない。1メートル離れていても、影がかかる場合はもっと離れる。
もし乙矢に誤って触れてしまった場合、乙矢は発疹と高熱が出て2、3日寝込んでしまう…などかなり大変なのですが、知っている人の作ったものは普通に飲んだり食べたりできる、とかなり偏った病状です。
結構重たいストーリーなのかと思いきや、仁と乙矢、仁と先輩執事の富益とのやり取りにクスッと笑えるシーンも多々ありました。
後半はホロリとするシーンもあり、久々に良い作品に出逢えました。
私は電子で読んだので挿絵がなかったのですが、榎田先生の描写が素晴らしかったので挿絵がなくても満足できました。