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表題作4月の東京は・・・ 下

滝沢和真
人事
石原蓮
デザインチームリーダー

その他の収録作品

  • 日常(描き下ろし)

あらすじ

14歳の春に出逢い、15歳の夏に離れ離れになった蓮と和真は、10年ぶりに再会した。
お互いが初恋の相手にもかかわらず、本当の気持ちを伝えることができないふたりは、
思いを隠したままセフレとしての関係を選び、溺れるように時間と体を重ねる。
やっとふたりの気持ちが通じそうになった時、思いがけない人が現れて……
初恋×初恋、ついに完結!!

作品情報

作品名
4月の東京は・・・ 下
著者
ハル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
4月の東京は・・・
発売日
ISBN
9784813032571
4.5

(417)

(303)

萌々

(62)

(22)

中立

(20)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
48
得点
1849
評価数
417
平均
4.5 / 5
神率
72.7%

レビュー投稿数48

思えないくらいショックだった

上巻を読んだ時からモヤッとしてたんですが、一応最後まで続けましたけど…下巻を読み終えてついに我慢の限界です!

どうも現実的な整合性を考えずに作られた感が否めなくて…。もちろん良い部分もあるんですけど、キャラの家庭環境や留学経歴とかが「ハイソ風設定だからって適当すぎる!」ってツッコミたくなる場面が多発。「作り込み不足」を感じざるを得ませんでした。

架空の話だと割り切れと言われそうだし、評価が高いのはわかるんですが、現実のロジックを気にする私にはどうしても…。読んでる最中に何度も「えっ…?」って読む手が止まるレベル。もしかしたらBL初心者向けなら許容範囲なのかもしれません。

2

愛の物語

上下巻を読んでの感想です。

上巻はまるでこちらの感情まで揺さぶられ、心を爪でひっかかれるような痛みが辛くて泣きました。

下巻で辛いことはあったけど二人の思いが通じあい強く幸せになれたことに、またまた泣いて涙が止まりませんでした。

素晴らしい愛の物語。是非読んでほしいです。

0

陽だまりに包まれる(ღ˘͈︶˘͈ღ)

BLの良さ、BLであるという作品自体の意味がある上下巻でした

BLの良さと言ってもただただ楽しい!というのではなく葛藤や切なさ、そして歓びが描かれている良さがある!と読了後の余韻がじんわりと押し寄せます

彼らの物語は中学生から始まります
そして時を経て大人になっての再会
再会ですがありがちな偶然ではなく、ちゃんとお互いがその過ぎた時間を抱えたまま追い求め続けながら過ごした上での再会である所もしっかりストーリーとして組み込まれています
偶然同じ会社、という流れはあってもこの2人の場合は手繰り寄せた!という感覚がとても印象深く偶然感に勝る運命的なストーリー性があります

恋のお話しだけでなく、ちゃんと大人として再会した場所である職場でのお話しもキャラの人間味を伝えてくれる描かれ方がリアルです

過去と現在が入り組む構成なので読み込む程に背景が見えてきて「今」の和真と蓮の心の不安定さが伝わって来ます
とても上手に見せて下さいます

ただ…上手過ぎて、、、ぶっちゃけ胸くそ展開も…リアルに胸糞悪めです (*´д`)
あのサナダムシ…マジで絶ゆるなゴミクズ野郎で反吐が出ます(ー_ー)すごく……きらい
っていう流れもあるので、、、特に社内での理不尽系やハラスメント系がダメな方などはお気を付けて欲しいな…って思います


でも!このド級に嫌な野郎の存在すら凌駕してくれるのが2人の愛ですね
蓮が和真の事を「太陽のような存在」ってずっと思っていますがとてもその表現が伝わるキャラです
太陽と言っても陽キャのようにキラキラ輝く感じの太陽ではなく、緑の芝生や縁側の猫、干したてのお布団を想起させるような温かさと匂いを感じさせる太陽であり陽だまりのような存在が和真です

そんな不可侵な安心感を覚えるからこそ蓮はその領域をこれ以上侵してはならないと苦しむ。。。本当はその温もりに包まれたいのに…(ノД`)シクシク
あぁ、、、切ないねぇ・・・
そして読ませてくれますよね、、、これぞBL…!

