ボタンを押すと即立ち読みできます!
今日からあんたは俺の伴侶だ
今更レビューなので本編全く関係ないけれどどうしても書きたい事を失礼します、、、
あとがきの先生の直筆メッセージの字が、、、!!!
美し過ぎて目が……一瞬後光で死にました( ゚Д゚)‼
すごく勝手に「字」から先生の美しく優しい心を感じられた気分になりました
そんな読後にすごく柔らかく穏やかで、でもどこか背筋が伸びるような清らかな心持ちにして下さった本作
素敵なファンタジーでした
猫大好きな重度の猫アレルギーな私には天国の様なお話しでした
何となく珍しいのかも知れない…?って思ったのはネコミミさんが攻めっていうのはあんまり馴染みがなくてここも新鮮でした(何となく、自分の感覚だと猫は受けってイメージが強かったので)
この作品の最大の評価ポイントは何と言っても終わり方かな?と思います
勿論、この終わりに向かう迄の道のりで感情が揺り動かされる様々な展開全てが素晴らしく、心が掴まれるのですが、、、!
それでもこの世界の設定の妙をしっかり感じさせる終わりというか「引き」の演出にすごく「粋」を感じました
そして冒頭の先生からのあとがきでその余韻を噛みしめる(ღ˘͈︶˘͈ღ)
作者さまからこの作品を「受け取った」という感覚になる読後感でした
以前から先生をお好きな方から教えて頂いていた作品で、いつか読みたいなって思っていた作品ですが、本当におススメして貰って良かった作品でした
私もこの作品、おススメしたいな(´ ˘ `*)という思いを込めて、今更ですがレビューを書いてみました
主人公の地に落ちたメンタルが化け猫に引っ張り上げられるストーリー。
主人公が十八連勤お疲れサラリーマンで冒頭からプラットホームの下に吸い込まれそうになっていますが、職場での出来事など深刻すぎる描写はありません。
全体的に優しい雰囲気の作品なので、しんどい話が苦手な方でも問題なく読めると思います。
登場キャラクターは全員善人(善化け猫)。
波乱は起こりますが当て馬や敵対するようなキャラクターは登場せず、最後まで平和で安心して読めるストーリーでした。
全体的に独特の空気を持った作品で、恐らくそれがこの作家さんの持ち味なのだと思います。
しかし、私は作家さんの癖に慣れておらず読み進めるのに若干苦労しました。
地味ですが化け猫の登場シーンが怪談テイストで良かったです(可愛い猫なので特に怖くはありません)。
どうでもいいですが十八連勤は労基違反だと思うので主人公の職場が労基に罰則を科されているといいなと思いました。
早寝電灯先生の持つ、独自の世界観・空気感が大好きで先生買いしています。”ストーリーテラー”とは、早寝先生のような先生のことを言うのだろうなあと。
こちら、化け猫講談師 × 自殺を考えてしまった社畜リーマンの異種間結婚ストーリーです。
このカップリング設定だけでももう面白くてワクワク…
疲れきった家路、ふらりと入った寄席で講談に引き込まれていくも、なぜか講談師が化け猫に見える。
正体がバレてしまったからには、”秘密を守るための契約”として結婚するしかないと、結婚を強要されてー!?
と続くお話です。
不思議な空気とコメディタッチな部分が絡み合い、「分からずやだとチュウするぞ」「誅(ちゅう)する!?」なんてささやかな掛け合いコメディがおかしくて!
化け猫族のばあさんの手によってキジトラに変えられちゃう草太も、可愛い ฅ^•ω•^ฅ
尻尾も生えてきて、たしんたしんと揺れちゃってます。
そんな中に、「俺(講談師)が語るのはフィクションだが お前の人生はノンフィクションで一回きりだ」と沁みる一言がさりげなく出てきたりして、、胸がじーんとしました。
中でも特に刺さったのが、「物語みたいに生命維持に直接関係のないものを真に迫って面白いと思えるって 生きてる証だ」という草太の一言。
BLを楽しむことも含め、”娯楽”の意義って、ああそこにあるんだなあと、ストンと胸に落ちてきました。
寿命の違う者同士で添い遂げることの不安と恐怖、自分の語る物語が誰かを救うこともあれば、それが別の誰かにとっては悲劇になることもある…
そんな不条理をそれぞれ抱えつつも、前向きに生きていこう、生きていきたいな、と背中をそっと押してもらえたように感じる作品です。✨
ぐっと引き込まれる導入で、2人がこれからどうなっていくのかドキドキしながらページを捲りました。
受けの人となりは生活に追われる現代サラリーマンで理解しやすいのですが、同じく攻めも人外(化け猫)ではありながら言動が人間らしく、どちらも共通して優しくて他者に思いやりがあります。
だからこそ種族の違い等の障壁に、より一層ハラハラしてしまうのですが...2人がお互いに歩み寄っていく過程が穏やかで優しくて、とても好きです。
ドタバタで始まった関係からゆっくり愛が育まれていく展開は癒されますし、ヒヤッとする展開も、切ない展開も、キュンとする展開もあって、強く感情が揺さぶられます。何度も読み返している一冊です。
先生の『52ヘルツの共振』『See you later,Mermaid』が好きです。こちら試し読みして面白そうだったので読んでみました。
攻めの喜八は講談師で実は化け猫、受けの草太は社畜リーマンで、疲れ切っています。二人が出会って、結婚を前提に?同棲を始めるが…というお話。
喜八のキャラデザが好きです。少し長めの黒髪にあごひげで色気を感じます。草太も可愛らしいけどちゃんと男性という感じが良いです。
これまで読んだ作品と違い、コミカルな雰囲気でお話が始まり、ファンタジーでもあり、どう展開していくかワクワクしました。
受けはかなり重度の社畜で、死を匂わせるほど生き辛さを感じている様子。
そんな草太に慈愛に満ちたまなざしを向け、「雀」と呼んで慈しむ、喜八の優しさにキュンとします。
「生きるために働きな 働くために生きるんじゃない」
喜八のこのセリフ、沁みました。
そんな喜八の優しさに絆され、次第に惹かれていく草太。しかし両片想いのような、気持ちのすれ違いが起こります。
後半攻め視点となり、喜八の草太への深い想いが描かれて、とてもキュンとしました。
色々ありましたが、最後はお互いの気持ちを伝え合うことができ、無事に大団円。
途中化け猫の宴会や、最後は百鬼夜行が描かれて、妖怪BLといった風情で楽しいです。
また脇役の化け猫、山吹がちょいちょいちょっかいを出してくるんですが、それがとても面白くていいキャラでした。
初めは結構コミカルな感じかと思ったのですが、やはり早寝先生、大いに切なさのある、また読み応えのあるお話でした。
本作は自分には少しモノローグやセリフが難しいなって思う部分がありました。でも素敵なお話だったので、また読み返したいです。
書き下ろしは初夜のお話。短めで描写もあっさりめだけど、草太は可愛くて、喜八は雄みがあって良きでした♡
キスシーンは何回かありますが、濡れ場は書き下ろしのみです。
(タイトルの「かたって」は語ると騙るを掛けてるんですね、読み返して気付きました。)
電子(シーモア)購入 濡れ場は修正不要な描き方です