SS付き電子限定版
一つ屋根の下で燻る、親友との恋のメランコリー♡
とても読みやすいお話で、テンポよく進んでいきます。特に後半の「きみに言いたい秘密がある」では色んな人物が引っ掻き回すのですが、主人公の2人が絆を深めてハッピーエンド。
受けの明日真の家庭環境があんまり良くなかったこともあり、思考とか、態度とか、口の悪さとか、読み始めはちょっと気になる所もあったのですが、そんなツンデレをでっかく、エッロく包んでくれる攻めの蒼士が男前で気に入りました。いくつかカッコいいな、と響く台詞もあって良かったです。
表紙に惹かれてこの作品を読みました。
月村先生の作品は他にも読んだことがありますが、やはりツンデレ受けが凄くいいです!
この作品の主人公は美形ですが、割と口も悪く態度にも出やすい子です。でも、攻めの付き合いだしてからはもう少し素直になりたいと思っても真反対の事を言ってしまう…なんてことが多々あり読んでてクスッとしてしまうくらいでした。
月村先生の他の作品も読んでみようと思いました!
大企業の御曹司と天涯孤独な居候という組み合わせです。スパダリの「攻」と、めぐまれない境遇の「受」という設定は、月村さんの作品でありがちですが、マンネリ化することなく、いつもおもしろい作品を生み出しているとおもいます。
切ないシーンもおおくありますが、基本的に、相思相愛なふたりのお話で、あまくて、ほのぼのとしていて、読んでいて、ほっこりしました。
「攻」はかっこよく、「受」はかわいいというBLの王道をいく作品だとおもいます。
攻めは大企業の御曹司で無口かと思いきや受けへの愛が特大の大学生×
受けは天涯孤独でカフェ店員をしているツンデレ美青年。
2人は幼馴染で高校卒業を機に一緒に上京し、ルームシェアをしています。
本編一部の「きみにいえない秘密がある」は、両片想いの2人が恋人になるまでのお話です。
受けの明日真は蒼士のことが大好きだけど、
自分は天涯孤独でカフェのバイト生活、
一方攻めの蒼士は大企業の御曹司なので大好きだけどいつまでも一緒にいれるわけないと思い込んでいます。
攻めがとにかく我慢の男ですごい。
受けはツンツンしていますがかわいいです。
好きじゃなければ一緒に暮らそうとも思わないだろうし、攻めの蒼士からの好意ダダ漏れなのですが、
受けの明日真は自分に自信がないためまったく気づきません。
蒼士のかわいい女友達や謎の男(まぁ腹違いのお兄ちゃんなんだけど)の登場により、家を出ようとする明日真くんにたいして「おまえはずっと俺と一緒に暮らすんだ」がとても最高でした…。
テンションブチ上がってセリフメモったね…。
蒼士は中学生のときから明日真が大好きで、最初から囲い込む気マンマンな執着攻めで大変良かったです。
普段我慢してた蒼士が両思いってわかってから、言いたいこと全部いうのもうたまらなかったです。
溺愛してくれる攻め大好きだ…。
明日真も普段ツンツンしてる分ときよりデレるときが可愛くて、2人の仲のいいやり取りがみててとても楽しかったです。
本編二部「きみに言いたい秘密がある」は、蒼士の母襲来…。
良かったところは↓です。
①両思い後のお話なのでラブラブな2人がみれる。
②蒼士と両思いになり、色々な人と関わっていくうちにみえる明日真の成長。
③蒼士母が襲来するもブレずにより気持ちが強くなる2人がみれたこと。
④蒼士の将来のビジョンがなかなかに重くてこれだから執着攻めは最高だなと思えたこと。
読みやすかったし面白かったとは思うけど、萌えきれなかった。
二部があまり好みにはまりませんでした。
蒼士の女の友達のやったことが、個人的には許せず…。
最終的には和解するし、後味は悪くはないです。
キュンとするシーンもあったけど、二部に出てくる女性陣が強烈過ぎて内容があんまり頭に入ってこずう〜んて感じかなと個人的には思いました。
挿絵は美しいです!!!!!!!!眼福!
楽しく読ませていただきました。
ハッピーエンドなのですが続編ないのですかね?
まだまだ邪魔しそうな方がいたので気になります。
あの方のスピンオフなんかもあったら嬉しいなぁ。