胸くそキャラも居ますがその役割はちゃんと全うしてるし、その他にもこの作品に登場する脇キャラはみんなちゃんと意味があって「全員で」この作品の世界観を守ってくれています
和真のママ、、、脇キャラでこんなに印象が大きく変わる人もそうそう居ない
でも、彼女も彼らが中学生だったからこその言動だったし、2人が抱えて過ごした時間分彼女もまた抱えていたんだろうな、、、ってすごくグッと来ました


サクッと読めるお話しではありません
でも読み込んだら読み込んだ分彼らの時間が自分の中にちゃんと流れてくるのが実感出来ます
蓮は和真に包まれて、私はこの作品の温かさに包んでもらいます
想いを伝え合うシーンのコマ割りが最高に好きです!
セリフがシンプルなだけにとても胸と目と脳に訴えかける流れが圧巻でした
見て、感じて下さい、是非…!

とても良い余韻です
最後にクスっとなれるのもまたイイです
この余韻のままシリーズ一気読み、、、♪
最高です!!

修正|修正も最高です!!(シーモア)
修正が良いので濡れ場も回数ではなく質で満足出来ますしヤッテルだけではない意味を感じられる濡れ場です

1

これを神作と言わずになんというか

素晴らし過ぎました。これこそが神です。上巻も下巻もどちらも神でした。
上巻があんまりにも良かったので、インターバルを2週間とりました。
そのくらい感銘を受け過ぎて、下巻をすぐに読むのが難しかった。
それでクールダウンした状態で下巻を読んだのですが、やっぱり作品世界にぐいぐい惹きつけられ、二人の気持ちに翻弄され、読後には胸が一杯になりました。

10年前の中学三年生のあの夏の日。
「好きになってごめん」と泣いて、別れさせられた時に、蓮は一度死んだんだと思いました。
しかもただ命を失ったのではなくて、罪悪感を刷り込まれ、自分の恋が禁忌になり、居場所も苗字も奪われ、ずたずたに切り裂かれて死んだのでした。
上巻のレビューでも書きましたが、初めて人を好きになったのに、初恋がこんな恐ろしいことと一体化してしまうことが気の毒でなりません。
でもこの深い傷をすべてくるんで、おひさまのあたたかさで蓮を愛する和真が尊くて、二人の仲良く過ごす日々が愛しくて、蓮が「奇跡」と称した毎日がずっと続けばいいのにと願っていました。
10年の時を経て、再び動き出した二人の時間が、これからもずっと穏やかで幸せでありますように。
本当にステキな作品でした。

2

いとおしい愛に溺れる

下巻、ヤバいくらい最高でした…
それにまたまた泣いてしまった。涙流すなって方が無理です…。

和真からの告白シーンが頭にこびりつく。往来で泣いて抱き合ってキスする2人に、それまで彼らが過ごしてきた悲しくも切ない時間や、再会してからの楽しい時間が走馬灯のように思い巡らされてきました。
蓮にとってようやく叶った大好きな和真との恋
。こうなるまでにどれだけの痛みと涙を抱えてきたことか…。本っ当に嬉しい!

セフレという関係でも、恋人同士の2人にしか見えなかったんですけど、思いが通じ合った2人はやっぱり格別です。分かりやすい溺愛とイチャイチャは、これまでのご褒美かってくらい甘々でした(〃ω〃)


下巻は2人のBLの総決算であると同時に、会社の闇に迫るシリアスなシーンもあったりで、ハラハラのオンパレード。蓮が人事部長のクソヤローから暴行を受ける凄惨な場面もありました。(真田め!!怒)

デザインチームはチームワークが良くて印象のいい会社だなぁと思っていたのに、終盤では真田の過去の暴行事件を公にしたくない社長の対応に怒り心頭です。こんな会社だったのか…と残念な気持ちになったけど、お陰で新しい生活を始めるチャンスになったから、見切りを付けられて良かったかもですね。


予想外だったのは、和真のお母さん。
蓮のことを憎んでいたのかと思っていたら、実は2人の仲を認めてくれていたんですね。颯爽としていてカッコいいお母さんで、大好きになりました!
蓮には身内と呼べる家族がいないも同然なので、和真のお母さんの存在は心強いと思います。2人を応援してくれる家族も出来て良かったです♪


恋人同士になった和真と蓮が最高で最高!幸せオーラがプンプンで、こっちまでニヤニヤが伝染っちゃいそうです。
電子限定のお話も含め、あまいイチャつきが素晴らしくて何度読んでも飽きません。ラブラブイチャイチャがとことん神。もちろん評価も神評価です。

0

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